ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~コンパウンドを3Mに変えてみた編~

前回までにフロントボンネット周りを綺麗に磨いたものの、ボディサイドの傷に悩むことになりました・・・。今回ボディサイドの傷を綺麗にすべくコンパウンドを全て見直すことにしました。もちろんそれによってボンネットももう一度やり直すことに・・・。

前回までの記事はこちら。

ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~ミニは巻き上げ傷がひどい?編~
さて問題のボディサイド。何が問題かというと傷の多さと深さです。 普段はそれほど目立たないのですが、めちゃくちゃ明るい光を当...つづく

■3000番のコンパウンド、ウールバフというガッツリ削るセットからスタート。

僕のポリッシャーはダブルアクションのみなので研磨力はそこまで強くありませんが、その中でも粗目のコンパウンドとウールバフを使ってそれなりに削っていきたいと思います。

ボディサイドの傷は深いので、今回は結構キツめに削っていく覚悟です。これまでは膜厚計(塗装の厚みを測る測定器)がないのでリスクを負って深く削り込んでいませんでしたが、今回はもうちょっと深く試してみようということですね。

こんな感じで削ってはコンパウンドをふき取って削れ具合を確認する、を繰り返します。

んー、やっぱり少し目立たなくはなりますが、それでも傷は消えません。元の状態からすると良くはなってるんですけどね。

リヤ側のパネルもこんな感じで、映り込みはしますが傷は結構残ってしまいました。ちなみに映っているようにポリッシャーを直接床に置いちゃダメですよ。笑 僕は作業終わりで、この後バフを洗浄するからです。

残った傷ですが、単純に言えば傷が深いほど、削りも深くする必要がありますのでもうちょっと研磨力が高くてもよいのかもしれません。

■ソフト99のコンパウンドなら手軽に手に入り、1台目の研磨なら十分かも。

これまで僕が使ってきたコンパウンドはソフト99の一般的な製品で、ホームセンターなどでも売っています。コンパウンドやサンドペーパーはその粗さ(研磨力)を数字の番手で示しますが、僕のコンパウンドは3000、7500、9800の3種類。数字が大きいほうが細かいです。

これらはこれらで結構安いので良いとは思います。特にちょっとした手直しの件まで使う場合や、クルマ1台だけを磨く場合は少量で複数種類のコンパウンドが手に入るほうが金額も安く助かりますよね。1台を1回だけ磨くのであれば少量3本入りのセットを購入すれば足ります。下の画像の小ボトルセット以外にもチューブ製のもっと少量版がありますが、チューブだとちょっと足らないかもしれません。あともちろん3000番は不必要に使わないので、その中でも減り具合はばらつきがあります。


そういう考えでこれを使っていたのですが、結局僕は定期的に磨きとコーティングをするし(今後はガレージ保管になる2台は頻度が落ちると思いますが)、手前味噌ながら上達もしてきたのでコンパウンドを見直してもよいかなと思いました。プロが使うようなコンパウンドでもネットで手に入りますし、同じだけの時間と苦労を掛けるなら綺麗に仕上がるものを選んだほうがいいかなと(それぐらい作業には時間がかかる)。

■3M製の本格的なノンシリコンコンパウンドに変えてみる。

そして調べた結果選んだのが3M製のコンパウンド。それでもいくつかの種類があるのですが、選択したのが”ウルトラフィーナシリーズ”です。3Mコンパウンド製品の一覧サイトはこちら。

http://www.3mwebcatalog.jp/catalog/c/c104020/

プロの口コミみたいなのを見て行ってたどり着いたので性能が良いのであろうことと、カーラッピングフィルムで僕が強い信頼を置く3M製ということが安心ポイントです。

性能的にはもちろん研磨力が高く最終的には仕上がりも良いであろうことと、ノンシリコンなので仕上がり状況がわかりやすいというところも重要です(安いコンパウンドは灯油やシリコン成分の艶で、一見うまく磨けたように見せているが実際はそうではない)。

購入したのは粗い順に、

  1. ウルトラフィーナ コンパウンド プレミアム HGN 5949 目消し・肌調整用
  2. ウルトラフィーナ コンパウンド プレミアム 5969R 仕上げ用
  3. ウルトラフィーナ グロスアップ コンパウンド 5959 つや出し用



メジャーな各コーティングショップでもコンパウンドを発売したりしていますが、謳い文句はイイものの具体的な成分や科学的根拠についてあまり触れられていないので良いものなのか判断がつきません・・・よって今回は安心のブランドものにしてみました。3種類の粗さでボトルを買うと最安ショップを探しても1本4,000円ぐらい×3本と結構な金額になりますからね。。

■ここまでやってきたフロント周りも新しいコンパウンドで全てやり直す。仕上がりは結構変わって美しく!

そしてここまで研磨をしてきましたが、サイドパネルで仕上がり不足を感じてコンパウンドを購入しなおしてしまったので、完璧主義者の僕としてはここまで作業してきたフロント回りも「新しいコンパウンドですべてやり直す」ことに。こだわるとキリがない世界です。笑

ちなみに3Mにおいてコンパウンドのつける量はこんな感じ。1の目消しでウールバフに大豆3粒分、2の仕上げでスポンジバフに小豆3粒分、3のつや出しでスポンジバフに米粒3粒分という少量です。

粗いコンパウンドから順に磨いて行ったのがこんな感じ。傷は完璧とは言えませんが随分と美しくなりました!是非以前の記事に載せた同じ箇所の傷と見比べて欲しいですね!そしてこの深い艶を見てください、オレンジのクルマって滅多にないですが、磨くと結構深く綺麗な発色になりますね。

そしてソフト99コンパウンドで磨いたところ(上段画像)と、3Mコンパウンドで磨き直したところ(下段画像)の比較を紹介したいと思います。

どちらもボトルの反射映しています。3Mで磨いた下の画像の方がエッジがはっきりしていますね。そして何よりあれだけあった傷がかなり目立たなくなりました!強い光を傷が見えやすいように当ててこれぐらいなので、普段はより気づきづらくなります。

リヤのオーバーフェンダーはこんな感じ。もちろんまだコーティング前ですよ。映っている箱の文字が読めますね。こんな感じでツヤッツヤを目指して、引き続き他の部分も作業をつづけていきたいと思います。

続編はこちら。

ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~磨きとコーティングに重要な高光度ライト編~
前回はコンパウンドを3Mの業務用に変えてみたことについて記載しました。今回も磨きとコーティング作業のレベルを高める為に高光度ライ...つづく