パナメーラ:さあ気合入れてDIYで天井内装を張り替える。~アルカンターラ貼り後編~

前回に引き続きアルカンターラの貼り付け室内作業。1枚で貼れないことがわかって色々な切り貼りを余儀なくされてきています。

パナメーラ:さあ気合入れてDIYで天井内装を張り替える。~アルカンターラ貼り前編~
いよいよアルカンターラの生地を貼っていきます。生地貼りは両手が塞がっているのと、接着剤を塗布してからはスピード勝負なので、あまり...つづく

■大きく貼れてきたが、ルーフハンドルの窪みはキツくて生地を伸ばすのが無理だ。

大体を貼れてきたと思います。やっぱり大面積が白いアルカンターラで覆われると綺麗ですね。ベッドにしたくなる触り心地です。

その一方でやっぱり無理だと思ったのが4席にあるルーフハンドルの窪み。結構窪みのカーブがキツく、これはタイツのように伸びる生地じゃないと1枚で貼るのは無理ですね・・・

やむを得ないので切って生地を継ぎ足します。

とりあえず底面の形に合わせて切り込みを入れました。今思うとこのベースパネルが出ているのは、それはそれでこのままが良かったんじゃないかとも思います。ハンドルがつくと目立ちづらいし、視界にも入りづらい位置だし。

だけど今回はアルカンターラ生地でパーツを切り出して隙間を埋める方法をとっています。上の画像は原寸合わせで生地を切り出しているところ。ちょっと生地同士が重なるようにしていきますが、やはり段差ができると目立ちますね。。

実際に接着が完了した画像を撮り忘れたので、最終完成像で見てください・・・

■Aピラーの付け根も1枚の生地で貼り付けるのは不可能。生地を継ぎ貼りする。

フロントAピラーへと続く部分もアールがキツく、これは1枚のアルカンターラで貼ることは不可能でした。なので同じように生地を継ぎ貼りしていくのですが、ここは生地どうしを重ねずにぴったり(わずかに大きく)切り出すことで継ぎ目を目立ちづらくしています。

継ぎ目を合わせながら少しずつ貼って、だんだんと端まで貼っていきます。

伸ばし具合でカーブが見えない箇所もあったので、貼り付けつつ、じわじわと切り出す作戦にしました。でもやはりアルカンターラを貼っていくなら縫い合わせがよかったですね・・・

■全部貼れたので最終修正。浮いてしまった箇所は裏から穴開けて接着剤を流し込む。

ようやく全部貼れて完成!

と思いきやリヤの頭が入る窪みに1箇所浮きが。やっぱり窪みの底隅部分ですね。これは貼り直すのは不可能なので裏から処理します。

思い切った方法と言えばそうかもしれませんが、裏からドリルで小さな穴を開けます。表の生地に穴が開かないようにめっちゃ注意してください。

そして強力な接着剤を流し込みます。コニシボンドG-17速乾を使っていて、これは常に1本常備しておきたいアイテムですね。

開けた穴に押し当てて漏れないように接着剤を注入します。注入しすぎには注意が必要です。

で、乾くまで押さえる。G17は乾きが早くて強力なのでこれで貼り付けられるでしょう。

ということで浮きが解消しました。他にもこんな箇所があれば同じように補修しますが、今回はここのみ。あとは浮きの面積が大きければ複数箇所穴を開けて接着剤を流し込みます。

全体の仕上がりとしては「最初から縫い合わせにすればよかった」と後悔する部分もいくつかありますが、まぁ布張りからアルカンターラ貼りになったと思うと良いでしょう。

■クルマに戻す前にサンルーフクリップを取り付けておく。

いよいよクルマにパネルを戻していくのですが、サンルーフの周りを1周クリップで固定することになっています。そのクリップは半分以上がサンルーフ側に残ってしまったので、それをクルマから取り除いておきます。

こちらがそのクリップ。無理やり外してしまって曲がりなどがあればペンチで丁寧に修正しておきます。各クリップがまっすぐ取り付けられていないと戻す時に位置が合わずにつかない可能性があります。

天井パネルのサンルーフ周りはアルミで1周補強がされていて、その補強部品にクリップの固定箇所があります。これを全て取り付けておいたら室内での準備は完了です。

長かった・・・