前回は破損してしまったエアスクープの補修を行いましたが、今回は本来の目的であったらラッピングを行っていきます。前回までの記事はこちら。
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■ようやくカスタム。ライトリングと同じマットカーボン柄でラッピングだ。
ということでようやく本来のカスタム。カーボン柄のラッピングフィルムでエアスクープをブラックアウトします。
視覚効果としてこの部分をブラックにすることで「ガッポリ大きなエアスクープが開いているように見え、スポーティになる」効果が見込めます。
曲線がキツイのでヒートガンでしっかり熱しながら作業しています。端っこはこんな感じで裏まで折り返して、各クリップの土台を避けるように丁寧に折り返し部分はカットしましょう。
今回難しいのがこの表面の立体形状。満遍なく熱してはエアスクープ穴に向かって少しずつフィルムを追い込んでいきます。その際に穴の両端が一番カーブがきつく、ここのシワが発生しないように丁寧に追い込みが必要です。
ラッピングは細かいパーツほどめんどくさいというか綺麗に仕上げるのが難しいと思います。曲線部分がきついほど、ちゃんと伸びるフィルムとしっかり熱が入るヒートガンが必須ですね。
■あえてちょっとだけ赤の土台を残すことで立体感を演出だ。
下の画像はしっかりと熱しながら形状にフィットさせ、穴部分を切り出したところ。
穴まできれいに貼り込んでも良かったのですが、ブラック一色にすると立体感が失われやすい(特に光沢がないマットの場合)ので、メッシュ部分の手前だけあえて赤を残すことにしました。
ここからマスキングテープで直線を出して、薄ーく、そーっとナイフを当てて余分なフィルムを切り出します。
あとはマスキングテープを丁寧に剥がせばホイ完成。
■車体に戻して完成。かなりスポーティな印象に変わると思うのでオススメ。
ついでになんとなくの思いつきですが、アルミテープをボルテックスジェネレーター風の形状に切り出して貼っていきます。飾りです。ただそのままアルミテープを貼ると触ったりした際にモロに傷を受けるので、アルミテープの上にスクラッチガードフィルムを重ねて貼っておきました。
最後に外していたメッシュパーツをはめて完成。なんとなくイイ感じじゃないでしょうか。補修したアルミテープの段差が発生することは折込済みなので、左右が均等になるようにアルミテープを貼っておきました。
赤いラインを残して良かったですね。これで狙い通り立体的感が出ているように思います。
ということで車体に戻して完成。クリップはギュッと押し込んでバチンと音がすればはまったということです。結構固いので、それは確かに外す時に樹脂が割れるよなぁ・・・という感触。ネジは忘れずに止めてください。
ちょっと考えてボルテックスジェネレーター風のアルミテープは剥がしてしまったのですが、これが完成した感じ。引きで見るほどエアスクープ全体をブラックアウトした効果というか、ガバッと穴が開いているスポーツ感が演出できました。これは(壊したことを除いて)大満足と言えるでしょう。