コロナで自宅に篭っていた5末まで、その時間を使って我が家のじょんじょん(F56 JCW)の見た目カスタムを進めていました。それは内装だけではなく外装もですね。
赤ミニは”定番中の定番”なのでそのまんま乗っているとあんまり目新しさはなく、ノーマルで乗るならグレーとかイエローとかオレンジのようなカラーが好みですね。ぶっちゃけ赤いミニを買ったのは前期型F56 JCWだとカラーバリエーションがなく、中古で出ているのはほぼチリレッドかレベルグリーンしか価格込みで選択肢がなかったから。本来僕はカスタムベースとしては、自由度の高さからブラックがイチバン良いと考えています。
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■赤いクルマは追加で色を入れるのが難しい。
とはいえ赤ミニは赤ミニでそのまま乗るつもりはなく、カスタム前提で購入しました。購入からだいぶ時間が開いてしまいましたが、もちろん外装も手を入れていきます。
以前も書きましたがノーマルで乗っていると(他の2台は個性が強いこともあって)愛着が薄かったため、だいぶ印象が変わるように強めのカスタムを行わなければならぬと考えてました。
ということで購入前はマリメッコ模様で検討していたのですが、嫁が案外難色を示すようになったので別を検討することに。ストライプやらなんやらいろんな模様の入れ方がありますが、クルマにおいては”模様”×”カラー選択”がデザインの基本だと考えており、この2つが決まったら作業に入ります。
今回は後者の”カラー選択”の方が難しいため、赤と相性の良いカラーを(車に限らず)ネットでデザインスタディします。でもベースカラーの主張が強く、原色かつアラートカラー(生き物にとって血液)というのは、同系色もしくはモノトーン以外となかなか折り合いがつきませんね。赤いクルマというのはある意味”完成されている”ので、なかなか追加で色を入れるのが難しいということです。
そこで考えたのが例え協調色でなくとも過去のデザインから「しっくりくる」色の組み合わせを見つけること。それはつまりデザインと色の組み合わせに過去の歴史があるがゆえに、突拍子のない色の組み合わせでも違和感がないことです。そしてたどり着いたのがマルティーニカラーでした。
エヴァ弐号機カラーも考えたのですが、映えるもののアスカみたいな女子が乗ってると期待されてもアレなので断念。笑
■最終的に選んだのは太めのセンターストライプ。これが一番僕の気持ちが変わりそうだから。
マルティーニというとベースがホワイトのイメージですが、レースカーでなくとも結構レッドベースのマルティーニカラーは存在するようです。元々ストライプの真ん中は赤ですから相性は悪くないですね。これでカラーと模様は確定。
ということで過去に検討した結果、ここはシンプルに直線のストライプにすることに。さらには車体中心から少し外そうと思っていたのですが、これもセンターにして太くすることに。色々悩んでどれも良かったのですが、1番インパクトが強くて僕の気持ちが変わるデザインを選びました。
ちゅーことでデザインが決まればカーラッピングフィルム材料を買い揃えます。外装についてはいつも通り信頼できる品質をもつ3M製のスコッチフィルム。これが廉価製品と比較するとめちゃめちゃ高いんですけどね、それでも耐久性と塗装面への影響を考えればこれまで3Mで後悔したことはありません。
問題は狙ったトーンの色があるかどうか。マルティーニは
- ダークブルー
- ライトブルー
- レッド
の3色で構成されるストライプですが、最後のレッドはボディ色をそのまま生かすことができるので、ブルーの2色を購入します。でも元デザインに近い色にしようとすると、ライトブルーはソリッドカラーがあっても、ダークブルーはメタリックでしかカラーバリエーションがありませんでした。。それでも3Mであることを優先したいのでメタリックと混ぜて使用することに。
ということでライトブルー(水色)は「1080-G77スカイブルー」、ダークブルー(紺)は「1080-G378ブルーラズベリー」を購入。いつもながらストライプなどは長さが必要なので1mを購入しています。元の反物は幅1.5mで長さは切り売りが多いので1mを選択すれば1.5m×1mとなります。
マイナーな色なので、楽天とAmazon両方で販売はありましたが価格比較は期待できません。結局Amazonで3M社公式出品から購入するのが一番安かった気がします。
■伸びやすいがゆえにラッピングフィルムの重ね貼りを均一に行うのは難しい。
マルティーニストライプは結構複雑で、複数のラインを入れなければならないので基本的には直線で構成していきたいと思います。何を言っているかというと、複雑な線のストライプでは曲線のデザインにすると均等な幅でフィルムを貼るのが難しいだろうということ。結果としてきれいに仕上がらないと台無しなので、なるべく直線にしようと思ったのもセンターストライプを選んだ理由ですね。
ラッピングフィルムは伸びるがゆえにクルマという曲面にきれいに貼れるのですが、逆に直線を切り出してまっすぐ貼ろうとすると僅かな力の加減で歪んでしまうこともあります。まっすぐ貼ろうとするとピンと張るよう引っ張りながら作業しますが、それは逆に歪みを生じさせてしまうわけです。
特に夏は屋外のラッピング作業に向かないと思っています。炎天下ではボディも触れないぐらい熱くなっており、フィルム全面にヒーターを当てているようなもの。これでは貼ってる最中に全面が歪んでしまうためです。
次回は採寸とフィルムの切り出しをしていきたいと思います。