さて、ちょっと珍しくミニからメールでアンケートがきたので答えてみることに。今回はその内容を具体的に見てみたいと思います。
僕が気になるのはアンケートの内容ですが、前回の最後に書いたように結局JCWのオーナーに限定したアンケートではないっぽい。でもマーケティングにつなげるために果たしてMINIがどのような質問をするのかはビジネスマンとしてとっても気になるところ。
前回までの記事はこちら。
このページのもくじ。
■何十ページあったんだろう・・・回答には30分ぐらいかかったかも。
意気揚々とスマホからアンケートをスタートして、3分ぐらい経った頃から流れる不穏な空気。そう、既に何ページも回答しているのに画面右上にある0~100%の進捗バーが全く進んでいない。笑
つまりこのアンケートはクッソ長いということです。ブログのネタじゃなかったらやらんかったかもしれん・・・。でもここではアンケートの内容を”長すぎるので一部”紹介していきましょう。
まずはこんな感じ。普段MINIを何に使っていますかという一般的な質問ですね。僕は普段使いなので上のようにチェックを入れました。
運転そのものも楽しんでいるので、淡々と回答したものを今こうして後から見ると「購入する前に狙っていた用途で使えている」、つまり満足いく結果ですね。
「休日では」という先ほどの質問に対して、「日常使いでは」と来るとは思ってませんでしたが、まぁこんな感じでスーパーや送り迎え等、何にでも使います。
めぇさん(パナメーラS)やつゆだく(ローバーミニ)は出先で停める場所を選ぶことがあり、結局どこにでも行けるのはじょんじょん(ミニJCW)ということに。ちなみにつゆだくはパレット式の立体駐車場に入れてもらえないことが多いところが、都心に行くと不便です。
■自由記述の定性的な質問もちょっと混じる。ちゃんと読んでよね。
中にはこんな感じで自由記述する質問もあります。こういう質問は多くの場合アンケートの最後の方にあるんですね、なぜなら前半にこういうのを出すと面倒くさくてアンケートを辞めてしまう人が出やすいから。
ミニはその世界観を大事にしているブランドだと思いますし、そして僕もクルマそのものの魅力以外に世界観に引き込まれたのもあります。いかにお客さんに”もし自分がミニに乗っていたらオシャレな生活ができるか、楽しいか”を具体的にイメージさせることが世界観作りであり、マーケティング的に言えばユーザーエクスペリエンスの醸成なわけです。
ここでは実際のオーナーからユーザーエクスペリエンスのヒントを得て、それを新しい顧客あるいはリピート購入者へのマーケティングに活用しようというわけですね。
あとはこんな感じでひたすら「なぜ購入しようと思ったのか」「何が決め手だったのか」「買って何が気に入ったのか」などが大量に質問されます。同じような内容に見えて「確かに若干違う」と思う心理テストあるいは就職活動の時に受けさせられたSPI適性検査のような内容です。
これは正確に顧客の購買動向を捉えることができるかもしれませんが、受ける側はウンザリしますね・・・笑
■マーケティングとしてこのアンケートはいかがなものか・・・正直疑問。
色々とアンケートを画面キャプチャしたのですが、いい加減飽きると思うのでこの辺に。
さて、今回30分ぐらいかかる膨大なアンケートはいかがなものでしょうか。僕は軽い気持ちで回答を始めて、少し過ぎてからかなり長くて面倒くさいことに気づきました。最初から「このアンケートは30分程度かかります」とか書いておいてくれればまだしも、長いことに気付いたらすぐ止める人が多く、最後まで答える人は「かなり少ない」と言えます。
質問内容がかなり広いことから「現時点では顧客の購買動向をあまり掴んでおらず広く手がかりを得たい」状況なのかもしれません。だとすれば回答数が少なければ統計的に精度が低いため”回答を多く得られるような仕組みにする”必要があり、例えば簡易化してサッと手間なく回答ができるとか、抽選でグッズが当たるなどをしなければ面倒なだけのアンケートに協力は得られません。
逆に「その顧客にもう一度ミニを買ってもらうために、個人個人の濃いデータが欲しい」というのであれば、多少長くても良いので広さより深く突っ込む質問をした方がいいですね。長いアンケートを答え切るということはミニに強い関心・愛着があるためロイヤルカスタマーとなる見込みが高く、対象者を絞って手間をかけてコミュニケーションする価値があるということです。
今回はどっちつかずのように感じられ、マーケティング活動としては高い成果にはつながらないかもしれません。。ただ最後の最後に驚きの内容が。
なんと座談会と訪問調査の協力依頼が!ブログを書く身としてはおもしろ!!と思ったので参加で希望を出しておきました。ただし抽選なので招待されるかはわかりませんね。
ぶっちゃけ最初20分ぐらい頑張って答えましたが、ブログのネタじゃなければすぐ投げてました。。中盤ぐらいになると「ここまで答えたのにもったいない」という謎の曲がった根性が出始め、最後の方は家に着いてしまったので嫁に「あと回答よろしく」状態でした。笑