さて代車でやってきたBMW 118d。普段乗る機会のないタイプのクルマなので、せっかくなら乗った感じをインプレッションしてみようと思います。
まぁ普通のクルマを購入しようとしないジャンキーな僕の乗った感触なので、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・
このページのもくじ。
■せっかく乗ってみたのだからインプレッションを。まずは走行性能。
■加速感■
加速感は150psので不十分に感じることはなく、FRならではの後ろから押してくる感覚がありますね。
ディーゼルなので平坦な道でも坂道でもあまり差を感じないぐらいのトルクがありますが、吹け上がりはあまり早くなさそうです。あとはSportsモードに入れていてもアクセルと加速が始まるまでにタイムラグがありますね。いや、スポーツカーじゃないのでいいのですが。笑
■ハンドリング■
ステアリングはしっかり重め。僕は軽すぎるステアリングだとロードインフォメーションが入って来づらいのと、首都高など高い速度でステアリングを切るときにふらつきを生みやすいのでこれぐらいが良いですね。さすがBMW。
ただ低速でタイトな交差点を曲がるときは結構ハンドルを回さねばならず、これは多少気になるところ。
■足回り■
子供も乗っているのでコーナーに突っ込んで曲がることはできませんでしたが、左右に大きくロールすることはなさそうで安定感のある足回りな気がします。こいうところは石畳やアウトバーンまで想定してセッティングされた欧州車の良いところ。
なのに前後方向には結構車体が揺れます。信号からのスタートで結構優しく踏み出さないとフロントノーズが浮いてシートにドンと押し付けられる感じがします。もはやノーマル(コンフォート)モードではなくてエコモードで走ったほうが踏み出しが弱くなり、混んでる道はちょうどいいほど。
ブレーキも早めから優しく踏まないと結構ノーズが突っ込みます。これは同乗者が酔いやすくなるのでちょっと優しく運転する必要があります。
■内外装もさすがのBMW。
■内装■
内装はおそらくFashionistaパッケージだからだと思いますが、内装は上品ですね。ホワイトベージュのレザーシートは質感がよく高級感のあるシボ模様ですし、肘置きなんかは普通パッドが入っていなかったりますがBMWではしっかり入っていますね。
メーターはデジタルメータでおしゃれかつ先進的な感じがしますが、コンソールのボタン類はシンプルな樹脂製なので上位クラスならもう少し高級感が欲しいですね。
■外装■
外装と言ってもそれは見たまんまなので、ライト類を見てみましょう。
特にヘッドライトはさすがのBMW、非常に手が込んでいるのと高級感がありますね。クリア部品の使い方がうまく、さらに奥行きを感じます。
おそらくクリアの部品を多用するとその仕上げには結構な技術を求められるので、これはなかなかできることじゃないかもしれません。
その一方でウィンカー類は全てがLEDではなく、このあたりはクラス相応なのか電球なのが惜しいですね。
トータルで見るとバランスの良いクルマです。ただ納車費用も含めて450万円すると思うとちょっと高いかなーとは思います。これだけあれば僕なら中古で3~5シリーズを買ってしまうでしょう。BMWは値落ちが激しいので、結構新しいモデルも中古なら安く買えたりします。もちろん新車にこだわらない人なら、ですが。
■トップグレードには340psモデルがある。
全然知らなかったのですが、BMW 1シリーズにはM140iなるトップグレードがあり、なんと340psも発生します。
■エンジン:3リッターツインスクロールターボ
■馬力:340馬力
■駆動方式:FR
■価格: ¥6,550,000
堂々たるスペックですね、僕が以前乗っていたぽすけ(ケイマンS)よりもパワーがありますし、それこそ一昔前の日本のパワー上限であった280psのR34 GTR、スープラなどなどよりハイパワーなコンパクトハッチです。時代が変わりましたねぇ。。
ただし価格はベースグレードの倍、オプションはあまり載せる必要ないかもしれませんが納車費用も考えれば700万のクルマです。
・・・これはぶっちゃけ買う人少ないのではないでしょうか。笑
これだけの金額があれば結構なクルマが買えますし、僕ならケイマンを買います。5人乗れるハイパフォーマンスマシンももう少し選択があるかもしれません。
ということでネットで中古車を検索してみると、カーセンサーに登録されているM140iはたった6台。価格は300万円台後半から400万円台中盤です。新車で118d買うなら中古でM140iを買う、これがいいかもしれません。笑