さて、定期メンテナンスに近いのですが、ルーフのチェック柄とユニオンジャックのラッピングをメンテナンスしてリフレッシュします。これはまぁだいたいですが半年に一度ぐらいのペースでやっている気がしますね。
ルーフのユニオンジャックラッピング施工はこちら。
ラッピングのメンテナンスについてはこちら。
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■マット系は汚れやすい。特にマットでホワイトは最悪かも。
僕は一見してホワイトのストライプやユニオンジャック部分も、サテンパールホワイトのラッピングを使っています。これが適度に光沢がなく(つまりラッピングで僕が気になるビニールっぽさがない)高級感のあるシットリとした仕上がりになります。お気に入り。
ただいわゆるマットの部類に該当するため、汚れは付着しやすいほうです。しかも白なので目立ちやすい。マットというのはなぜ「表面がツルツルしていない=光沢がない」かというと、それは表面が細かくデコボコしているから。
これによって、その汚れが定着しやすくなります。塗装をするときに表面をサンドペーパーで荒らしておくことで塗装が定着しやすくなるのと同じですね。
マット塗装の車を所有したことはないですが、これは相当にメンテナンスが大変かもしれません・・・。僕はマット(正確にはサテンなので半光沢)は今のところラッピングが有効だと思っていて、汚れたら研磨すればよく、磨きすぎてダメになったら剥がせばいいというのが持論。
マットを塗装すると、汚れを落とすために研磨してしまうと光沢が出てしまい”使い込みすぎてお尻がテカテカ光沢になってしまった学生服”と同じ状態になることが予想されます。磨けない中で汚れを的確に落とすにはどうしたらいいんでしょうね。
■ラッピングだったら磨いてしまうのがよさそう。
僕はかれこれ2年以上ラッピングされたルーフで過ごしていますが、脱脂剤(いわゆる溶剤に近い)を使って拭いてみたりもしたのですが、汚れは落ちる効果があっても伸びるためしっかり真っ白にはなりません(塗り伸ばしたような感じになる)。
で、結果としてコンパウンドで磨くのが手っ取り早くピカピカになります。もちろん何かしらを削っているわけですから、ラッピングフィルムの表面を薄くしていることも事実だとは思いますが、今のところ悪影響はありませんでした。
むしろメンテナンスが楽なうえに、もっとも汚れやすいマット×ホワイトの組み合わせでも半年に一度磨けばかなり綺麗な状態をキープできるので、メンテナンスは楽と言っていいと思います。
いつもは電動ポリッシャーを取り出していたのですが、今回はスポンジを手で擦って手入れをしてみました。結論としては軽く擦っただけで汚れは落ちるので、ハンドポリッシュで十分のようです。
研磨剤の番手は9800番の極細、つまり鏡面仕上げ用で十分。研磨の基本は落としたい傷・汚れに対して極力細かい(研磨力の小さい)コンパウンドを使用することですよ。
■もちろん洗車してから研磨。ピカピカですよ。
何はともあれ、砂埃まみれの上から研磨なんて絶対にしないでください。まずは洗車します。
洗車が済んだらコンパウンド液をスポンジにつけてあまり力を入れずに上下左右にこするだけ。コンパウンドもつけすぎずに少量・小面積を繰り返して作業していくことがコツです。
またつゆだく(うちのミニ)のルーフはラッピングを重ねてユニオンジャックを表現しており、そのラッピングの継ぎ目にはわずかな段差があります。ここにコンパウンドの微粉末が溜まって白くなるので、研磨が終わったら再度洗車して歯ブラシで継ぎ目のコンパウンドを掻き出しておくことをお勧めします。これ、熱い日差しで焼け付くと取れないので。。
これで特にホワイトのくすみが新品レベルに戻ります。下の画像でいうと下半分が研磨済み、上半分が汚れたままです。結構違うのがわかりますでしょうか・・・スマホだとわかりづらいかも。笑
こうしてたまにメンテナンスすればラッピングは綺麗にキープできるので、汚れを恐れずにマットに手を出してみると、普通の車と一線を画すことができると思います。
一番汚れるのは夏で、それはラッピングフィルムに水滴の跡が焼きつきやすいから。特にマットの水滴は流れづらく、焼きつきやすいので秋口に一度メンテナンスするだけでも問題なくラッピングカーを楽しめるのではないでしょうか。