相変わらず継続して魅力を感じているシトロエンC3。やはり何にも代替できないデザイン性が僕にグサッと刺さっています。日本での発売から1年以上すぎてデリバリーも落ち着いてきた模様です。
以前にシトロエンC3に試乗した時の記事はこちら。
「試乗:これはファミリーカーにめっちゃ欲しい!シトロエンC3に試乗する。~外装編~」
「試乗:これはファミリーカーにめっちゃ欲しい!シトロエンC3に試乗する。~内装編~」
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■唐突に日本でも人気が出た唯一のシトロエンブランド。
シトロエンと聞くとそもそも知らない人が日本の大多数だと思います。マニアックな人が乗っているぐらいです。
「なんとなく買ってしまう」ことのないブランドで、まず「フランス車であるシトロエンが欲しい」と考えたうえで「ディーラーは一体どこにあるのだろうか」と調査しないと購入に至らない車。そういえばシトロエンもいいな、とかそういえばあそこにディーラーがあったから行ってみよう、みたいにはほぼならないぐらい日本ではマイナーです。笑
さらに言えばDS。
こちらはより認知度が低く、◯intendoももはやDSなぞとっくに販売が終わりSwitchがブーム。まさかシトロエンの高級版ブランドがDSというなんて知る由もないと思います。
そんなシトロエンですが、今回のC3は結構人気が出ている模様。基本的には以前に販売されたC4カクタスのデザインを踏襲していますが、C4カクタスは日本で100台だか200台の少量限定モデルなのでいったん置いておけば、初めて日本で人気になったモデルがC3なのかもしれません。
■デリバリー落ち着いてきたっぽい?
そんなC3は僕が試乗した2018年初夏であっても、まだ数ヶ月納車待ちが発生していたぐらいの人気状態。
でも僕の推測はそもそもシトロエンは日本の試乗なんて重視しておらず(売れないから)、ディーラーも少なければ、日本向けの生産枠も優先度が下げられているような気がします。つまり供給ペースが遅いから、思ったよりも納車待ちが長くなってより人気があるように見えているということ。最初からそこまで売れる見込みで計画を立てていないのではないでしょうか。
そんなC3もそろそろデリバリーが落ち着いてきたのではないでしょうか。フルモデルチェンジ後の新型車で発生する現象として、
- 人気がありすぎると供給が追いつかない
- 新車で注文してもすぐに手に入らず、購入をためらう
- すぐ欲しくて待ちきれない人が、すぐに納車される中古を狙う
- でも中古車数も少ないので、需給バランス上価格が吊りあがり、新車価格と同程度になる
これはポルシェとか人気のあるハイブランドではよく発生する現象です。場合によっては新車価格以上になることだってあります。
でもシトロエンは日本でそんな人気がないブランドなので、そんな中古が高値にはなりません。
■中古相場下がってきたらいいのにな。もうちょい待ちか。
2018年6月ぐらいでは、新車でシャインを購入するとオプションは新車登録諸経費含めてザックリ300万円ちょい。それが中古だと走行距離1万キロ以内でコミコミだいたい250万円前後でした。
新車だと新車登録費用が結構かかるのと、車体の定価からさらにオプション代がかかります。一方で中古では車検が残っており(単純な比較はできないが)、かつオプション代は中古価格にほとんど乗らないとすれば、全然新車から値下がりはしていないですね。
C3のシャインというグレードが車両新車価格246万円ということを考えれば、わりといい感じの価格維持です。つまり人気だということです。
しつこいようですがシトロエンは日本で人気がないので、中古相場は下がっていくという悲観的シナリオを考えれば(先代モデルは高年式でも100万切ったりする)ここは中古で値下がったところを買いたいですね。
そもそもかなりお買い得な価格設定なので、長く乗る前提なら新車購入もありですが、僕の場合は新車で買うのはちょっともったいない気もします。急ぎで購入しなければならない訳ではないので、もう少し待って好きな仕様ならコミコミ230万、好きな仕様でなければ200万ぐらいで購入できればいい感じですね。
こんな感じで欧州車を買うにはかなり安い車ですが、それでも質感は高く、ミニやアバルトのように類似するものがないデザインなので走っていて劣等感を感じることはない車だと思います。ミニほど普及しておらず他人とかぶらないところもスバラシイ。
1度だけ高速を走っている時にオレンジのC3に出会いましたが、決して250万の車には見えないデザインとサイズ感、そして走りっぷりを見せており、尚のこと魅力を感じている今日この頃です。めぇさん(パナメーラS)とつゆだく(ローバーミニ)がいなければ即買いなのですが、そこが難しいところ・・・