つゆだく(ローバーミニ)のねぎらいメンテナンスですが、結局僕が自分でできるのはほとんど見た目の部分だけなので、外装でコツコツと綺麗にできるところから着手していきたいと思っています。
できればニューイヤーミーティングまでに一通り仕上げたいですね。
それと共にちょっとまた外観に何か足そうとしています。上の写真のように高い位置から見ると非常にルーフが映えるのですが、他の車からの目線で見ればルーフが見えづらいので、もう少し低い位置にも何かアクセントを入れたいなと考えています。
まず細々したところですが、ルーフのメッキモールを入れたくてモールだけは買ってあります。ただどうせ何かつけるなら、その前に綺麗に傷を落としてガラスコーティングをしてからの方がいいかなと思いました。
ということでルーフだけ先に綺麗にして、コーティングをしようと思います。
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■もっとワンポイントラッピングをやればいいのに。
ところで世の中でラッピングフィルムを施工している車は少ないと思います。一方でちょっと自分の車のリフレッシュ(というかイメージチェンジ)してみたい人はそれなりにいるような気がしています。
また以前と違ってドレスアップ(国産メーカーでも純正でいろいろ出しているように)が流行っているので、ちょっと車にこだわりがある人はドレスアップ系のオプションを乗せて新車購入する人も増えているように感じます。
そんな軽めのドレスアップに有効なのがラッピングフィルムだと思うのですが、「カーラッピングといえば全面張り」のイメージが強いせいか、業者でないと施工できないと思っている人が多いようです。ワンポイントであれば簡単にDIYでも貼れるんですが、あんまりネット上に「How to」の情報がないためかワンポイントラッピングをしている車は見かけません。
ましてや、施工した「後の」情報ってなかなかありません。
- フィルムそのものがどれぐらい持つのか(破れたり・色褪せないか)
- 高圧洗車等で剥がれないのか
- 汚れがつきやすいのか
なんてところが気になるかもしれません。まぁ正直ラッピングフィルムの品質もピンキリなのでそれ次第なのですが、せっかく頑張って施工してもすぐダメになったらお金も時間ももったいないですからね。。
◾︎ラッピングフィルムには汚れが定着する?
ということで今回はラッピングフィルムの汚れについて今回は触れておきます。
ずばりラッピングフィルムはボディの塗装面より少し汚れやすいです。それは塗装面ではないので、材質が少し柔らかいことに起因すると思います。引っかき傷なんかができやすく、傷ができれば微細な凹凸になるので、そこに汚れが溜まります。
さらにはマット系だと表面がざらついている(つまり艶やかに光を反射しないように微細な凹凸がある)ため、汚れが定着しやすくなります。これは塗装時に塗装面をサンドペーパー掛けして荒らすと塗料が定着しやすいのと同じ原理ですね。
つゆだく(うちのローバーミニ)のルーフはグロスでチェック模様のベースを、そしてサテンでホワイトのユニオンジャックを描いているのですが、サテンはグロスとマットの間(半光沢)なので、白という色もあって結構汚れてくるのです。上の写真では黒いシミがありますよね。
■ラッピングフィルム掃除は研磨がいい。しかしリスクもある。
もちろん洗車はしっかりしていますし、塗装面と違ってラッピングされたルーフだけは傷を気にしていないのでゴシゴシ洗っています。塗装面はゴシゴシ洗って傷になったら取り返しがつかないですからね。
それでも汚れがついてしまうので、やはりフィルムは通常の塗装面より汚れやすいと言っていいでしょう。塗装面だったらケミカルや研磨(僕はケミカルは使っていませんが)が一般的な掃除方法ですが、ラッピングフィルムはどうでしょう。
上の画像は今回の掃除前の画像です。横方向で線状にマダラがありますよね。
これは以前に脱脂液で拭いてみた跡で、白く綺麗になっているところが拭き取れたところ。残念ながら拭いたところが綺麗になる感じではなく、汚れが伸びる?感じがするのですよね。なので何度か拭いてみたのですがマダラにしかなりませんでした。
ということで結論は研磨。
ただ最初に研磨に手を出さなかったのには理由があります。それは研磨で削り取ることによって表面の色が薄くなる/落ちてしまうリスクがあったから。それは塗装面の研磨でも同じなのですが、ラッピングフィルムは柔らかいので塗装よりも削れやすいことが想定されます。
そもそもラッピングフィルム自体が、例えば赤いフィルムの裏面(粘着面)も赤ならいいんです。それはフィルムの素材そのものが赤であって、表面が削れたってその中から出てくるのも赤なんです。でも3M製のフィルムは表面が赤でも、裏面はグレーなんです。つまりフィルムの表面の赤い塗料を削り取ってしまったら地のグレーが出てきてしまうリスクがあります。チェック模様のフィルムも印刷なので同じです。
つまり削るなら、削り過ぎないということに気をつけてばなりません。
■では研磨で綺麗にしてみましょ。
ということで研磨していくのですが、僕は電動のポリッシャーを持っているのでそれを使います。もちろん手磨きでもいけますが、面が広いと均一に仕上げるには結構大変ですね。
コンパウンド(研磨剤)は9800番。削り過ぎないように細かい番手からいくのですが、実際にやってみた結果としては9800番で十分です。
もちろん研磨の前にはちゃんとルーフを洗います。砂埃なんかがついたまま研磨に入ると傷まみれになるので絶対ご法度。でも今回は粘土による鉄粉取りはしていません。ルーフには全然鉄粉が刺さっていないようだったので。
ということでサクサクと研磨していきます。研磨中は両手作業なので、残念ながら画像はなし。ごめんなさい。。
特に白い部分はみるみる綺麗になっていくので気持ちいいですね。でもチェック部分もところどころ目立つ汚れがあるので、全面を研磨していきます。
研磨した結果がこちら。ちょっとスマホの影が映りこんでいるのでわかりづらいですが、特に白い部分は非常に綺麗になったことがわかります。僕も普段洗車していてピカピカだと思っていたのですが、いざ研磨してみると「もともとこんなに綺麗だったのか」と驚いたほどです。
ただこれで終わりにしてはいけません。研磨剤を使って研磨したら、必ず油分と研磨剤の粉末が残っているので綺麗に取り除く必要があります。ま、洗車ですね。
特にボディの継ぎ目や、こういった「貼ってあるものの段差」はしっかりブラシで研磨剤を取り除く必要があります。残念ながらテキトーな店に研磨&ガラスコーティングをお願いすると、こういったボディのいろいろな隙間に大量の白い粉が残って返ってきます。。がっかりですね。。
こんな感じで部品の隙間もブラシでかき出します。長時間放置したり、日に焼けたりすると研磨剤が固着するので研磨した時に掃除はセットでやる必要があります。
ということで流したら完成!ピッカピカですね!
ガラスコーティングもいずれするのですが、ラッピングの柔らかいフィルムにカチコチのガラスコーティングをすることに違和感があって、ルーフにはコーティングをしていません。ボンネットや他の部分は塗装面とラッピングフィルムにコーティング剤を塗り分けることが難しいので、ラッピング部分も気にせず塗ってしまっています。
ちなみに洗車ごとに行っている非硬化型コーティングはラッピングフィルム面も施工していますよ!