いやはや、風邪ひきましてね。。ここ数日38℃オーバーを彷徨ったうえに仕事も休めないという。サラリーマンはつらいですね。
挙句に契約で揉め、社内でもなんだか人のせいにされ、
あぐぐあぐあぐあぐあううぎぐうぎぎぎぎっぎ
「バルス。」←金曜ロードショーでラピュタを見てる
こんな夜はドライブにでも出かけたいところですが、いかんせんまだ体調が悪めなのです。
まぁ社会の歯車は放っておけば治るとして、ウッドパネルは手を入れてあげないと勝手には直ったりしません。早速ウッドパネル補修の話です。
前回の記事はこちら。
「ローバーミニ:割れがちなウッドパネルを補修してみる。~ウッドっていいよね編~」
このページのもくじ。
■セルロースセメントでへこみ傷を埋める。
前回も載せたこの傷まみれのウッドパネル。悲しいですね。。
ちなみにウッドパネルは見えているネジを2本外せばめちゃめちゃ簡単にはずれます。
さて、これはシートベルトの打撃傷なので手で触ってみるとボコボコと凹んでいます。
これを埋めるのにはいろいろな手があります。具体的には硬化する透明な樹脂ならなんでもいいです。エポキシで全面コーティングをすることも考えたのですが、セルロースセメントを使うことにしました。
このセルロースセメントはあまり馴染みがないと思うのですが、僕はルアーを作る際に木材の最初のコーティングで使います。特徴としては、
- 1液性のため専用溶剤で薄めれば粘度を下げて使いやすい
- 硬化するとパリパリと硬く、柔軟性はないが硬度がある
- 透明感があるが、低湿度で乾燥させないと白濁する
- 多重にコーティングを重ねると溶剤が前の層を若干侵食するので食い付きが良い
- 塗装が乗りやすい
まぁ結構癖があるのかもしれません。でも僕は長く愛用しています。
今回の補修ですが、ただコーティングが欠けたり凹んでいるだけでなく、ダメージ部分はウッドと元々のパネルのコーティングの間に浮きが発生しています。その浮いた空間が白くなってしまって傷が目立つんですよね。
なので薄く希釈したセルロースセメントを染み込ませたいんです。ガラスのヒビに水を垂らすとヒビがわからなくなるのと同じです。(そこまで綺麗にはいかないでしょうが)
これを筆でチマチマ1個ずつの傷に塗っていきます。
■ウッドパネルに塗ってみる。
筆でちょこちょこ塗っていきます。
まずはなるべく傷に沁みさせ、そのうえで凹んだ分のコーティング剤を盛る。以外と後者が難しいんですよね。
下の写真は結構補修が進んでいます。
では実際にビフォーアフターでどれだけ良くなっているか見てみたいと思います。
さすがに完璧な補修にはなっていないのですが(本気でやるなら元々のコーティング面を綺麗に削り落として、ウッドを再コーティングする必要があるが難しい)、それでもだいぶ傷は目立たなくなりました。
下の画像のうち、指で囲っている幅の間が補修した部分です。その上下と比べると結構綺麗ですよね。
さらにコーティング剤は温度が上がると粘度が下がるのでドライヤーで熱を加えて傷によく沁みさせます。全部塗ってからだと一部硬化が始まってしまうのでちょっと塗ったら熱を与えというのを繰り返しています。
こんな感じで2本補修します。
うちのつゆだく(うちのローバーミニ)は前の左右席にあるウッドパネルはダメージがありますが、後部座席の左右パネルは綺麗なので補修なしです。まぁミニの後ろってあまり座らないですし、ドアでもないので何かをぶつけることも少ないですね。
つゆだくは後部座席多用してますし、大人4人乗って高速でエアコンつけながら走ることも多いんですがね・・・あんまそんなミニ乗りいないですよね・・・