ローバーミニ:この冬のつゆだく。今年は本気でスタッドレス。ついでに足回りのメンテナンス。

さてはてつゆだく(うちのローバーミニ)ですが、相変わらずうちのクルマの中では最も稼働率が高め。でもあやのちゃん(Ape50)が来てからというもの、僕ひとりのチョイ乗りや仕事で乗っていくときはバイクでサラッと行ってしまうことも増えたので乗る機会は結構減った感じもします。同時にこの1年ぐらいは仕事中心の生活を送っており、土日もクルマで出かける機会はかなり減ってしまいました。夕方までは家族それぞれ過ごし、夜はパーっと外でうまいものでも食べるという過ごし方が休日のデフォルトになってしまっていますね。

ただ気持ちとしては、もっとクルマに乗って出かけたいです。ということでこの冬は(行く気持ちを高めるために)つゆだくをしっかりスタッドレスに履き替えることに。

その前に、たまにはメンテナンスはしている。フロント足回りのメンテとテンションロッドをアジャスタブルに交換。

やっぱりつゆだく(ローバーミニ)はエンジンミッション以外は一通り自分でメンテナンスしていることもあり、その足回りの構造もよくわかっていることが逆に、

「こんな細いボルト1本でアライメントを決めてて不安・・・」

みたいな構造上の不安を感じることも多いです。当然といえば当然ですが、普通はあまりやられない足回りのボルト緩み点検も定期的にやりたくなります(心配になる)。それもそれとして、秋ぐらいからブレーキが鳴くようになってきたので一応一通り点検もしておこうと思いました。うちのつゆだくはフロントをスポーツパッドに替えているのもあってブレーキが鳴いてもおかしくはないのですが(ポルシェはフツーにブレーキが鳴くので慣れてる)、これまで鳴かなかったものが鳴くようになるとチェックしたくなります。

ということでフロントをジャッキアップしてブレーキパッドの確認。キーキー鳴るのは異常とは限らないんですが、摩耗しすぎや片減りがないかはチェックしておくと安心ですね。

ローバーミニブレーキパッド確認

ブレーキキャリパーのピンと固定金具を外して覗き込むとパッドは均等に減ってますし、溝もしっかり残ってますね。これまで一度もブレーキオーバーホールすらしていませんが(うちに来る前は7万キロだったのでおそらくしていないんじゃないかな)、ピストンも均等に動いてパッドが片減りしたことはないです。

それにスポーツパッドに替えてから、確かにブレーキダストの量が多いことは(ホイールがすぐ汚れるので)嫌だなぁと思いつつ、エンジンブレーキが効きやすいクルマであることもあってかパッドの減りの早さは全く気にならないですね。ちょっとした急ブレーキも安心して踏んでしっかり止まりますし、ローバーミニATの強めのクリープに対しても信号停車中に軽く踏んでいれば動き出さないので疲れません。これは普段乗りの安全性からもおすすめのカスタムですね。

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そういえばスポーツパッドは黄緑色だったのか・・・今や全く見る影もないほどブレーキダストだらけですね。笑 両輪とも同じように問題なかったですが、ついでに両方ともパッドを抜いてブレーキパーツクリーナーで洗浄まではしておきました。多少キレイにしてもすぐ汚れるんですが、たまには汚れを落とすことでダスト堆積によるトラブルは防げるとイイなって感じです。

テンションロッドはアジャスタブルに戻す。こっちの方が直進安定性を高める設定になっているので高速は楽。

次に1年前の車検で念の為純正に戻していたテンションロッドをアジャスタブルに戻します。以前縁石に左タイヤをヒットしてしまいテンションロッドが若干歪んでることもあって、テンションロッドはアジャスタブルの社外品を使っているんです(どうやらテンションロッドはアジャスタブルでも車検に通るらしいので、今後は車検のたびに交換しない)。

ローバーミニタイロッドの交換

フロントサブフレームにはリジットラックをかけて、ハブをジャッキで持ち上げます(持ち上げすぎてサブフレームがウマから浮くと危険なので注意。こうしてハブを持ち上げて1Gにするとテンションロッドのハブ側ボルトが抜けるスペースができるので、これで交換しています。ハブを持ち上げずに交換するならロワーアームとハブを分離する必要があるので、それはそれで面倒です。あと1Gにするとニップルからしっかりグリスが入ります。

ローバーミニタイロッドの交換

純正テンションロッドを抜こうとしたらブッシュが若干切れていることに気づきました。ナイロン製でもやられるものなのか!

ローバーミニタイロッドの交換

ちなみにつゆだくは車体前方側がナイロン製(ゴムより硬い)、そして後ろ側は通常のゴム製。ナイロン製は一見高価なんですけど、なかなかヘタらないので結果としてランニングコストが安いです(都度ショップで交換してもらう人ならなおさら)。一方でただナイロンで固くすると弱々しい固定フレーム側が緩んでくるので、サーキット仕様でないならただただ固くしていくのはイマイチっぽいです。僕は長くつゆだくと付き合っていきたいので。

ローバーミニタイロッドの交換

ということで取り外すと、外周がやや切れてるもののメインのパートは全くいびつな変形もなく、つぶれもあんまりないのでまだ交換は不要っぽい。ブッシュはそのまま付け替えます。

交換後の写真を撮り忘れちゃったんですが、見た目は以前の記事と同様です。

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セッティング(テンションロッドの長さ)も変えてないですね。テンションロッドはフロントハブの下端というかロワーアームと繋がってるので、ロッドの長さを短くするほどキャスター角がつきます。僕は純正より若干キャスター角をつけて直進安定性を良くしています。その分ハンドリングの機敏さは減るんですが、高速も結構乗るので直進安定性が高い方が疲れづらく、嫁の足でもあるのであんまりピーキーじゃない方がいいかなという意図でそういう設定です。

ローバーミニタイロッドの交換

そうそう、それと一通りのボルトの緩みを点検するのと、僕の嫌いなグリスアップですね(グリスガンをカートリッジじゃなくて詰替型にしたせいで毎回手がベタベタになってめんどくさい)。久しぶりなのでショックアブソーバーを外してガス抜けしてないかチェックしたのと、ザッとパーツクリーナーも使って掃除、そしてゴム類は劣化防止のためKUREのラバープロテクタントをスプレーしてあります。万全。

定期的にこれをやるのはめんどくさいだろうと思われるかもしれないですが、定期的にメンテナンスをして交換頻度が低い方が結果としてめんどくさくないというのが僕の経験則ですね。ローバーミニのゴム部品は高額ではないですが、交換が面倒なのでDIYだと手間がかかり、ショップ交換だと金がかかります。それなら劣化させない方が圧倒的に楽。でも一方で劣化したならためらわずに交換した方がいいです。

スタッドレス交換は、ホイールハウス内やホイール裏側を洗ったりするので結局かなりの手間がかかる。

で、別日なんですがスタッドレス交換。去年はめんどくさくてノーマルタイヤのまま冬を過ごしたんですよね・・・。

というのも僕の考えでは東京をはじめ首都圏平野部にスタッドレスは不要。クルマ通勤でもないなら年に1度積もるか積もらないかの雪に対してわざわざグリップ低くて危険、燃費も悪く、劣化が早くて環境にも悪いスタッドレスタイヤを買うのは無駄だなと感じます。雪降ったらその年間数日は車なんて乗らなきゃいいんですよ、危ないだけだし。笑

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

でも僕がスタッドレスを持っているのは雪山に行くから。「冬用タイヤ規制」が入るとスタッドレスを履いていないと違法になっちゃいますし、雪道を走るならスタッドレス+チェーンを持っていくは必要ですね。

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でも結局ほぼ雪踏んでないんですよ、うちのスタッドレス。笑 土曜が子供の習い事なので、雪山行くのも近場の人工雪スキー場まで。子供のスキー練習にも1リフトで十分だったんですよね、結局去年までは僕もほぼ滑ることなく子供の面倒みるだけでしたし。

人工雪スキー場も山の中にはありますが、スキー場以外の周りの山には日陰に多少雪が残っていることはあっても道に雪が積もっていることはなく、これまで何年か同じところに通ってますが雪が舞っていたのは「寒波」と言われた1日だけ。子供が上達してきたので長野の上の方や新潟まで足を伸ばしたいところですが、これまでは正直スタッドレスいらなかったなぁとも思います。

まぁいいや!使わずに置いておいてもどうせ溝の減りより賞味期限が来て使えなくなるので、交換していこう!笑

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

まずサマータイヤを外しつつ、この機会にホイールハウスを潜在とブラシで掃除。次に外したサマータイヤの溝に挟まっている小石を外します。そしたら1本釘っぽいのが刺さっているのを発見・・・。まだタイヤ替えてそんな走ってないし、溝バリバリだし、空気圧も減っていかないのでそのままにしておこう・・・。笑

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

そしてホイール裏もスタッドレス交換時には洗っています。スポークの隙間が狭いんで通常の洗車ではホイール内側は洗えないんで前輪はダストが溜まっています。せっかくのタイヤ交換時にはこれをキレイにしつつ、タイヤローテーションもしてます。ただタイヤ交換するならレースのピットインぐらい楽なんですが、ついでに色々やると結構時間かかるんですよね。

タイヤも保管するにはメンテナンスをしておいた方が長持ちする。それとタイヤローテーションのために装着場所は記録しておきたい。

1輪ずつ外しては色々洗ってスタッドレスと交換していきます。タイヤも含めて乾くまではメンテナンスと保管ができないので、できれば日当たりのいいポカポカの日に洗って干すのがいいんですけど、冬はそうもいかないので洗ったものから積んでいきます。

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

わからなくならないように元々左右前後どこについていたタイヤなのか養生テープに書いて貼っていきます(次回装着する時にルールに従ってローテーションする)。

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

キレイになったらサイドウォールとショルダーまではラバープロテクタントをかけて割れを防ぎます。昔987ケイマンSで履いていたPOTENZAはショルダーに結構ヒビが入った印象がありましたが、ショルダーのブロックがしっかりしている一方でYOKOHAMAタイヤのこれはクラック入らないイメージですね。でも冬の間だけの保管で空気圧も下げないので、一応せっかくならゴムとしてケアしておこうという考えです。

ローバーミニのスタッドレスタイヤ交換

午後をわりと潰しましたがようやくスタッドレスへの交換が完了。つゆだくの場合元々がスポーツパックのがっつりオーバーフェンダーなので、フェンダーを外す必要があるんですよね・・・。これもまた大変なところで、フロントはホイールハウスに手を突っ込めばいいものの、リヤはガソリンタンクをずらしたり、室内の壁面をちょっとばらさないとフェンダー固定ボルトにアクセスできません。

そして外したら外したで、そのままだとハミタイなんですけどね・・・笑 よし、雪山に行こう。

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