空冷バイクの熱管理に苦労しているので、まずは熱状態を測るために油温計を取り付けることにしたあやのちゃん(うちのエイプ)。前回は製品選びとデジタルメーターの取り付けまでしたので、今回は油温センサーを取り付けつつ、オイルを交換して完成させたいと思います。
前回の記事はこちら。
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ドレンボルトと付け替えるということは、オイルを全部抜くということ。まだ500kmしか走ってないけど新しいオイル注ぐか・・・。
油温センサーの取り付けを最後に回したのは、今回センサーがドレンボルトの位置だから。つまりセンサーをつけるにはオイルを抜かざるを得ないんですよね。なのでデジタルメーターの初期不良とかも考えて先に配線を整えて動作チェックをしていました。
ということでトレイを敷いてオイルを抜きます。前回オイル交換をしたのが強化燃料ポンプをつけたときなんで、3ヶ月ぐらいしか経ってないし500kmも走ってないので勿体無い・・・。とはいえ仕方ないので新しいオイルに交換します。
オイル自体は真っ黒ですが、色=状態の悪さとは限らないので気にしません。鉄粉はほとんど出ていない模様。
で、新しいドレンボルトがこちら。青いのがアダプターで、ゴールドの油温センサーをねじ込んであります。パッキンは新品が付属していたのでそれと交換。
規定トルクで締めます。ドレンボルトと、そのセンサーの2段絞めなので先にドレンボルトだけトルクレンチを使って絞め、その後センサーをメガネレンチでそれっぽいトルクで締めました。
配線が地面に向かって生えているので、ダラリと垂れたままにしておくと何かに引っ掛けたり、マフラーパイプにあたって熱でやられてしまうので、ここはしっかりとフレームに固定が必要です。上の画像のようにドレンボルトの配線が一定引っ張られるようにテンションをかけつつ、ミッションケースに配線が当たると熱でやられるのでフレームを縫わせるようにして直接熱いところに当たらないように配線を通します。
オイルクーラーに向かっているオイルホースも触れないようにします。まぁオイルホースを固定している結束バンドが溶けてないので、ここは触れても大丈夫かもしれませんけど。とりあえず色々触れないようにしつつ結束バンドで固定していきます(今度黒い結束バンド買ってこよう・・・)。
余ってる分はちょっとイケテナイですが上の方でしばっておきます。ここでセンサーの配線と電源配線が合流。
最後ハンドルフレームに元々ついている結束バンドに一緒に固定。コネクターが見えると思うんですが、完全防水って感じがしないカプラーなので後で防水テープを巻いておこうと思います。これで配線回りが完了。
ということで新品オイルをトクトクと入れていきます。使っているのはHONDA純正G2。
オイルクーラーを追加しているせいで1リッターではちょっとだけ足らないという・・・。適当な量を入れたらまたがってエンジンをかけ、軽くオイルを循環させます。ついでに油温計が上がっていく(正常動作してそう)のを見ておきました。1℃ずつ上がってくのでちゃんと動いてそう。
そんでエンジンを消してオイルが少し落ちるのを待ちつつ、車体をまっすぐ保ったままレベルゲージを差し込んでオイル量をチェック。1発でちょうど良さそうだったのでゲージを閉めてオイル交換は完了です。
そして気づく。10月後半で急に寒くなったから、油温が適正温度より全然低い!これはオイルクーラーにカバーをかけなきゃ!
取り付けた当日はテストランに行けなかったので、後日普通に通勤で乗ってみました。
夏の熱ダレ問題のせいで、結構シフトアップ早めで低回転で走るようなクセがついてしまったんですが、全然油温が上がっていかない!10分ちょいで5kmぐらい走ったと思うんですが、それでも40℃程度で全然温度が低いということがわかりました。高速区間を走っていって、長い信号待ちにもハマってようやく通勤の後半で60℃。それ以降もガッツリ走って渋滞にハマってようやく70℃。そして油温は渋滞にはまってアイドリングしている時こそ上がっていきますね。
エイプとかG2オイルの適正温度というものを軽くググっても見つからなかったんですが、バイク一般論で言うと80~100℃が適正温度で120℃だとオーバーヒートみたいですね。これは車と同じ温度帯。というと現状は完全にオーバークールなので、これが原因で熱価8のプラグはカブってしまったということですね。
オイルクーラーを取り付けた記事はこちら。
オイルクーラーをシーズンで外すのはちょっと大変なので(最近乗り物の数が多い割に乗る頻度が低いので、定期的に部品交換するのは億劫)、オイルクーラーにカバーを用意しようと思います。やっぱり自作かなー。