夏の熱ダレ、そして秋に入ってきたらプラグカブりと、色々とナイーブなあやのちゃん(うちのホンダエイプ50)。88ccボアアップの状態で購入したので、逆に標準の50ccのFI(インジェクション)だと全く苦労することなく日本の四季を余裕で乗れるもんなのかな?とか思っちゃいます。まぁもちろん50ccだと原チャなので30km/h制限ですが、回しながら乗ると同じように苦労するのかしら。
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ほんとはメーター周りにごちゃごちゃつけたくなかったけど、熱管理に困り続けている以上、諦めて油温計を取り付けることに。
ちなみにうちのあやのちゃん、実用車なので週に何日も通勤で一緒に出かけてもらってます。それこそ雨の日も。都内の幹線道路中心なので、空いてる時間は流れが速くて長い区間だと80km/hぐらいの流れになることもあり(ボアアップ+ギヤ比変えてるのでついていってくれます)、そしてその後渋滞で熱が溜まっていくことも。温度を維持する仕組みがまったくない空冷には確かにハードですよね・・・。
エイプのメーター周りは標準だと60km/hまでの速度メーターしかついてないとってもシンプルなもの。あとはエンジンチェックランプ、ニュートラルランプ、そして30km/hオーバーの速度警告ランプだけ。このレトロなシンプルさが好きなので、ごちゃごちゃとテクいものをつけたくないって考えていました。
だからちょこちょこ走行系チューンはしつつもメーター周りには触ってこなかったのですが、やっぱりないと困るのが油温計。足の間に感じるエンジンの放熱だけじゃもちろん温度はわからないので、熱管理に困り続けている以上、やっぱり腹を括ってつけることにしました。温度状態がわからないまま(適切じゃない温度で)走っているとエンジンコンディションを損ないますからね。
つけるにしてもアナログメーターがよかった・・・。購入したのはドレンボルトにセンサーをつけるタイプのデジタルメーター。
そんで購入したのがコスパが良さそうだったKOSOのデジタル油温計。さっきの通り、レトロクラシックな感じが好きなのでデジタル表示は嫌で、かつ理想はオイルの注ぎ口にレベルゲージの代わりに挿すタイプが良かったんです。
でも機械式というか針が油温を指し示すアナログタイプは電気式がなく、レベルゲージのキャップに小さなアナログメーターが付いているというものだけ。コンパクトでデザイン的には素晴らしいんですが、実際にバイクにまたがってオイルレベルゲージを見つめてみると、太ももの下奥の位置なので真下を見つめるようで、しかも小さな針が指し示す温度は顔をもっと近づけないと読めないかも・・・。と感じました。走行中にチラッと見るには危険すぎるってことです。
なので仕方なくハンドル周りにデジタルメーターをつけることに。しかもそうするとレベルゲージに温度センサーをつけるタイプはなくて、ミッション底のオイルドレンボルトの代わりに温度センサーをつけるタイプしか見つかりませんでした・・・。車体の底面から地面方向に配線が生えるとかひっかけそうだし飛び石とかダメージ受けそうだし嫌なんだけどな・・・。(実際はドレンボルトよりも低い位置にマフラーパイプが通ってるので先にドレンボルトが当たることはない)
まぁあやのちゃんの健康のためには背に腹は代えられまい。
早速取り付けてみる。まずはメーターの位置決めと、油温センサーまでの配線とりまわしから。
ということで購入したものを開けてみると、デジタルメーター、油温センサー、それらをつなぐ延長コード。それと別で購入しているのが車種別に合わせられるよう、油温センサーとエイプサイズのドレンボルトアダプター。電源はデジタルメーターから配線が出ているので、どっかのアクセサリー配線から電源取ってよね、ということ。
とりあえず実車にまたがってデジタルメーターを取り付ける位置を決めます。目立たせたくない気持ちもありましたが、走りながらパッと見れないと意味がないので、結局左グリップ近くのフレームで。ライトやウィンカースイッチがあるのでそのあたりとまとめる感じです。ドセンターが一番見やすいんですが、そこにはいつもエンジンキーについてるキーホルダーが鎮座しているので、重ならないように端っこにしました。付属のマジックテープで取り付けます。
次に配線を考えます。とりあえず1mの延長コードがついているのでそれをフレームに沿って這わせていって、ミッション底のドレンボルトまではちゃんと届くことを確認。他にフレーム周りで通っている配線と合わせて束ねていきます。
さて、面倒なのは電源か。
今後のことを考えて必要なら他にも電源接続できるようにコネクタを配置。電源はヘッドライトではなくバッテリー近くからとることに。
チラッとネットでエイプの電源取りを見てみると、たとえハンドル周りのメーター追加であっても、シート下のバッテリーやら配線類が固まっている場所から電源をとっている人が多いようですね。標準のコネクターに割り込ませるだけで電源が取れるアダプターが売っていて、それを使っている人が多いのでコネクターが存在するシート下で電源をとってるように思います。
コネクターなんか買ってないし、そんなもん作ればいいじゃんと思っているので作っちゃいます。あやのちゃん(うちのエイプ)はFI車でボアアップなので追加のインジェクションコントローラーが載っています。なのでどこが標準配線で、どこがコントローラーと共に追加された配線なのか僕にはよくわかりません。でもとりあえずカプラー接続ではなくキボシ端子の箇所を見つけたので(DIYだとこの一般的なサイズのキボシを持ってると自分で作った配線と繋げやすい)、ここの電圧をテスターで測ってみます。
赤と黒のコードで1発で良い感じの配線を発見。もちろんキーを捻ると通電します。これを使いましょ。
写真少なくて申し訳ないんですが、キボシ端子とコードで2股の分岐配線を作り、元々直接繋がっていたキボシ接続の間に割り込ませて繋ぎます。赤と黒の2箇所でそれを行うことでプラスとマイナスの分岐配線を取れました。この分岐したほうのコードをハンドルの方まで伸ばせるように長く作っておくことで、シート下の濡れないところで電源をとって、メーター周りに電源を伸ばせるわけです。
いちいちガソリンタンク下ろすのは嫌なので(テスタのトラウマでガソリンに触れたくない・・・)、下から覗き込んでフレーム沿いにメーターまで配線を伸ばし、別途デジタルメーターの電源配線にもキボシ端子を半田付けしておいたので、これと接続します。ガソリンタンク裏の電源配線は垂れるとエンジンヘッドに触れて熱で溶けるので、垂れないように固定。
これでテスト。キーをオンにするとちゃんと通電してメーターがつきました!(センサー側も接続すれば温度が表示されることを確認)これで動作確認ができたので、ドレンボルトの代わりに油温センサーを取り付けます。
後編へ続く。