テスタロッサ:車検が終わったので今年のオイル交換。前回同様カストロールGTXを11L。

てすたろー(うちのテスタロッサ)も車検を通したので、年1回のオイル交換をやっていきたいと思います。梅雨入りから夏の終わりまではオフシーズンなのですが、タイミングの悪いことに車検時期は灼熱の8-9月なんですよね・・・。ということでオイル交換はシーズンイン直前、車検が終わって秋口に新しいオイルを入れることにしています。車検の記事はこちら。

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まず上からなるべく多くのオイルを抜く。前回より1リッター少なく抜けてしまったので若干不安になる

先日テスタロッサのオイル交換をDIYでやってみる記事を挙げたばかりですけど、それは昨年の交換作業だったんですよね。なので今年の交換作業をサクッと。具体的な作業手順が書かれている以前のオイル交換の記事はこちら。

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今回のオイル交換はマフラー交換作業のついでなので、既にリヤがジャッキアップされてます。今日は上から抜けるだけオイルを抜いて、そのまま下に潜るのでエンジンミッションを熱くすると危なく、暖気をせずにオイルを抜きます。

まずオイルタンクの注ぎ口からオイルチェンジャーで抜けるだけのオイルを抜きます。暖気してない常温なので夏の気温とはいえなかなか抜くのに時間がかかりますね(旧車は固めのオイルなので冬だと常温じゃ吸い出すのはキツい)。

テスタロッサオイル交換

抜き出せたのは2回で合わせて6リッター(うちのオイルチェンジャーは4リッターまでしか入らないので何回かやる)。「あれ、前回は7リッターぐらい抜けた気がするなぁ」と思ってオイルタンクのホースを差し直したりしてみたんですが、ちゃんと底までさらってる気がします。

前回と違ってリヤを持ち上げて傾いてるからかもしれません。それか前回は暖気してオイルタンクのオイル量が上がっていたからかもしれません(テスタロッサのオイル量測定ゲージはオイルタンクのキャップについていて、エンジンを消した直後でないと測れない。ということはエンジンをかけるとオイルタンクの油位が上がる?)

ドライサンプなので本来オイルを抜くドレンボルトは2つ。でもオイルタンクは底までオイルを抜いているので下抜きは1箇所だけ。

とりあえず悩んでも仕方ないのでエンジン下から残りのオイルを抜きます。下に潜って17mmのレンチでドレンボルトを外します。いろんなドレンボルトがあるので紛らわしいですが、「オイリオ」ってイタリア語で書いてあるやつがそれ。日本人ならオリーブオイルを思い出すはず。

テスタロッサオイルドレンボルト

下からは5リッター抜けたので、結局のところ合わせて前回同様11リッター抜けたということで問題なし。オイル満タンのトレイは足引っ掛けてこぼす前にとりあえずさっさと捨てるんですが、テスタロッサはオイル量が多いので、5リッターのポイパック2つだとギリギリ。こぼれると困るので満パンまで使うより3つあった方が安心安全です。

それとトレイから最後のオイルを捨てる時にオイルに混じっていた金属粉の具合が見れるんですが、まぁ前回と一緒というか特に問題ないような気もしたのでヨシとします。

そうそれと、前回は触らなかったんですがテスタロッサってオイル抜くドレンボルトがもう1本あるんですよね。ドライサンプなのでエンジン裏とオイルタンク底の2箇所からでないとオイルを抜ききれない仕組です。ちなみにつゆだく(うちのローバーミニ)のエンジンはオイルパンにオイルが溜まる仕組みなので、エンジン底からオイルを抜けばOK。

テスタロッサオイルドレンボルト

上の画像は下に潜ってオイルタンクを底から覗いているところ。僕の場合はオイルタンクのなるべく底までオイルチェンジャーの吸い出しホースを突っ込んでるので、たぶんほぼ抜き取れてるはずです。実際に2箇所のドレンから抜ける量は11リッターというのがネット各所の情報なので、今回も11リッター抜き取れたってことはオイルタンクからもほぼ全量抜けているはず。

あとこのオイルタンク底のドレンボルトって位置が悪く、たぶん外すとフレームやらサイドブレーキワイヤーやらを縫ってこぼれ落ちて来そうで、色々汚す気がするんですよね。ドレンボルトというのは上の画像の内側六角ボルトがそれです。

ちゃんとオイル抜けてるんなら、あえて外すのちょっとめんどい・・・。ちょっと運が悪いことが続いていて、変に薮を突ついてまた修理が必要なトラブルになると嫌なので今回このボルトは外しません。

ごめん、オイルフィルターの交換はパス。そして新しい新鮮なGTXを注ぎ込む。

ということでオイルの抜き取りは終了。前回はオイルフィルターを交換していないので、本来は2回に1回、つまり今回は交換するべきです。でも走行距離は全然だし、ちょっとやること多いので次回にしようかな・・・。ごめん、てすたろー。オイルフィルターの替えは用意してあるんですけどね。

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で、新しいオイルを注ぐんですが、今回も前回同様カストロールGTX。鉱物油です。大量のオイルを使うと結構お金もかかりますが、小分けボトルで買うんじゃなくてペール缶で買うと割安。というかペール缶が必要なレベルの量でもあります。笑

テスタロッサオイル交換

前回もペール缶で買ったんですが、ペール缶は20リッター入り。そして使うのは11リッター。つまり2回分は微妙に足りないんですよね。前回のオイルを使い切って、不足分に新しいのを入れようかとも思ったんですが、せっかくなのでテスタロッサには全て買ったばかりの新しいペール缶のオイルを注ぎ込みました。というのもオイルっていうのは空気に触れて酸化していくので、開封後のオイルボトルも経年劣化はするということです。なので小分けボトルじゃなくペール缶で買った以上、なるべく早く使い切った方がいいということですね(前回の残りはテスタにあまり入れたくないということでもある)。


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逆にオイルが黒くなったからといってコンディションが悪いわけではないらしいんですが、新品を放置しても黒くならない一方で、成分は劣化していく。なのでオイルは熱を入れると黒くなるだけであって、あんまり色でコンディション判断はできないってことなんですかね。まぁ負荷かけてオイルに熱を入れすぎちゃったり、なんか劣化してきた感があるようならさっさと交換しちゃうのが安心ってことですね。残る9リッターはつゆだく(ローバーミニ)でガンガン贅沢に使っていきます。

「残り物でごめん!つゆだく!」

と言いつつ、つゆだくも安い鉱物油はやめてカストロールGTXをふんだんに使っていくことにするので、悪いことじゃないでしょう。許してつゆだく。

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