ローバーミニ:今さら?DIYでステアリングホイールをナルディのホワイトに付け替える。~①分解編~

さて、ローバーミニと言えばステアリングをウッドハンドルに替えるのが基本的なカスタムというか、替えてる人の方が多いんでない?ってぐらいみなさんウッドハンドルですよね。

ローバーミニのステアリング交換

うちのつゆだく(ローバーミニ)は長らくノーチューンを謳ってきましたが、今となってはちょこちょこ純正じゃない部品も組み込まれているので、今さらですがステアリングもウッドハンドルに交換してみました。というか衝動買いです。笑 ということで今回はDIYで交換する作業について書いておきたいと思います。

衝動買いした理由はこのカラーリング。ポリッシュのフレームにホワイトのステアリング。これは渋いぜ・・・。

まず購入したウッドハンドルですが、ナルディのホワイトにしました!ん〜。ディズニー映画のカーズ1でマックイーンが「めちゃめちゃ渋くてかっこいい」とホワイトウォールタイヤを勧められたのを思い出します!

ローバーミニのステアリング交換

モトリタにするのかナルディにするのかみたいなのが一般的な悩みかもしれません。イギリスブランドで揃えるからモトリタって人も多いでしょうが、僕は見た目でナルディ。たまたまヤフオクでホワイトのハンドル(新品)を見つけて「こんなホワイトハンドルあるんだ!」って思ってポチっちゃいました。お値段は約2万円。

ローバーミニのステアリング交換

そもそもホワイトカラーだとウッドな見た目ですらないのですし、中身がウッド製なのかもわかりません。笑 ただ人と被るのが嫌な僕なのでまぁ良しとしましょう。内装にホワイトは使っていないのでちょっと浮いてしまうようでもありますが、僕の狙いはつゆだくのホワイトホイールと合わせてホワイトのステアリングにすることです!引いて見るとオシャレなはず!

元々は高級感重視でウッド基調のステアリングで考えていたんですけどね。イベントとかヤフオク見ていても、いわゆる当時物というか、古い世代のウッドステアリングは高額。うちのつゆだく(ローバーミニ)はローバーミニの中ではラスト世代で、古いパーツにこだわる所以もないので僕としてはパス。モノホンのMK1とか乗っている人には魅力なんでしょう。

ローバーミニのステアリング交換

それと取り付けにあたってはハンドルボスが必要です。つまり売っているステアリングはほんとにステアリング”ホイール”の部分だけであってステアリング軸差し込む接続部分(=ボス)がついていないんです。このボス部分はローバーミニのサイズに合ったものが販売されていて、ステアリングはローバーミニ用ではなく汎用品なので、ボスがナルディに合うサイズのネジ穴でステアリングを固定できるようになっています。


ボスはかなり前に知り合いに安く譲ってもらったものなんです。

誤作動を防ぐためバッテリーを切ってからエアバッグモジュールを外す。

では取り付けというか、まずは標準のステアリングを取り外していきます。ステアリングラック周りを色々部品交換してステアリングセンターが狂った際も、途中まで対応は同じです。

うちの97年世代ミニはエアバッグがついています。エアバッグと言ってもステアリングの中心にひとつついているだけなので、あってなきようなものかな(運転手のみ顔面のケガは減るかもしれない)。まずはこれから外していきます。

ローバーミニのステアリング交換

製造からこれだけ時間が経ってエアバッグが生きているかは疑問ですが、誤作動がないようにバッテリーを切っておくほうが安全です。作業中にクラクションが鳴ってしまって「ぎゃー!」ってなるのも避けられます。リヤトランクにあるマイナス側の端子だけ外しておきましょう。うちのつゆだくはカットオフスイッチをつけているので(ほぼ使ってないですが)、緑色のダイヤルを緩めればバッテリーをカットできます。 乗る頻度が低い人には良いかもしれません。

カットオフスイッチの取り付け記事はこちら。

ローバーミニ:あんまり頻繁に乗らない人はバッテリーキルスイッチをつけてみたらバッテリー上がりを防げるぞ。

エアバッグモジュールはステアリングホイールの裏側からボルト2本で留められているので、それを外せば固定が解除されます。ただしここはローバーミニにしては珍しくトルクスレンチが必要です(星形っぽいネジ穴になっている)。たぶんローバーミニでもトルクスはここだけなのでは?

ローバーミニのステアリング交換

欧州車は内装を中心にトルクスネジが使われていることが多く、僕はポルシェの内装いじるために工具を持っていました。サイズはたしかT30です。 ステアリング裏の穴が2か所あるので手探りで簡単に工具を入れて外せますが、ボルトの方向が斜めなので、しっかりネジの頭を噛む角度で回さないとネジ穴を舐めそうになるので注意が必要です。

ローバーミニのステアリング交換

ボルトが外れたら手前にエアバッグモジュールを引き出すだけですが(上の画像はモジュールを持ち上げたところ)、裏面に配線プラグが繋がっているので勢い良く引っ張らないようにします。次に裏側中心に差さっている黄色い線を外します。

ローバーミニのステアリング交換

これがエアバッグをコントロールする配線で、これが抜けているとたぶん赤いエアバッグ警告灯がエンジンをかけた後も消えません(すると車検通らないと思う)。 とりあえずエアバッグが外れたら黄色いコードを避けておいて、中心の大きな固定ナットを外します。

大型のレンチがないと関門かも。ステアリングを固定しているメインのロックナットを外すとステアリングが抜ける。

これは簡単には外れないように大きなサイズのナットであることと、ステアリングと一緒にナットが回ってしまうので緩めづらいところ。

ローバーミニのステアリング交換

なので、

  • キーを抜いて、あえてステアリングロックさせた状態でナットを緩める(なんかロック機構がバキッとかいかないかやや心配)
  • もうひとりの誰かにステアリングホイールを強く握って固定してもらいながらナットを緩める という感じが良いと思います。

ナットのサイズは、僕はインチではなくたしか17mmのソケットを使って外しました。ナットから飛び出しているボルトが長く、カップの浅いソケットだとかかりが悪いことがあるので、ディープソケットが良いです。それと強い力が必要なので、小さなレンチじゃなくてホイール外しに使うものがベター(僕のはホイールナットも17mm)。大型のトルクレンチでようやく外れました。

ローバーミニのステアリング交換

このステアリングホイール固定ナットを外せればステアリングが抜けます。室内なので錆びる可能性は低いですが、スプライン(軸に細かいギザギザがついていてステアリングホイールと軸が噛み合うようになっている)なのでちょっと抜けにくく、強く引っ張って勢いよく抜けると顔面が痛い思いするかもしれません・・・。

ちなみにステアリングセンターの小さな角度調整はこの時スプラインのギザギザに差し込む角度で調整できます。

さて、これでステアリングの取り外しは完了。次回はナルディのステアリングを取り付けていきましょう。

ローバーミニ:今さら?DIYでステアリングホイールをナルディのホワイトに付け替える。~②取付編~
うちのつゆだく(ローバーミニ)は長らくノーチューンを謳ってきましたが、今となってはちょこちょこ純正じゃない部品も組み込まれている...つづく