いやー真夏ですね。今年は全くと言っていいほど都内は雨がなく、先日久しぶりに一度土砂降りがあっただけ。とにかく暑くて今夏これまで外出は夕方からのお祭りなどで、日中クソ暑い中クルマで出かけることはほとんどしてません。
「そりゃあローバーミニじゃ暑いよね」
と思う人もいるかもしれませんが、そういうわけではないんです。冷房効かないとかオーバーヒートするとか思われがちですが、ちゃんと整備されている最終世代ミニなら純正エアコンで全然真夏のファミリーカーもこなします。
しかーし、さすがにうちのつゆだく(ローバーミニ)も我が家に来てから9年?仮に納車時にクーラーガスがチャージされたとしても、それから一度もガスチャージしてないのでやや冷風の温度が緩くなってきたと思います。1人乗りだと全然冷えるんですが、家族4人が炎天下で乗ってエンジンかけたばかりだと冷えるのに時間がかかる!
ということで今回はDIYでエアコンガスの入れ替えをしてみたいと思います。もちろん真空引きです!
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まずは現状確認から。温度測るのと、サイドグラスからクーラーガスの残量を見る。
エアコン効かないなー、と思った時に原因はガス漏れやコンデンサー(エアコン版のラジエーター)のフィンが詰まってるなど、故障の可能性もあります。クーラーガス補充で性能が戻らないとお金と手間の無駄になるので、できれば原因を確認したいところ。
まずエンジンルーム内にあるレシーバーと呼ばれる小型水中ボンベみたいなものを探します。ローバーミニならエンジンルーム覗き込んで左奥、ブレーキフルードのリザーバータンク近くです。このボンベ型のタンクにはクーラーガスが液状で流れるのですが、それをガラスの小窓から覗くことができます。それがサイトグラス。エンジンをかける前(エアコン稼働前)にこれを見ると透明で何も見えません。比較のためこの状態も見た方がわかりやすいと思います。
次にエンジンをかけて、エアコンをオン。カチッとマグネットスイッチが入る音がしてコンプレッサーが稼動し始めます。これでクーラーガスが循環し始めると、液状ガスの流れる様子がサイトグラスで見れます。
たまに僅かな泡が流れるのが正常らしく、少なくともつゆだく(うちのローバーミニ)はビールのように泡だらけで白濁り、勢いよく流れるのが見て取れます(画像は流れが早いので白く見えるけど泡)。泡が多いということはガス量が減っているということなので、まずはガスチャージが必要と判断できます。
ただし現在も冷たい風は出ていますし、クーラー配管の低圧(Low)側は冷えて結露しています。昨日はしているけど弱いということですね。
それとちょうど温度計があったので、クーラー噴き出し口の温度も測っておきましょうかね。クーラーMAX、風量MINで17度。涼しいけどクーラーとしては涼しくない。。
ということで迷わずガスチャージ作業へ。
エアコンガスを入れるにはそれなりに道具を揃える必要がある。滅多にやらない作業だけど、たぶん1回で元は取れる気がする。
僕はこれまで人生でクルマのクーラーガスを補充してもらったことがありません。店にお願いしたことも、自分でやったこともありません。それぐらい(ガス漏れを起こさなければ)頻度の低いメンテナンスだと思います。
なので店でやってもらうといくらぐらいなのかは正確にわからないので他のサイトを見て欲しいんですが、試しにオートバックスを調べてみるとガスチャージで工賃¥6,600+ガス製品代とのこと。普通車で何本ガスが必要なのかは分かりませんが、3本だとするとまぁ1万円以上はかかりそうですね。
DIYではちゃんとポンプ使って真空引きまですると、もうちょっと金額がかかります。
「え、じゃあショップ持って行ったほうがいいじゃん」
そう、その通り。なので邪魔な道具一式揃えるより、数年に一ささ度店でやってもらうのは全然良いと思います。ただ複数台所有してたり、旧車とか乗っちゃう人は購入するのも複数回で見れば安く済みます。僕の場合はさらに、
「店に持ってくのダルいから、自分でちゃっちゃっとやったほうが楽だし気を揉まない」
という特異体質があるので仕方がありません。。笑 店に持って行ったり、待ったりしてるとなんやかんやで休日が潰れて行くんですよね。クルマを大事にするがゆえ多頻度でメンテナンスをするのはいいけど、突然空いた隙間時間とかを活用できずに休日ガンガン潰していくと「愛車に疲れてしまいそう」なのも僕の正直なところ。
さて、道具はネットで購入!クーラーガスといえば出てくるメジャーな製品セットみたいです。中華品かもしれないけど、多くの人が使ってネットにあげているので品質的には問題ないのだと思われます。僕の購入価格は¥11,900で、真空ポンプは別のことにも使えそう(なににやねん)。
Amazonでも売ってます。ポンプは30Lと60Lがあるっぽいので僕は容量の大きな方を買っています。
圧力測定とガスチャージのアダプターを兼ねるマニーホールドゲージ、そして真空引きするためのポンプ。あと必要なのはもちろんガス缶です。今回使うのはHFC-134aという規格の冷媒で、1本ずつ購入すると割高なので10本セット¥5,500で購入。
実際には普通車で200g×3缶程度が通常使用量らしいので、たくさん買う必要はないのかもしれません。僕はつゆだく(ローバーミニ)とめぇ(パナメーラS)で使うので腐るものでもないしまとめ買い。5缶セットだと微妙に1缶足らないとかになるので、10缶セットにしちゃいました。。
次回に続きます。