なんだかもう5月なのに・・・花粉なのか黄砂なのかPM2.5なのかわかりませんが鼻がムズムズします。こんばんわ、かみぶくろまんです。
世の中ゴールデンウィークも終幕ですね。都内はまぁ高速の出入り口近くは渋滞しているものの、わりと快適に運転できています。つゆだく(うちのローバーミニ)もとってもご機嫌のようでスイスイと加速してくれます。
そんななか・・・事件は起きました。
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このページのもくじ。
■運転席の底が破れる・・・
後部座席のカバンに手を伸ばそうとした時でした・・・突然何かが破けるような感触。ビリビリっという感じではなく、さけるチーズを割く時のようなヌルヌルっとした破け方です。そして突如僕の視界が一段下がりました。
シートのそこになる何かが破けて僕のプリティヒップがいつもより深くシートに埋もれているではありませんか。。
上の画像は降りた後です。奥のシートに対して手前の運転席はやたらとシワが寄ってますよね。これは深く沈んだ跡です。笑
どこかのミニ乗りの人のブログでシートの裏側にある支えが破けたという記事を見た記憶があるので、すぐにアレだとわかりました。おそらくミニ乗りからすると定番のトラブルの一つなのではないでしょうか。まぁレザー(つまり座って触れるシートの表面)が破けたわけではないのでそのまま運転して帰ることはできそうです。
というわけでいったんそのまま1時間ほど運転。尻が深く埋まっているのでウィンドウに対して視界が沈んでいるわけです。違和感・・・たまに普通のセダンだけどシートポジションだけめっちゃ低くして背もたれもすごく倒すことで車高の低い車っぽく乗っている人がいますが、あんな感じです(外から見ると一瞬誰も乗ってないように見える)。笑
うーん、これは帰ったら即修理しないと次の日から乗れませんね・・・
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■クッション性を高めるシートの仕組みって・・・
さて、自宅に戻ってシートを外します。ドアを開けてシートの足元を見てみると、左右にボルトが2本あります。ミニのフロントシートはレバーを引くとシートの前を支点に、後ろ側を浮かせることができます(後部座席に人が乗れるようにするため)。つまりシートは前のボルト2本だけで固定されているんですね。オソロシイ・・・
ボルトを抜くと(シートの重さがかかっているのでボルトが抜けにくいですが、シートを持ち上げる方向に支えながら抜くと取れます)シートが取外せました。そしたら背もたれを前に倒してぶつけないようにドアから運び出します。
運び出しました。シートってそれなりに重いですよね。スーパーカーはシートバックをカーボンで作る理由がわかります。重いし応力もかかるので強度が必要な部分ですね。
とりあえず表面のレザーには破れ等ないですね。よかったよかった。さっそくシートの裏側を見てみます。
おー!真っ二つになってますね!笑
シートのレザー裏はベージュのスポンジになっていて、それが一番下の茶色いネットの上に乗っているという構造ですね。今回切れたのはネットとネットを繋いでいるゴム部品。実はこのゴム板が間に入っていることで、伸び縮みによってクッション性を高めているみたいなんです。なるほどー!いいんだけどゴムだけで作ったらそれはいつか劣化しますよね!笑
画像をよく見てもらうと左右の端がフックによってネットを固定しています。フックにしている理由は「ここは消耗部品であり、交換を想定しているから」なのかもしれません。ラバーコーンサスペンションもそうですが、ローバーミニは思いがけないところをゴムで補いますね。笑
さて、これを補修することで元のシートに戻すことができそうです。
■ワイヤーを使って補修する・・・
今回使うのはステンレスワイヤーです。確か直径が0.4mmだったはず。太さについては家にあった在庫がこれだからという理由です。
このシート底のネットは両端のフックで支えられていますよね。ということはこのフックにはそれだけの強度があるということです。今回はこのフックにワイヤーを通していき、紐靴のように締め上げることでネットの代わりをしてもらおうと思います。この時もともと張ってあったネットは外さないでください。外すとウレタンスポンジにワイヤーが食い込んでしまって用をなさなくなります。
作業中はグッと引っ張りながらワイヤーを通していたため写真がありません・・・完成品はこちら。
ふにゃふにゃとゆるそうに見えますが、これでも結構引っ張りながら張りました。もともとワイヤーがふにゃふにゃと曲がっていたのを手で伸ばしながらやったため、この辺りが限界です(厳密に直線にしながらやってもそれほど差はないと思います・・・)。おそらく座ってたら重みで伸びてくると思うので、ゆるすぎるようであればその際に締め直します。
ワイヤーの端をねじって止めました。こんなもんですかね。
座ってみると案外いい感じで、元々の座り心地と変わらないように思います。しかし縁側で車のシートを出して座っているとめちゃめちゃ快適ですね。笑 案外車のシートって室内用のソファよりも良い作りになっていて、純粋な椅子として比較すると車のシートのほうが快適ですね。。高級ソファは違うのでしょうか。うちはIKEAなので。。
さて、最後にシートを戻します。元のボルトを2本固定するだけ。簡単ですね。
よく見るとボルトを通す穴が3つあります。外す前が一番後ろの穴に固定されていたので、再度同じ穴を使いましたが、よくよく考えるとシートポジションを前まで移動できるほど、後部座席に乗り込む際のスペースが大きくなるということですね。
あんまり後ろまで下げて乗らない人はこのボルトを前の方に設定するといいですね。後部座席を一切使わない人は後ろの穴でも問題ないと思います。
僕は長距離通勤をずっとしていると、肩が凝りづらいシートポジションは「思っていたより前詰め」であるとわかりました。ミニのステアリングは角度が起きている(バスっぽい)ので、ステアリングを切った際にハンドルの奥がなんなく届く距離が疲れない距離です。足元は狭くなりますけどね。運転していて肩がシートから離れているようだとシートが後ろ過ぎ、だんだん肩が凝ります(一時期これで悩んだ)。
こちらが修復後。シートの座面も助手席と同じぐらいまで戻りました。これで60kmぐらい走りましたけど全く問題なし!
ということで割と簡単に治ってよかったです。ホッ・・・
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初めまして、突然のコメント失礼します。
お礼が言いたくてコメントしました。
私も classicminiを乗っているのですが
先日遂にシートネットが破れてしまいました…
修繕方法を探っていたら偶然こちらのブログを見つけ、写真と言葉がとても解りやすくて、勝手ながら参考にさせていただきました。
非常に助かりました、ありがとうございました。