3月も中旬になって随分と春めいてきましたね。家の中から外を見ると冬の細く深く差し込むような日差しから、満遍なく明るい春の日差しに変わってきたように感じます。花粉的な意味でもだいぶ春がキテますね・・・。
これだけ気持ちよさそうな天気だと何か理由をつけて外を散歩したくなりますが、我が家の花粉キテいる組はまったくもって外に出たくないようで、結局一人でコーヒー買いに行ったりしてます。僕も小学生高学年ぐらいからかなり花粉に苦しんでいましたが、なぜか体質改善してきたのかここ数年はどんどん症状が軽くなってきていて、コロナでマスクするようになってからはもうほとんど症状が出ない状態までになりました。一日外に出るときは薬も飲みますけどね。
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無料点検キャンペーンとなれば予約がいっぱいと思ってたけど、案外予約が取りやすくてラッキー。
さて、そんな3月。仕事が忙しくなるとピタッとブログの更新が止まるつゆだくLifeです。笑
そんな中ようやく余裕のある土日を迎えた先日は、リニューアルオープンしたポルシェセンターにお邪魔してきました。リニューアルキャンペーンで点検が無料ということだったのでめぇ(うちのパナメーラS)を見てもらおうという目的です。
事前予約制で土日限定だったので結構混んでいるだろうと思って電話したら、案外余裕があったみたいで翌日すぐに持ち込むことに。時期によってはサービス予約がパンパンなことの方が多いのですが、これもコロナの影響なんでしょうかね?
お世話になってるポルシェセンターは認定中古車センターなのですが、国内ディーラーの中でもトップレベルのメカニック人材と設備を持っているところで、なので普段到底お目にかかれないポルシェが集まってきます。以前は本国でフルレストアを終えた959を見かけたことがありますし、駐車場で918スパイダーの横に駐車させられたことも(恐ろしかった)。今回はリフトに乗った僕のめぇ(パナメーラS)の車体裏を見せてもらうこともあってサービス工場エリアにも入ったのですが、空冷から911スピードスター(今入手しようとすると5000万ぐらいするらしい・・・)までズラっと入庫していました。
今回は「点検」としてひと通りの状態をチェックしてもらい、減っている分のオイルとウォッシャー液はサービスで足してくれるとのこと。作業時間は60分です。その間は子供と近隣を散歩してコーヒーでも飲もうかと思っていたのですが、空いていて色々と車を見せてもらったこともあって結局1時間ずっとポルシェセンター内でゆっくりさせてもらうことに。子供にパックンチョとオレンジジュースも出してもらいました。
ポルシェというと「え、、、子供連れてなんかディーラー行けないよ、、、」なんて思ってしまいそうですが、結構ウェルカムだったりします。昔のスポーツモデルしかなかった頃は確かにそうだったのかもしれないですが、今やファミリーカーラインナップも充実してポルシェ社としても積極的にファミリーにアプローチしているようです。グッズのラインナップもウェルカムベビーセットからぬいぐるみ、おもちゃまで充実してますからね(僕も子供のものだとつい買ってしまう)。
クイック点検とはいえ不具合の予兆がありそうなところは一通り見てくれる。特にちゃんと走行状態でもチェックしてくれるのが有り難い。
いわゆるクイック点検ではどれぐらいのチェックしてくれるのかというと、以下のような感じ。日常点検系はもちろんですが、「低速および加速の状態」が入っていて、つまり軽く走らせた状態のコンディションを見てくれるのは安心度が高いですね。車は走ってみないとなんとも言えないですから。それと足回り・ショックアブソーバーの点検をしてくれるのも有り難いところ。なかなかパナメーラのような巨体を自宅でジャッキ1本で上げる気にはなれず、リフトで裏からしっかり確認してもらえると助かります。
■故障メモリ
- コンピュータによるエラーコード確認
■エンジン
- エンジンのかかり具合
- エンジンオイルの量
- エアクリエレメントの状態
- ベルトの状態
- 低速および加速の状態
■排気システム
- 排気漏れ・損傷
■ランニングギア
- アクスルジョイントダストシールからの漏れ
- ドライブシャフトカップシールの漏れ・損傷
■ショックアブソーバー
- オイル漏れ、損傷
■ブレーキ周り
- ブレーキの踏みしろ・効き
- パーキングブレーキの作動確認(電磁ブレーキの場合)
- ブレーキパッド摩耗確認
- ブレーキフルード残量確認
■タイヤ
- タイヤ空気圧
- 亀裂・損傷
- 摩耗の状態
- 溝の深さ
- ホイールの損傷
■電気システム
- バッテリー残量
- ライト類の作動
- ワイパーの作動
- ウォッシャー液の噴射状態
- ウォッシャー液の残量
■クーリングシステム
- 冷却水の量
■エアコン
- エアコンの効き
- ヒーター・ベンチレーションの効き
パナメーラはまったく異常なし。久しぶりに車体裏のコンディションを覗かせてもらえたけど、自分が想像していた以上に汚れてなくて驚き。
結果は全くもって異常ナシで、全般に状態が良いということでした。僕もリフトアップして車体裏覗かせてもらったのですが、ヒット跡もなく足回りの錆も見当たらず、新車から年数のたった状態にはあまり見えない感じ。もちろんほとんどがアンダーパネルに覆われていて見えないところの方が多いのですが(サルーンでここまでやっているのはさすがポルシェと思う)、アンダーパネルへのオイル跡などもなかったという話なので安心です。
そのほかエラーコードも出ておらず、次回の車検で油脂類以外で交換になりそうな箇所もないとのこと。ローバーミニは自分でメンテナンスしていますが、さすがにパナメーラとなると弄りづらいので本格的な点検頻度となると結構低い状況。なので見えないところに不具合がないか心配になることも。しかしこれでまた安心して乗れますし、当面お金がかからなそうでますます手放す理由がなくなってしまいました。笑
ちなみにこの長い車体の長いエギゾーストパイプを見ると、たしかにこのデカいパーツを交換するのには金かかるわ・・・と思いますね。パナメーラは結構サウンドが大人しくジェントルな設定。V8の咆哮が聴きたくなる気持ちはありますが、住宅街に住んでいるとパナメーラぐらいは静かでいてくれ(それでもコールドスタートでは結構音がする)と思う気持ちがあって純正のままに。
タイヤは多少クラックが入り始めていることが心配だった。けどまだまだ問題ないらしい。ミシュランマンのお陰様なり。
それとタイヤ。僕のタイヤはミシュランパイロットスーパースポーツで2016年製、購入したときに新品で付けてもらったのでもう5年以上経っていますが、これはまだ問題なく使えるとのこと(もちろんポルシェとして長く使うことを推奨しているわけではない)。走行距離は履いてから1万キロ程度と短いので溝はバッチリあるのですが、サイドウォールに若干のクラックが入り始めていたので「どうかな」と思っていました。でもこれぐらいのクラックだったらまだ全然問題がない状態で、サーキットでぶっ飛ばすわけじゃなければ大丈夫のようです。走行距離だけではなく、保管時に直射日光に当ててないのが長持ちしている理由だと思います。
ただこれがミシュランじゃなくてピレリだと3年で交換が必要になるらしく、性能云々以前に日本の気候に合っていないため経年劣化が早いらしいです。次回もやっぱりミシュランだなーと思いつつ、一方ですぐ売れてしまうのでミシュランは自分のタイミングで手に入らないこともあるとか。なるほど。。
これまであまりタイヤにこだわりがなかった(ローバーミニ以外)のですが、こういう話を聞くとタイヤは選んで買うべきだなと感じます。新車だと一般的についてくるタイヤは選べず、ポルシェだとミシュランやコンチネンタルが多いんですかね?交換時はもちろん銘柄を指定して購入することができるので次回交換の際もパイロットスーパースポーツかなと思います。正直バカ高いのですが、クルマという危険でデカい物体が地面と接する唯一の箇所がタイヤなので、これはケチらないほうがいいというのが僕の考えです。