前回バッテリーを交換したときに購入しておいたのですが、装着せずそのままにして忘れていました。。それがバッテリーのキルスイッチ。カットオフスイッチとも言われるようです。何かというと単純にバッテリーのマイナス側の接続を切り離すことによってバッテリーの消費を抑えようというアイテム。
なければならないものではないですが、乗る頻度が低い人はあった方がいいかもしれません。特にローバーミニのような車にはとても合っています。僕の家の近くにもクラシックミニが住んでいるのですが、乗る頻度が低いように見えます。たまに1~2週に1回はエンジンをかけてオイルを回しているようなのですが、毎回スターターモーターが苦しそうでなんとかエンジンがかかる感じ。バッテリーが弱ってそうな雰囲気です。
ちょっと暖気したぐらいじゃバッテリーの充電はされないらしいので、バッテリー残量を気にするならキルスイッチをつけておいた方がいいでしょう。僕はコンセントからバッテリーチャージャーで充電できる環境にあるので、つけてはいるもののあんまりキルスイッチをオフにすることはないのですが・・・
このページのもくじ。
キルスイッチは単純に接点をダイヤルでON・OFFしてバッテリーの元電源を切るアイテム。ただし使用が適しているクルマは限られている。
キルスイッチはこんな感じのでかい端子で、緑のダイヤルを回すことで通電とカットオフが変えられます。普通にボタンスイッチでもいいんじゃない?と思ったりしますが、ガッチリしていて走行中にスイッチが切れたりしないというのが大事なのだと思います。
仕組みとしては単純で、緑のダイヤルを締め込むと金属どうしが接地して通電します。下の画像のようにダイヤルを緩めると(こんなに緩める必要はありませんが)、OFFになります。
まぁわざわざ長期で乗らないたびにバッテリー端子を外すよりかは遥かに楽チンですね。
ただしキルスイッチを設置できるクルマは限られているので注意が必要で、古いクルマ以外はつけない方がいいと思います。具体的に僕が思いつく条件は以下です。
- 車両コンピューターにメモリー系の機能がないこと(完全に電源を落としてコンデンサーも放電すると記録されていたメモリーが消えるかも)
- 別でオーディオをつけている場合、初期設定状態で使っていること(同上で、バッテリーを切るたびに初期設定に戻る可能性がある)
- 電源が落ちた状態でもバッテリー周りにアクセスしやすいこと(トランクやボンネットの中にバッテリーがあるが、通電してないとトランクやボンネットを開けるのに苦労する場合は推奨しない)
クルマを動かすたびにバッテリーを開けてダイヤルを回すわけですから、こういう条件をクリアできないクルマには使わない方がいいです。逆にトランクをパカっと開けたらバッテリーが置いてあるローバーミニなんかはキルスイッチが適したクルマですね。
接続はバッテリーのマイナス端子にかませるだけ。これをつけると盗難防止にもなる。
さて設置ですが、作業は簡単でマイナスの端子にキルスイッチをかませるだけ。プラス端子ではなくマイナス端子側に設置するものらしいので、その点だけ注意です。
上の画像は設置完了したところ。マイナスアースのケーブルの都合で斜めに取り付けることになっちゃいましたが問題ありません。それとバッテリー端子はサイズが合わないので変換アダプターをかます必要があります。B端子ターミナルにD端子サイズのバッテリーターミナルをご使用になる際のアダプターがこれです。
あと使った工具は端子のボルトに使った10mmと13mmのソケットレンチだけ。端子の接続箇所が増えるので、しっかりと締めて走行振動でスポット抜けないようにだけ注意する必要があります。
まぁあんまりローバーミニを盗む人はいないのかもしれませんが(盗むほどの売却価値がないということなんでしょうが・・・)、一応出先でこのキルスイッチをOFFにしておけばエンジンをかけようとしてもスターターモーターが回らないので盗難防止になります。昔実家がハリアーだった頃は結構盗難に遭いやすいと聞いて、盗難防止の警報装置だけではなくて燃料の隠れカットオフスイッチを設置していましたね。バッテリーそのものがオフになるわけではないので、結構有効な方法だと思っています。