前回はジャッキでよいしょっと車体を持ち上げました。今回は右側の前輪が地面から離れるか離れないかぐらいまで上げていますが、両輪をウマ(リジットラック)には乗せていません。
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■フロアカバーにはオイル用のメンテナンスホールがあって便利。でも2箇所あるぞ・・・
オイル交換しかしない人はスロープを購入しても良いですが、僕の場合はホイールを外したりもするのでスロープではなくジャッキを使っています。そしてクルマの下には潜らないのでウマをかけずにジャッキアップだけ。
さてフロント側からエンジン下を覗いたのが下の画像。
アンダーパネルがついて結構平らですね。フロントだけですが。でも不必要に四角い形にしたジャッキポイントは異なり、アンダーパネルのメンテナンス性はとても良いです。ドレンボルトにアクセスする窓がついていて、アンダーパネルを外す必要がありません!(パナメーラの場合はフロント部のパネル全体を外すのでめちゃ大変)
でもメンテナンス性が良いという発言は撤回します。なぜならオイルを完全に抜くには2箇所のドレンボルトからオイルを抜く必要があるからです。
あとこれぐらいなら(やや手探りでレンチを回すことになりますが)車の下に潜らなくともなんとかなりそうです。僕は極力潜りません。ジャッキアップではもちろん、2輪にウマをかけていてすら潜りたくありません。新卒の頃、車が好きだった先輩から「友達がジャッキアップしたクルマに潰されて死んだ」と聞いて以来極力潜らなくなりました。。
話を戻して2箇所と言っているのは、メインのドレンボルトからオイルを抜いてもオイルフィルター内にはオイルが残ってしまうようで、併せてオイルフィルターからもオイルを抜く必要があるようです。めんどくさいですが、古いオイルはちゃんと抜いておきたいので両方のボルトを外します。
■ドレンボルトは17mmソケットだが、フィルター周りはニッチサイズの工具が必要。
それぞれの窓?フタ?の開け方は下の画像。
なかなかよくできているのですが、2箇所の留め具を回転させると窓がパカっと開くようになっています。指でも回せますが、回しづらければマイナスドライバーで回します。
両方開くとこんな感じ。リフトにあげてたら余裕で作業できますね。この構造はぜひ他社も採用して欲しいところです。
まず奥のメインとなるドレンボルトからですが、スマホを差し込んで逆さまに撮影すると下の画像のような感じ。インカメで撮ったので左右反転してるかもしれません。
点線で囲ったように、側面方向に生えているのがドレンボルトです。サイズは17mmで一般的なソケットでいけますね。ドレンボルトの生えている方向は車体のセンターに向いた方向で、地面と水平です。
このまま外さずに、もうひとつの窓であるオイルフィルター側も確認していきましょう。同様にフロント側の窓を覗き込んだのがこちら。
ちょっと部品が黒いこともあって画像がわかりづらいので、ボルト箇所をオレンジ線でトレースしています。こちらはオイルフィルターのケースがあるのですが、ケースそのものを外すためのボルトが32mm。デカい・・・そしてボルトの方向は前方から後方に向かって、斜め上方向にフィルターケースがついています。
■クルマの車種ごとに毎回工具は買いそろえる必要がある。今回は32mmのソケット。
そして特殊な構造なのですがフィルターケースのボルト中心に、トルクスネジのボルトが刺さっているんですね。この2重ネジ構造によって、フィルターを交換しない場合はトルクスネジだけを外すことによってオイルのみを抜けるようになっているわけです。
そのサイズはトルクス55。・・・そんなデカいサイズ持ってねーよ!!笑 というイレギュラーサイズですね。まぁ32mmの六角ソケットも持ってないですけど。笑
オイルフィルターは今回交換しないので、とすれば多少古いオイルが残っても17mmのドレンだけ抜けば良いんじゃないの?という妥協案が頭に浮かんできてしまいます。いやいや、でもそれはローバーミニに慣れすぎた考えだ(ローバーミニは構造上どうやったって古いオイルがめちゃめちゃ残る)と悔い改め、工具を追加で購入することに。
購入するにしても多分ミニにしか使わないんだろうなー・・・なんて思ってしまいます。とするとトルクス55じゃなくてオイルフィルターを外す32mmソケットだけ買った方がいい気がしてきました。フィルター交換しないときでも(作業性は悪そうですが)フィルターケースを外せばオイルは抜けるわけですから。Amazonから荷物が届いたら交換作業を開始します。続きはこちら。