ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~磨きとコーティングに重要な高光度ライト編~

前回はコンパウンドを3Mの業務用に変えてみたことについて記載しました。今回も磨きとコーティング作業のレベルを高める為に高光度ライトを導入したので記載していきたいと思います。

ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~コンパウンドを3Mに変えてみた編~
前回までにフロントボンネット周りを綺麗に磨いたものの、ボディサイドの傷に悩むことになりました・・・。今回ボディサイドの傷を綺麗に...つづく

磨きとコーティング、その両方の作業で非常に重要なのが光源です。

DIYで車を磨こうなどと恐ろしい考えに至った人なら、その前にいくつかコーティングプロショップのサイトを見て回ったと思います。そして高品質(で有名だが実写を見てないのでなんとも言えない)ショップであれば「超高光度ライトを導入してます!」みたいな謳い文句を見かけたんじゃないでしょうか。

■傷は光の反射で見えるため、強い光源を用意して傷が確認しやすい状態を作る。

クルマの傷というのは物理的に考えれば平らな塗装面がえぐれている状態です。細かな傷が見えたり見えなかったりするのは、光が反射しているかしていないかによります。普段は目立って欲しくない傷ですが、研磨作業時には逆に傷がどの程度あるか、どの程度なくなったかが見える状態を作る必要があります。その傷を反射させて見えやすくするための光源なんです。

例えば真夏の太陽光の下、あるいは夜水銀灯の下に車を停めた時に洗車傷がキラキラと見えてしまったことがあるんじゃないでしょうか。光源は強い光の方が傷の反射も強くなります。そしてショップではLED、ハロゲン、蛍光灯など?色々な波長の光源を設置してとにかく傷が見えやすい状態を作っています。

まぁなかなか自宅でそこまで揃えるのは費用対効果にも合わないので、僕はLEDの強力なライトだけ導入をしたいと思います。コンクリートの掘り込みガレージには細長い蛍光灯が設置されていることが一般的ですが(お洒落じゃないけど影になるスポットができづらい)、それでは光源としてパワーが不足しているので追加で購入するのが良いと思います。

クルマをメンテナンスするにあたっては色々な角度や、色々な高さで作業をするのでスタンド式がおすすめです。作業用にライトを買うのに天井設置だと、かなりの数を設置しないと磨き作業には向きません。

■僕が使っているのはアイリスオーヤマの屋内用LEDワークライト。明るさは10,000ルーメン。

ということで僕が購入したのはアイリスオーヤマのスタンドライト。1灯に見えますが2灯で(LEDにおいて何灯という数に意味はないかもしれないけど)、2つのライトの方向をそれぞれ変えられるので広く照らすことも可能です。

LEDによる白色(真っ白というより太陽光っぽい白さ)ライトで、100v交流電源なので一般的なコンセントで使えます。それこそ作業用の投光器という感じの明るさで、スタンドも結構な高さまで伸縮できます。高さ調整が88cm~185cmなのでミニバンやSUVだとルーフを照らすのに高さ不足ですが、パナメーラやミニといった非ハイルーフ車ならルーフまでしっかり照らすのに十分な高さがありますね。

屋内用なので防水ではありませんが、保証もついていますしノーブランド品を買うよりアイリスオーヤマの安心感があるでしょう。明るさも10,000ルーメン(ハロゲンランプ500形相当)あって十分なパワーです。

僕が購入したのはこちら。


こっちの方が新しいのかな?同じ10,000ルーメンで防水もできるライトもあります。しかも値段的に安いくて高さも一緒。


でも気をつけた方が良い点もあって、それはコンセントが3芯だということ。つまり2本足ではなく、アースなのか?もう1本足が生えているので、ガレージのコンセントタップによっては差せません。

■照らす方向も重要。光の当て方が仕上がりにも大きく影響する。

実際の作業風景はこんな感じ。ルーフに物を置いてはいけないのと(磨く前だからティッシュとタオルを置いてしまった)、ポリッシャーを横にしたとしても地面においてはいけません(作業終了時でバフを洗う前だから置いてしまった)。笑

スタンドライトはオレンジで、単体で見ると”工事現場”っぽいカラー(安全色)なのですが、つゆだく(うちのローバーミニ)と合わせると急にお洒落な感じがしますね。自己満です。笑

さて光の当て方ですが、最初に書いた通り傷に対して横方向から光を当てるとエグれの面が反射しやすいのでボディパネルの斜めから光を当てて作業しています。まぁボディに垂直に当てる方が傷が浮かび上がりづらい場合があるので、コーティングショップの仕上がり動画が垂直に光を当てた動画ばかり公開していると「ほんまか?」と思うところがあったりします。。特にフレークの大きなメタリックは傷の反射が見づらいですね。

作業前と仕上がりの状態チェックではなるべく横方向からパネルに光を当て、反対の横方向からボディに頬が着きそうになりながら傷の状態を見ます。それ以外にも上から、垂直からなど、ライトを持っていろんな角度から傷の状態をチェックします。傷を消すための技術も重要ですが、傷を見つける技術も必要になることがあります。

傷の見やすさでは、メタリックフレークの大きなパナメーラ<<マイクロフレークのローバーミニ<ソリッドカラーのBMWミニです。傷が見やすいということは普段も傷が見えやすいのであり、仕上がりもかなり傷を落とさないとメタリックと同程度に綺麗には見えないということです。ソリッドブラックは別料金を取るショップもありますが、つまりソリッドブラックはめちゃくちゃ綺麗に仕上げる必要があるわけです。逆に言えば他のカラーは程々に綺麗にしているようにも聞こえ、とするとブラックじゃないからって妥協しないでよ・・・と思うところもありますね。まぁソリッドブラックはめちゃくちゃ美しいですが、それを綺麗に保管するには密閉屋内しかないですし、走らせれば傷がどんどん見えてくるので、妥協しないと維持ができない世界ですね・・・

次回はこちら。

ローバーミニ:ガレージを手に入れてまず最初にやること。それは磨きとガラスコーティングのやり直し。~最後のリヤ磨き編~
ちょっと間が空いてしまいました。年度末とか関係ないのですがちょっと仕事が忙しくなってきましたかねー。。 前回までの記事はこ...つづく