一般的にガラスコーティングはショップでやってもらっても、DIYでガラスコーティング剤を買っても、その説明にはだいたい5年もつとか書かれていますよね。まぁ実際青空駐車場でそれぐらい持つのかどうかは疑わしいと思っていますが、それでもカバーをかけて普通に週末に乗るぐらいであれば3年ぐらいもつのかもしれません(推測です)。
でも塗装面よりガラスコーティング層の方が硬度は高いとはいえ、1年も経てば細やかな使用傷は入って行ってしまいます。特に僕はこれまで屋外駐車場でカーカバーをかけて過ごしていたので、どうしてもカバーとボディが擦れて微細な傷がついていきます。なのでこれまでは大変ですが、2年に1度くらいは研磨とコーティングをやり直してきました。
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■シャッターガレージを手に入れたら、クルマをめちゃくちゃピカピカにしたかった。
今回家を購入したことでクルマがようやくガレージ保管になります。なのでカーカバーをかける必要がなくなり、ボディコンディションも走らせない限りは(もちろん走らせますけど)状態が悪くならないということになります。その一方で残念ながら3台は室内に収まらないので、1台は屋外駐車を継続になります。。
どうやら外に置くことになるのはつゆだく(ローバーミニ)になりそうで、それは普段の嫁の足になっているじょんじょん(F56 JCW)が家のガレージにないのはめちゃ不便だと言われたから。まぁそりゃそうか・・・
さて、密閉できるガレージを手に入れたらまず最初にやると決めていたことは愛車をピカピカに研磨してコーティングすること。これまでは作業も屋外、保管も屋外だったので70点を目指してある程度妥協するというか、投資する時間に対してコスパの良い仕上がりを目指していました。でも保管しておけばコンディションを維持できる状態になったなら、できる限り良いコンディションまでメンテナンスしたいと考えていたんです。
このタイミングでコーティング専門のプロショップに出すことも考えたのですが、僕も素人ながら何回か作業をしてきて以前よりコツも掴んできた気がしますし、もう一度自分でできるところまでやってみてからショップに出すか考えようかと思います。
■いつも通り研磨作業前に外せる部品は外す。ローバーミニは部品が複雑。
ということでまずはつゆだく(ローバーミニ)から。
ボディサイズが小さいのと、そもそも1997年製で気がつけば24歳ぐらいなのでどうしても取りきれない傷も多く、ある意味手慣らしにはイイかなという考えもあります。でも金属パーツも多く、フロント周りは複雑でボディパネルのつなぎ目は凹凸も多いので作業が難しい側面もありますね。
とりあえずグリルやバンパー、ミラーなど簡単に外せるものは外して作業します。こういった複雑な外装をもつクラシックなクルマはなるべく外せる物を外して作業した方が隅に溜まっていた汚れも落ちるのと、隙間までコーティングできるのでかなり綺麗に仕上がります。
続いて左側のフロントフェンダーに貼ってあったタータンチェックのラッピングフィルムを剥がします。先日のもらい事故で右側フロントフェンダーは再塗装とともにかーラッピングフィルムも剥がされてしまい、そしてその保証はなし。今回は左側も剥がすことにしました。
夏場の炎天下だとこういったフィルムもさらっと剥がせる(逆に剥がれやすくて怖い)のですが、今は冬なのでヒートガンで温めてゆっくり剥がします。温めながらゆっくり剥がさないとそもそも剥がれづらいというのもありますが、塗装面を痛めたりのりが残ったりします。
しかし数年貼りっぱなしで、剥がしてもここまで綺麗とはさすが3M製のフィルムですね。
■傷の状態をチェック。そのためには光量の高いライトでボディを照らす必要がある。
さてここからはよーく洗車しますが、いつもと異なり洗車後の非硬化型コーティングはせずに作業に入りますよ。
まず上の画像。左のフェンダーを写真で撮った物ですが、暗めに撮ると至極綺麗に見えます(やや線が見えるのは濡れた布で拭いた水分が残ってしまっているだけです)。
でも実際は膨らんだフェンダーはカーカバーとかなり擦れやすい箇所なので細かい傷がついているはずです。研磨作業を行うにあたってはそういった傷がよく見える状態を作る必要があり、強い光量で傷を反射させる必要があります。
写真を強い光量を拾うように明るく撮ったのが上の画像。ライトの反射周りを中心に細かい線傷が見えますね。こうして現在の状態を確認し、研磨を行う強さというか研磨剤の粒度を調整します。
それと作業をしながら綺麗になっていく具合も確認しやすいことが重要ですね。
次回は磨き作業開始です。次回の記事はこちら。ポリッシャーの選択についても記載していきます。