日本ではマイナーながら、C4カクタス以来のデザインが僕の心を掴んでやまないシトロエン。そして以前マジで買おうかめちゃくちゃ悩んだC3がマイナーチェンジでさらにオシャレになったということで見てきました。
本当はデビューフェアの土日に行きたかったのですが、コロナの状況もあって1週間外した翌週に電話を入れ見に行くことに。
前期モデルを見に行って試乗した時の記事はこちら。
このページのもくじ。
■ただでさえオシャレだったC3がさらに高級感を増した!
シトロエンというブランドは高級車ブランドではなく、輸入車で関税がかかっているにもかかわらずなかなかリーズナブルな価格でクルマを販売しています。そして以前までは(申し訳ないが)特徴のないフランスの大衆車だったものの、現在のモデル群はデザインがめちゃくちゃおしゃれという大きな武器を手にしました。
しかもその考え方は潔く、見えるところにお金をかけ、さらに高級な素材を使わずにデザインで高級感を出しているように思います。特にハイパフォーマンスモデルがラインナップされるわけでもなく、豪華なレザーシートが奢られているわけでもありません。
でもオシャレ。もっと早く出逢いたかったと思うクルマです。
まずフロント。僕が超好みの極細目のヘッドライト(実はサブ)に、メインの大きなライト。前期型ではこのライトが独立していたのですが、後期型はグリルと連続したデザインになりました。
そしてその中!以前はただのハロゲン電球ライトだったのですが、3枚のフィンからなるパッと見ても非常に高級感のあるデザインに!まさかこれが大衆車価格とは思えないですね!
■サイドはシトロエンのデザインアイコンエアバンプ健在。限定車は17インチホイール。
続いてサイドビュー。シトロエンのデザインの特徴となったエアバンプ(サイドの黒い樹脂バンパー)は健在で、四角いマスの一つ一つは横長基調になりました。
僕はこのデザインが、どうしても特徴の出しづらいサイドビューにおいて非常に大きな役割を持っていると思います。横からクルマを見るとどうしても投影面積が大きいのでのっぺりしてしまうのですね。それを大きなエアバンプを設けることで上下の高さでボディカラーが締める部分が小さくなり、高さを小さく見せる効果があります。
ただの樹脂サイドバンパーとせずにデザインアイコンとして振り切ったところが素晴らしいですね。樹脂のままでもチープな感じはありません。
そしてリヤサイド。ややタイヤとホイールアーチに距離があって腰高感がありますが、これは実用車なので仕方のないところ。でもミニと同様にホイールアーチが樹脂製のモールで覆われているのでタイヤがちっこいコンパクトカーな感じはありません。
この手法は各社のスポーツじゃないモデルでもっと取り入れた方がいいと思うんですけどね。実際はタイヤ径が小さくてもモールを含めた黒い部分の円直径が大きければタイヤが大きいような錯覚を受け、どっしりとした迫力のあるデザインになります。
ちなみにこのホイールは17インチ。ただしモデルチェンジ直後の限定車、Edition 2021限定になります。つまり通常モデルでは16インチが標準で、17インチはオプションでもありません。これは僕にとって大きなところ。