ミニJCW:前後ダブルカメラのドライブレコーダーを取り付ける。自分で作業しても簡単だし安く装着できる。~ドラレコ装着編~

ローバーミニとF56ミニJCWですが、フロントのカメラをメインとして、リア方向にもサブカメラがつくダブルカメラ(前後カメラ)の製品を使用しています。これはmicro SDカード1枚で、前後の画像を2ファイル同時記録し続けるという仕組みになっているのが良いところ。

毎年のように製品がアップデートされていくので、買うたびに若干仕様が異なりますが、どうやら最新のは価格も下がり、SDカードも付属し、さらに2年保証と言うことであれば以前よりだいぶ良いことが増えています。

ちなみに僕の場合は2台買って2台とも今のところ問題なく動作しています。

ミニJCW:前後ダブルカメラのドライブレコーダーを取り付ける。自分で作業しても簡単だし安く装着できる。~ドラレコ必要度編~
みなさんドラレコこと、ドライブレコーダーは付けてますか? このご時世、ドラレコは必須のアイテムです。いやはや、まじで嫌な世...つづく

■取り付けはカンタンで工具も必要ナシ。ただできれば電源取りはした方がいい。

さてそんなドラレコの取り付け。あまり説明するほどのことはないのですが、一般的な配線の取り回しについて書いておこうと思います。ざっくり言うとドラレコなんて窓にペタッと貼ってグサっと電源を差せば動作します。笑 ドラレコの取り付け作業というのはメインが配線隠しですね。

電源もシガーソケット型のものを購入すれば、差し込むだけで電源が取れます。もちろんディーラーなんかで最初から取り付けてもらうとダッシュボード裏の配線から表に見えないように美しく取り付けをしてくれます。確かにシガーソケット接続だと電源をひとつ潰してしまいますし、配線がダッシュボードの表をチョロチョロしていると美観に欠けますね。(とりあえず仮でセンターコンソールのシガーソケットに差し込んでいます。うちのミニはここしかシガーソケットがない)

なので僕はヒューズボックスから独立で電源取りするのが良いと考えています。最近のクルマはもう少しも配線を触らない方が良いぐらい、複雑にコンピューター管理されています。電流管理などもしているので、間違ったところに新しい配線を繋ぐとエラーが記録されてしまいます。なので僕は基本的に独立電源を取るようにしています。

■一応中華製品を安く買っているがリスクはある。

あとは中華製品の問題。いくつか同じものを購入すれば1個は不良品を引く、僕はそういう心づもりで中華製品を購入しています。あとはアテにならない感覚値かもしれませんが、初期不良は多くても使い始めてから保証期間を過ぎて壊れることは少ないように思います。

なのでAmazonなどで初期不良保証、さらにできれば1年保証の製品を購入するようにしています。ある程度は返品交換覚悟で買っているということですね。

そうすると補償を受けるために重要なのが”製品を改造していないこと”なわけです。なのでシガーソケット電源のドラレコを購入したら(後付けドラレコはシガーソケット電源の配線のみがついていることも多い)、配線を切断をしてヒューズに繋いでしまうと補償対象外になります。仕方がないのでわざわざ安いシガーソケットを購入し、シガーソケットとヒューズボックスを接続、ドラレコはそのシガーソケットに標準の電源を接続します。

■前後カメラのドラレコはこんな風に映る。SDカードは1枚でOKだ。

さて、まずはフロントガラスにドラレコを設置。両面テープでつけるだけですが、夏は日光で熱くなるのでしっかり脱脂してから貼り付けないといずれ落ちてしまうことがあります。

設置はなるべく車体のセンター近くのほうが、左右の撮影範囲が広く取れるので良いと思います。本当はど真ん中に付けたかったのですが、車検期限シールがめちゃ邪魔なところに貼られていて邪魔でした・・・一度剥がすと再度貼るのは難しそうだったので助手席側にズラして設置。(紛らわしいですがボンネットはたまたま開いていて、ドラレコ作業としては不要)

安物なので配線がイマイチで、電源と後方カメラの2本のプラグが生えているのですが、これらは本体の上方に大きなコネクターがついているのでウィンドウの上端に寄せて設置することができません・・・

斜めから見るとこんな感じ。助手席から見ると結構ドカンと目の前に貼られている感じ。

ミニはデザイン上ウィンドウが切り立っていて、その分上下の幅がとても小さいのです。なのでこういうカメラをつけると思ったよりも邪魔に感じます。実際は運転席から見るとちょうどバックミラーの影になる位置に設置をしているので、視界を狭めるようなことにはなっていません。助手席に座ると目立ちますね。笑

反射してしまって見づらいですが、バックカメラはリヤウィンドウの一番上に設置。こちらは小さなカメラだけで本体はないのでコンパクトに設置できます。金属ステーを曲げて適切な角度にカメラが向くように調整したら、あとは両面テープで貼り付けるだけ。ただしガラス内の電熱線(オレンジ色の線)が映り込まないように避けて位置決めしてくださいね。

ただこの製品は円形のカメラで、どっちが上なのかわかりません。笑 なので電源を入れてフロントカメラ本体の画面を見ながら、映る画像が水平になるようにカメラを調整しました。これは若干面倒ですね。。

■ミニの配線取り回し例を紹介。ハッチバックはリヤゲートへの配線がちょっと悩むところかも。

配線の取り回しは基本的にどのクルマも考え方は一緒で、基本的には大きな内装取りはずし作業などは不要でできます。もちろんショップなどでは一部内装を分解して完全に見えないように作業してくれるのですが、そこまで求めなければカンタンな作業です。リヤカメラがあるとリヤウィンドウまで配線を伸ばさなければならないのでちょっと手間がかかりますけどね。

配線のスタートはフロントのカメラ本体。1本は電源、もう1本はリヤカメラに伸びていきます。あ、ちなみにこの製品はこんな風にフロントカメラがメイン、サブ画面でリヤカメラの映像が映ります。ただSDカードは1枚でよく、フロント映像とリヤ映像が別ファイルで記録されていきます。

まずは本体から伸びる配線をフロントウィンドウ上端の、天井パネルとの隙間に埋め込んでいきます。結構スペースが狭かったですがやや力を込めて押し込んでいけばしっかりと入ってコードが見えなくなります。そのままウィンドウ左端まで行ったら、今度はAピラー(つまりフロントウィンドウ両端の柱)とガラスの隙間に配線を突っ込んでいきながらダッシュボードまでたどり着きます。

電源はセンターコンソールに伸ばすのでここでお別れ。グローブボックスの裏を通してセンタコンソール付近にコネクターを出しています。いずれシガーソケットからヒューズボックス電源に変える予定なので助手席側を通しました。ミニのヒューズボックスはグローブボックス内にあることが理由です。

リヤカメラ配線の方はドアを避けなければならないので、ここからウェザーストリップ(ドアの隙間から水が入らないようにするゴムパッキン)をめくってその隙間に配線を通します。ドアの上と下どちらを通しても良いですが、ザッと見た感じF56 3ドアはBピラーの配線通しが下の方が楽そうだった(ルーフとリヤサイドウィンドウに隙間が少なかった)ので下から通しています。

続いてリヤシートを通していきます。今回はフロントから伸びてきた配線をBピラーとリヤシート横パネルの隙間を通して、リヤサイドウィンドウ伝いにリヤゲートまで通しました。ただしこれは後部座席にドアがない3ドアモデルだから。5ドアモデルだと後部座席ドアも開くので、助手席からリヤゲートまで天井とドアウェザーストリップの隙間をずっと通してくるのが良い気がします。

余った配線は仮で束ねて放置しています。Cピラー内に押し込むのがベストですが、今のところ邪魔にもならないのでそのままにしてしまっています。。

最後にリヤゲート。ハッチバックだとリヤゲートまでの最後の配線渡しをどうしようか?という問題があります。リヤゲートにはハイマウントストップランプやナンバー灯に向けて必ず何かの配線が通っているので、そのルートを利用するのがベスト。上の画像でいうと天井から生えている2本の黒いホースがそれですね。

ただしこれを通そうとすると、室内の天井裏にアクセスしなければならないのと、リヤゲートの内装パネルも外す必要があります。この辺りがドラレコ設置で「案外工賃がかかるなぁ」の理由でしょうか。

僕はそこにコダワリはないので、上の画像のように配線を垂らしっぱなし。これだと何のパネルも外さずに設置ができるのと、ゲートの端で配線を垂らせば後方視界で目障りなこともありません。もちろんリヤゲートの開け閉めや荷物の積み下ろしで邪魔になったこともありません。安くカンタンに済ませたい人にはこういうやり方もアリかと思います。

これで設置完了。配線を悩みながらでも作業自体は30分で終わりました。気分がアガるカスタムではありませんが、サクッと付けておいた方が後悔がないでしょうね。