ボディサイドのマルティーニストライプに続いて、今度はボディセンターにストライプを入れていきたいと思います。センターはサイドストライプよりもだいぶ太めでインパクトを出します。
前回のサイドストライプの記事はこちら。
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■2本並列ストライプは案外貼るのが難しい。事前準備に手を抜くことなかれ。
前回同様に、事前に室内でストライプの切り出しと組み立てをしておきます。
ストライプのベースとなるダークブルーと、その上に貼る細いライトブルーはもちろん太くしていますが、色の幅比率はこれまでのサイドストライプと同じ。
マルティーニストライプ全体の幅が200mmで、残りは上記メモのような幅で切り出していきます。ダークブルーは80mmで切り出しており、その上に18mmで切り出したライドブルー貼っておくというのが室内の準備作業。レッドはボディのベースカラーをそのまま活かします。
さらに駐車場まで行ってセンター(車体の中心)を意識しながら、さらに幅を40mmで均一に貼っていくのは至難の技です。僕の場合は上記のようにマスキングテープで最初から40mm幅に2本のストライプを仮固定しておきました。さらにセンターも線を入れておくとかなり楽に作業をすることができます。
まずはストライプの距離が短く、かつセンターが出しやすいリヤハッチから作業していく予定なので、予めざっくり定規で測っておいた長さプラスαにカット。さらに片側だけストライプの角を丸めてあります。
前回も書きましたが角を丸めるのは非常に重要な作業で、こういったフィルム類の剥がれ出しは必ず角からである以上、そこを丸くカットしておくことでだいぶ剥がれづらくなります。ただストライプがボディパネル端の裏まで貼り込めるなど、見えない箇所限定ですね。
■リヤハッチ上部から貼り付け。ここだけ唯一カッターを使用する緊張ポイント。
ということでまずはリヤハッチから。脱脂したらエンブレムとワイパー軸の中心を結んだ線をセンターとして仮決めをします。
この際にマスキングテープで仮留めできて、かつこのまま両端のストライプの台紙を剥がしてボディに貼れば位置がズレないという我ながら楽で精度の良い方法です!(通常ならマスキングテープでまずセンターに40mmのストライプを貼り、その両端ラインに合わせて本命のラッピングフィルムを貼っていく必要がある)
今回は水貼りをしていて、非常に薄い洗剤水をボディにスプレーし、びしょびしょの状態でフィルムを貼るというもの。濡れているので位置の微調整ができ、位置が決まったら布でフィルム内の水分を外に追い出して貼り付けます。スキージー使ってもイイのですが小さな面積は布で十分なのと、フィルム表面が傷つきません。
角を丸く落とした下端を赤いボディと黒いエンブレムのついたパネルの隙間に合わせているので、角を丸くしていることは目立ちませんね。
僕はラッピングにおいてボディ上でカッターを使うことをNGとしているのですがこのフィルム上端は止むを得ないかなと。。ただしそっと当てて引くだけできれいに切れるので力を入れてはならないのと(黒いゴムパッキンが切れてしまう)、当然ながらボディに一切刃が当たったらダメ!
これでまず1枚目は完成です。
■リヤバンパーまで貼るかめちゃ悩む。
次にナンバープレートの下も貼っていきます。ここは事前に長さを測ってあり、かつナンバーの裏側に隠れた部分から、リヤゲートを開いた裏の部分まで折り返して貼っているので角は見えません。しっかりと丸く切り落としておいてから貼り付けています。
おお!ここまででめちゃイイ感じじゃない!?
そしてリヤハッチを終えたらバンパーです。と思ったのですがこれでバランスがいいので、さらに下のリヤバンパーまで貼らないほうがいいかも・・・と悩みました。なんかこれ以上下まで貼ると不必要に鼻の下が長いような印象を受けるかもしれません・・・
CHANELの創始者、ココ・シャネルも言っていたようにデザインは引き算なので、ここは下まで貼らないほうが欲張らずに良い気もしてきました。
まぁ気に入らなかったら剥がせばいい!というのがラッピングフィルムの良いところ。なので貼ってから考えることにしました。
ということでCHUMS直前まで入れてみたのがこちら。うーむ。悪いわけではないのですが、ちょっと多段階の段差があり過ぎて斜めから見るとラインが歪むんですよねー。
一方でもうちょっと真後ろに近い位置から見ると直線になってくるのであんまり段差は気になりません。後続車からするとバンパーまで長さがあったほうがインパクトありそうですし、真後ろから見ると直線なので良いかなーと思います。いったんこれでいきましょうか。
リヤはこんな感じで完了!次回はフロントセクションいってみましょう!