だいぶ間が空いてしまいましたが、つゆだく(うちのローバーミニ)のフロントサスペンションをラバーコーンからスプリングに交換しつつ、サスペンション周りのオーバーホールをしようという営みです。作業は完了しているのですが、解説画像のお絵かきも含めて結構記事にするのが大変で滞っています・・・
果たしてこんな記事に需要があるのか・・・自分でこんな大変な作業をすること自体トチ狂っているのではないか・・・いやしかしこのブログのテーマは”DIY”であり、そもそも自分の作業ログなのだから詳細に書くべきだ・・・
などと考えていると時間が過ぎて結局書かず終いになります。笑 いや、気合入れて再開しましょう。
このページのもくじ。
■とりあえず分解したパーツは綺麗にしよう。
何はともあれ、分解したパーツ類は綺麗に清掃します。クリーニングしないと傷などにも気付きづらいですし、せっかく新しいグリスを付け直しても汚れが混じってしまうことになります。
僕は分解時に屋外でまず大まかに清掃します。(必ず砂などついていない)キレイな状態のトレイに部品を置いてパーツクリーナーをかけ、そしてペーパーで汚れを拭き取っておきます。ボルトなども1本ずつ歯ブラシで油・砂汚れを落としました。
そしたらなるべく室内に持ち込んで、再度必要なら清掃して点検します。外で作業しているとオイルまみれですし、落ち着いて細かい点検をしづらいというのがあります。それと再度組み立てる前に必要な箇所にグリス塗ったりスレッジコンパウンド塗ったりするので、屋内で作業しないと砂で汚れたり作業性が悪い気がします。屋内ガレージ欲しい・・・
■まずはテンションロッドのチェック。
さて、まずは外しておいたテンションロッドから。
テンションロッドはまぁ拭いておけばブッシュを交換して組みつけ直すだけ。曲がってないかだけ確認しておきましょう。次に使うのはミニスペアーズ製の強化ブッシュ。紫色が車体前方、黒色が車体後方に使うという前後異素材のタイプです。
良いか悪いかは正直使ってみないとわかりません。ブッシュで言うとめちゃ消耗が早い部分なのでどうせすぐ交換することになりますし、リーズナブルな価格のものを選んだだけです。ただレース車両ではないので超硬いレース用は避けてます(高いし)、ブッシュを固くするとテンションロッドに通常以上の負荷がかかるそうなので、強化テンションロッドでないと使わない方が良いと思います。
黒い方のブッシュはゴム製なので、元々付けていたブッシュと近い気がするので比較してみました。古い方は車体前方側ですが、結構潰れていることがわかりますね。
■テンションロッドの部品は問題なし。なので組みつけ前の下処理をしておく。
やっぱり下ごしらえ大事です。何を言っているかわからないという人もいるかもしれません。僕も何を言っているかわかりません。
今回色々な部品を分解しているので、基本的にそれぞれのボルト・ナット類は元の箇所に軽く付けておきます。でないと後でよくわからなくなったり部品をなくすとキツイからです。。
それに加えて、それぞれのねじ山にスレッジコンパウンドを塗っておきます。やっぱりしっかりとしたトルクで締めておいて、時間が経つと固着してしまう場合もあります。次回のメンテナンスで苦労しないためにも、熱固着防止と錆止めの気持ちを込めてスレッジコンパウンドを塗っておくことはやっておきました。
僕が使っているコンパウンドは上のものです。グレーのペーストなのですが、下のように「ねじ山の部分にだけ」指で満遍なく塗り込んでおきます。ねじ山以外の軸部分にはウレアグリスを塗っておきます。可動部分の軸は摩耗を防ぐという、用途が違うので注意。昔ミニ四駆にハマった人なら大丈夫なはず。
それとブッシュも手で薄くウレアグリスを塗っておきました。乾燥防止になるかなーと。良いのか悪いのかはわかりません・・・
あとは仮組みして、キレイな場所においておきましょう。テンションロッドの下準備は完了ですが、他の部品類と合わせて組み付けるので次はアッパーアームの掃除・点検です。