引き続きめぇ(パナメーラ S)の内装掃除。前回は洗浄液でシートもカーペットも諸々を拭き切りましたが、それで終わりではないのです。
レザーをメンテナンスするというのは汚れを落とすだけでなく、その後に保湿などのケアをします。でないと次第に乾燥して固くなったり、ツヤがなくなったりします。人の顔と一緒で洗った後は保湿をするんです。
このページのもくじ。
■レザーケアには専用クリームが必要。でも車用じゃなくてもいいのでは？
僕は車のレザーケアにシューズ用のケアグッズを使用しています。取れない汚れを落とすにはレザーシューズ用のクリーナーを使いますし、保湿にもクリームを使用します。
レザーシューズだとシューズの色に合ったクリームで保湿しますが(僕は結構レザーシューズをちゃんと磨く)、クルマには無色のモノを使っています。でないと服が汚れる可能性があるからです。これが使っているレザークリーム。塗るのは旅館などでもらえる使い捨て（にするにはもったいない）足袋型くつ下。僕はこれを使わずに持って帰ってきて、靴磨きやシートへのクリーム塗りなどに使います。手にはめると作業しやすいんですよね。
同様にクリームだったり、ミンクオイルや艶出しのロウなんかもありますが、ベトベトしないクリームだけにしています。服汚れるのも困るのでね。
それとなんとなくですが、クルマの内装を革靴のようにツヤッツヤの鏡面テカテカ仕上げにするものではないような気がして、艶出しもしません。ダッシュボードがツヤツヤだと光が反射しそうですし。。
■レザー部分には布で薄く保湿をする。
クリームをせっせとレザー全面に塗ります。財布なんかは手でよく触る＝人の油分が補給されるので乾燥することはありません。
でもクルマだと普段触れない部分もあるので乾燥しやすく、そういうところも丁寧に作業しましょう。レザー以外につくと汚くなるだけなので、境目のレザーじゃない部分は乾拭きします。
さらにこれで終わりではありません。なんでかわからないですが、クルマには埃がたまります。そしてコンソールなどスイッチや凸凹が多いところには、なんとなく溝に汚れが溜まってる感ありますよね。
これも取り除きます。
■サイバークリーンだ。見た目はやばそうだけど。
ということで使うのがサイバークリーン。元々PCのキーボードの隙間汚れを吸着するスライムです。クルマにも使えます。これでコンソールやポケットなどの埃も綺麗に取りますが、平面の汚れを取るものではないので注意。
まだです。まだ終わりじゃないです。
ガラスや光沢のあるパネルにはベチョっと濡れた跡みたいなのが残るので、さらに水拭きの拭き跡も残ってるはずなので綺麗にします。笑
固く絞ったタオルで軽く拭いて、乾く前に乾いた別のタオルで空拭きします。ええ、そこまでやりましょう。そうするとガラスなんかは、もののけ姫風に言えば曇りなき眼レベルに綺麗になります。祟り神も喜んでくれます。
この時に難く絞ったタオルにボディ用コーティング剤を軽く吹きかけて拭いてもいいですね。
■もういっこある。カーペットの掃除だ。
ラストに面倒なのが足元のカーペット。これは汚れるべくして汚れているので内装掃除の最初に（砂などをこぼさないように）外に出してしまいます。その後掃除機などをかけてから内装掃除をスタートするのですが、もちろん別でカーペットも掃除します。
僕はこれはもう水と洗剤で洗います。外でホースとブラシで洗うこともありますし、バスタブにお湯を張って洗うこともあります。後者の方が細かい砂はきれいに落ちますが、家庭でクレームが上がる場合もあるので場合によりますね・・・
洗濯機はおススメしません。カーペット角の生地が擦れて痛みそうなのと、洗濯機はその後に掃除しづらいからです。。あとは気長に乾燥させるしかありません。バスタブできれいに洗った場合は洗濯機で脱水だけするのもアリですね。乾きづらいのでしっかり乾燥したのを確認してからクルマに戻したら完了です。
どうでしょう？ちゃんと掃除をすると外装と同じぐらいの時間がかかるものです。なので必ずしも内装と外装をせーので掃除する必要はないと思いますし、大事なのは嫌にならないように小まめに掃除をすることですね。これから涼しくなるので室内掃除も汗をかかずにやりやすいと思います！
