前回までにフロントショックを取り外したので、今回は取り付け編です。
前回までの記事はこちら。
このページのもくじ。
■外したショックをチェック!やっぱり抜けてる?
外したショックが本来の性能を発揮できているものかチェックしてみます。と言うのも単純に手で動かしてみるだけです。
ぐーっと力を入れれば割と簡単に動いてしまうので、これが1本あたり250kgを支えて可動すると考えると「抵抗が軽すぎてほとんど機能していない=抜けてる」ということでしょうね。もっと早く換えれば良かった。。
後でわからなくならないように外した部品はついていた順に並べておくと安全です。作業中に自分で蹴ってしまって順番わからなくなったりするのですが。笑
そもそもちゃんとした専門店で買っていないミニでは、本来あるべき部品が抜けてたり、順序が異なってついていたりすることもあるらしいので、正しく作業するなら整備マニュアルのような分厚い本を持っていたりすると安心です。僕はググって下調べしてから作業してます。
こんな感じです。ショックアブソーバー以外の部品は変色したりしているものの、強度としては問題なさそうだったので再使用します。
では引き続き、今度は新しいショックを取り付けていきましょう。
■新しいショックを取り付ける。基本的には逆の手順。
新しいショックを取り付けますが、逆の手順で進めればOKです。こちらはショックが外された状態の左フロント。なんとなく覗きづらかった部分を色々と覗いてしまいます。
さて、これはショックの種類によるのですが、SPAXのこのモデルはどこかに干渉することなく簡単にポン付けできました。ネットを見ていると、製品によってはたまーに他の部品と干渉するので加工を行っている場合があるみたい(ぶつかるところを削る)。
ショックを購入する前には調べてみたほうがいいかもしれませんね。そもそもミニ専用設計なのに干渉するってなんやねんということですが。専用じゃないのかも・・・
SPAXの減衰力調整モデルはダイヤルが付いているので、これがぶつからないような向きに取り付けてください。フロントであればダイヤルの付いているほうが車体の後方に向きます。
中古品ですがブッシュも割れておらずそのまま使えそうなので、これで取り付けます。
まずは上側。先ほどの取り外しまで左フロントの画像でしたが、ここから右フロントの画像になるので左右反転してます。
締め付けトルクは自信がないので書きませんが、ボルトの弱々しい溶接を見るとあまりバカみたいに締め込まないほうがいいと思います。
次に下側も同様。これはボルトを通しているところの画像ですね。
両側からボルトとナットをレンチで掴んで締めます。これでホイールを取り付ければ片側完成ですね。フロントは逆側も左右対称なだけなので、同じように作業できます。
■ここでいったん試乗して効果をみてみる。
僕はフロントの両側を替えた時点で一度手をきれいに洗ってから試乗してみることに。SPAXは硬いと言われていたので、もし固すぎて普段使いに値しないレベルであれば、リヤは替えずに次のショックアブソーバーを探そうと思っていました。
ということで減衰調整ダイヤルを一番ソフトに回して試乗です。
■道路脇に入る段差(コンビニに入るときなど)■
段差を降りるとき、「ガチャン」と落ちる感じだったのですが「何かショックを吸収しようとしてくれている」感じが出ました。これを街乗りの柔らかい新品ショック×柔らかめスプリングにしたらもっとよくなるのだと思います。
■道路の継ぎ目■
高架の継ぎ目や首都高C2などの大きめの継ぎ目を超える際には、今まで段差が視界に入ってグッと体に力を入れて越えていたのが、まぁ衝撃はあるけどハイスピードで突っ込んでもつゆだく(うちのミニ)が壊れそうになるほどではない、というぐらいに良くなりました。
乗り心地がいいとは言いませんが、初めてミニに乗る人間がキツい突き上げで叫ぶほどではなくなったと思います。これが一番気になっていたので、マジで替えてよかったなと思ってます。
■コーナーリングのロール■
これはどちらかというとラバーコーンが潰れ気味なので、あまり縮まない = ロールしないのでショックを替えたからどうというわけではありませんでした。でもキツめにスラローム(左右にステアリングを切って車体をゆらす)すると体重移動がスムーズになった気はしますね。
総じて、元が悪かったからかもしれませんけど、スポースショックに交換して乗り心地が改善したので効果をバッチリ感じています!
早く後ろも替えたいですね!後ろの突き上げが一番気になってるので。寝てる子供らの首がムチウチになるわ。。
こんな感じで効果が実感できたので、次はリヤショックの交換です。