僕は今まで自分でリヤブレーキの点検をしてこなかったのですが、相当な距離を走っていることですし一度チェックしてみようと思いました。
そのきっかけとなったのは秋に寒くなった際、なんとなくブレーキの効きが渋いなーと感じたことです。寒くなってブレーキが冷えていたからとか、たまたま大人数乗っていて重かったからとか、もしかしたらそんな原因かもしれませんがチェックしてみるのは良いことかなーと。
フロントのブレーキは以前先輩ミニ乗りにチェック頂いて交換したので、今のところ大丈夫なはず。するとリヤブレーキシューが考えられるのでチェックしてみることに。
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■車検の時ってブレーキパッドをチェックするの?
そもそも日本では2年に1度車検があるので、その際にある程度の動作確認がされます。正常に動作しなければ車検が通らないので、分解チェックされますよね。
とすると、自分でチェックしていなくても車検の際にチェックしているのでは?とふと思ったわけです。
でも車検においてブレーキの確認は「ちゃんと止まること」の確認をするだけであって、ブレーキパットの残量を見たりなどしないわけですし、車検に預けても普通にブレーキが効いていそうであればドラムブレーキの分解チェックまでしない気もします(ディスクならホイールを外せば外部からパッド残量が見えるが、ドラムブレーキはカバーを外さないとシューの残量が見えないはず)。
つまりミニ専門ショップに詳細点検込みで預けないとリヤブレーキが分解チェックがされない可能性があるということですね。
■ホイールとスペーサーを外す。
ではリヤブレーキドラムを分解(と言ってもカバーを外すだけ)して、ブレーキシューの残量を確認していきましょー。
まずはジャッキアップしてホイールを外します。ここまでは過去の記事にもいろいろ記載があるので割愛です。。
ドラムブレーキ、ホイールアーチに対して小さいですねー。これでちゃんとブレーキングに貢献しているのだろうか・・・笑
まず付いているホイールスペーサーを抜きます。このホイールスペーサーは僕が購入した際に最初から付いていました。BSCCやスポーツパックなどの純正オーバーフェンダーシリーズはリヤのホイールだけ奥に引っ込んで見えるのでスペーサーが使われるそうです。
これはもうはめ込んであるだけなので引けば外れます。
■ブレーキドラムはプラスネジ1本で外れるけど、ナメるな危険。
次にブレーキドラム(黒いカバー)にプラスのネジが1本刺さっているのが見えると思います。これを外すとドラムが外れるという簡素な構造。基本的にはホイールナットを締めると共に固定されるのでいいんでしょう。
プラスネジなんですけど、これはネジ山をナメそうでめっちゃ怖いですね。これが固着している場合もあるらしく、適当に力入れるとナメて終わりそうです。ビビる。
そして画像で対角線上にもう1つネジ穴が見えますね。
「あれー、片方ネジが落ちてないのかなー・・・」と思うのですが、これは最初から片側の1本でしか固定されていません。外してみるとわかるのですが、ブレーキドラム上には2個ネジ穴が開いているものの、その土台には片方しかネジ穴が開いていません!せっかくなら両方開けとけ!
ネジ自体もイギリス車なのでもしかしたらポジ規格かもしれません。ただ僕は右手で思いっきりネジの方向に工具を押しつつ、左手で工具を回すという方法で意外とあっさり外れました。どこかのサイトでインパクトレンチ使ったとかいう記載もあった気が・・・
で、ここでブレーキドラムを持って真っ直ぐに引くと外れるのですが、サイドブレーキを下ろしてからブレーキドラムを引き抜いてください。でないと引っかかって外れません。ここ注意です。
今回はホイールを外したりしやすいようにここまでサイドブレーキをかけていて、ドラムを外す前にサイドブレーキを外しました。これで引っ張って外れなければ、ドラムが固着している可能性があるので何かで軽く叩くのが良いそうです(プラハンがベスト)。
これでブレーキシューとドラムが確認できるようになりますね。
次回は中身をチェックしていきたいと思います。つづく。