車の外装はもちろん雨に当たったりすれば汚れていきますし、なんなら置いておくだけでも汚れてしまいます。僕は結構こだわって洗車する方ですし、ボディのコンディションもこだわる方ですが、内装もしっかり綺麗にしなきゃなと考えています。
外装ばかり気になりますが、結構内装も汚れていると目立つものですよ。例えばシートのシミ、ガラスの汚れ、カーペットに乗っている砂や毛ボコリ、ダッシュボードの埃や指紋・・・
ひとりで乗ることがほとんどの場合は運転席周りだけの掃除で済みますが、全席使う車は結構がっつり掃除が必要です。
このページのもくじ。
■綺麗に維持しやすいのはどんなシート?
そもそも車を購入する際に、最近は内装の選択肢も増えてますね。レザー、アルカンターラなのかファブリックなのか(ヴィーガン対応で新素材も)、色は何色なのかなどなど。
僕は明るい色のファブリック(布生地)が一番汚れるし、綺麗にキープできないと思っています。
- 汚れが染み込みやすいか
- 汚れを洗いやすいか
がポイントになってくるのですが、布は汗も吸いますし、何より飲み物や油などの液体汚れを吸ってしまうことが危険です。黒なら目立ちづらい(だからこそ今までファブリックシートは基本的に黒)かもしれませんが、グレーっぽい色だと飲み物のシミで部分的に黒くなったりします。
そして服のように外して洗濯することができないので、汚れを落としづらいのも厳しいところ。僕は実家の車がファブリックシートですが、洗剤とブラシで丁寧に洗うことは可能です(ただし汚れは落ちづらい)。
アルカンターラはケアが難しいですが、基本的には毛羽立たないように優しく洗剤とブラシで洗うのがいいのかと思います。
ファブリックとアルカンターラは座った感じはとてもいいですね。夏暑くないし、冬も座る瞬間に冷たくない。それと座っていて滑りづらい。
一方でレザーシート(フェイクレザーを含む)は、生き物ベースなので本革だと少しは汚れが染みます。なので事前にちゃんとレザーケア用品でコーティングしておけばかなり汚れがつきづらいと思いますね。ちょっと何かこぼしてもすぐに拭いておけば色移りまではしません。
なので僕は明るい色の内装でレザーを選ぶのが好みです。
■明るい色の内装は色移りが気になる。
明るい色の内装を選択すると気にしなければならないのが色移り。夏場は汗ばむと(座っているので座面が汗ばむのは仕方ない)布の色がシートに移りやすくなります。
うちはメェさん(パナメーラS)がホワイトレザー内装なので、デニムなど色移りしやすい服は一切禁止です。僕は気がつくとデニムを一切履かない人間になってしまいました。笑
でもつゆだく(ローバーミニ)はベージュ×ブラウンのフェイクレザー内装ですがあまり気にしていなくて、夏の間たまーに何も考えずにネイビーの麻シャツ(めっちゃ色移りしやすいので選択する際も単体で手洗い)を着て乗ってしまうことがありました。
で、しっかり色移りしてしまうことに。。
ちょっと青い色が付いているのと、シボ(しわ加工のこと)の山が黒ずんでいます。水拭きしてみたのですがほとんど落ちませんでした。これは今後着る服に気をつけた方がいいですね。
でも、でもね奥様方。今回はこれをササッと落とすことができる魔法のアイテムをご紹介します。笑
■レザーシューズ用クリーナー、レノマットリムーバーだ。
レザーシューズが好きで、ちゃんと手入れをしている人には有名な定番リムーバーがSAPHIRのRenomat Remover。僕は元々靴のメンテナンス用に持っていました。
靴磨きではザックリ言うと、
- 汚れ落としのブラッシング
- リムーバーによるさらなる汚れ落とし
- クリーム塗りとブラシ
- ワックス塗りとブラシ
- 磨き上げ
みたいな感じで工程があります。この前半で使う汚れ落としのケミカルがリムーバーです。普段は水性の革に優しい液体を使うのですが、半年とか1年に1度は有機溶剤の入った強力なリムーバーで汚れと今までのワックスを落とします。
車で言うところの「数年に一度硬化型のガラスコーティングをやるから、その前に全部鉄粉落として磨き入れなきゃね」というタイミングで登場する強力リムーバーです。
これを布に少量つけてシートを軽くこする、というのを繰り返していくと簡単に色移りが落ちました。ただし幾つか気をつけるべきことも。
- オレンジなどの染めているステッチ(糸)は一緒に色落ちするので、丁寧に避けながら布でこする必要がある
- 本革の場合は革に必要な油分も奪ってしまうので、掃除後にレザーケアクリームも塗りこむ必要がある(フェイクレザーでも光沢がなくなるようならクリームなど塗った方が綺麗)
てな感じ。
こちらが掃除後。写真だと光の関係で差がわかりづらいのですが、かなり綺麗になりました。黒ずみもなくなりピカピカのシートって感じです。
明るい色のシートで、汚れに悩んでいる人は自動車のレザーシート用ケミカルを試してみるのもいいですし、今回のサフィール製レノマットリムーバー(tって発音するのかな・・・)を試してみるのもいいですね。自動車用って無駄に高いこともあるので、信頼の置ける靴用品を使ってみるともしかしたら安く済むのかも。
素材によっては光沢が無くなることもあるので、こういうのは目立たないところで試してから使ってくださいね。