前回分解したシフトケース。今回はこれを下地処理して塗装していきたいと思います。塗装で使用しているのはホームセンターでも購入可能な缶スプレーです。
前回の記事はこちら。
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■話を戻して外したシフトボックス。マスキングと下地。
外したシフトボックスがこちらです。裏返して見てみると、暗くて見づらいのですが4つのツメで固定されることがわかります。1個がほぼ折れていることがわかりました。だから今までグラついたり、固定が弱かったんですね。。
裏面は塗装しないのですが、汚れていたので掃除します。
その後に外面をサンドペーパーで荒らすのですが、なんとなく塗装の乗りが悪そうな材質だったので粗いサンドペーパーで荒らしておきました。元々シボ加工っぽいザラザラした表面なので凹凸の凹みにサンドペーパー掛けしたカスなども詰まります。
なのでサンドペーパー後は再度ブラシを使って台所用洗剤で洗いました。
えーと、いきなり塗られていてすいません。笑
シフトノブが生えるゲート部、「P」「N」「D」「3」「2」「1」の表示部はマスキングして、脱脂したのちに塗装しています。塗装はスプレー缶を使い、まずはサーフェーサーを塗りました。塗料が樹脂から剥がれづらくするのと、元の色が黒なのでベージュの発色を良くするための下地作りです。
ついでにシートベルトの肩付近にあるカバーも外して塗っています。工夫しようとも思ったのですが、ユニオンジャックとかにするとごちゃごちゃしそうなのでシンプルにベージュで。
このカバーは裏面もざっと塗っておきます。なぜならカバーを装着した際、車の外から見ると少し裏側が見えるからです。正確に言うと裏側が見えるのは前のシートだけなので、2個だけ裏側を塗ればいいのですが、ついでなので全て塗っておきます。
■ベージュ塗装後マスキングを外してクリアー塗装。
ベージュの塗装が完了したら、ここで一度マスキングを剥がします。マスキングしたところは地の素材と境ができるので、そこから塗装がぺりぺりと剥がれやすくなります。なのでマスキングを剥がしてからクリアーを吹くことで剥がれやすい境目を潰します。
マスキングは安直にベリベリっと剥がすと周りの塗装も剥がす懸念があるので(特に塗装を厚めにした場合)、カッターで境目の塗装に切れ目を入れて剥がします。
思ったよりマスキングが甘かったので、境目がガタガタしてますね。。ブラック塗料と筆で修正します。
その後はクリアー塗装に。使っているのはこのスプレー。定番品ですね。厚めに塗りやすいので使っていますが、これでなくてはならないとは思っていません。プラモ用の方が塗料がドバッと出ないので調整しながら塗りやすいかもしれませんね。
クリアーも柚肌にならないように塗料が垂れるギリギリを狙って厚塗りをします。やはりクリヤーを塗るとツヤが違いますね。最後はしっかり1日乾燥させてから取り付け作業に移ります。
■取付作業。やはり戻してみるとベージュは映える。
しっかり乾いたら取付に移ります。塗装面が柚肌(スプレー吹き付けによるわずかな凹凸)になっているようであれば、再度塗装するか研磨します。
いきなり取り付けの画像なのですが、カパッとはめたところ。なかなか良さそうですね。そしたらシフトノブなんかを戻していきます。
あとシートベルトのカバーも取り付けます。これは柔らかい樹脂素材でできた土台を広げてカチッとはめる簡単な仕組みなんですが、それがゆえに塗装が割れたり、固定部分が剥がれやすいです。
なのでそっと取り付けることと、あまり塗装を厚めにするとパリっと割れるかもしれませんの気をつけてください。
おそらく何度も付け外しはできないと思うので、一度しっかり取り付けたら外すときは塗り直すときだと考えています。笑
リアシートはこんな感じでカバーの裏側は見えないのでOK。
こんな感じでようやく完成。難しくはないですが、塗装している間は乾燥時間があるので数日必要です。その間シフトカバーがないので、車を使わない期間に作業するのがいいですね。