さて今回は実際にめぇさん(パナメーラS)の室内灯を分解しつつ、そのバルブ型を確認してLEDに入れ替えていきたいと思います。
LEDバルブについては自作の物を使っていきますが、先日ぽすけ(ケイマンS)を売却するにあたって取り外した自作LEDバルブがあるので、それはひとまず流用していきたいと思います、ぽすけはブラック×レッドのトータルコーディネートをしていたのですが、手元に余っていたからという理由で室内灯をアイスブルー(水色)のLEDバルブに入れ替えています。
これはめぇさん(パナメーラS)の外装色であるヨッティングブルーとは相性が良さそうなので、むしろめぇさんで使用したほうが良さそうです。笑
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■手始めに分解しやすそうなカーテシランプから確認。
まずはハードルの低そうなところから分解するというのが僕のセオリーです。理由は困難な壁にぶち当たるとモチベーションが下がって数ヶ月やらなくなってしまうので、まずはやりやすそうなところから進めて自分のやる気をキープするという、意識高い人達からしたらぶっ殺されそうな考えからです。笑
ということで各ドアを開けた時に足元を照らすライトから。これは当初ぽすけ(ケイマンS)の時と同じように考えていましたが、どうやら2010年になると構造が変わっているようです。ケイマンの頃はドアについているライトがアッセンブリ(電球のソケット)ごと抜けて、裏側に刺さっている電球を差し替えるという形でした。それがパナメーラでは表面のレンズだけがパキッと外れて、ドア側に刺さっている電球を差し替える形式のようです。
分解は内装剥がしを入れて簡単にできました。レンズのツメはドアの前後方向ではなく、上下方向にあります。
上の写真のような感じ。電球自体は一般的なバルブですね。
ケイマンのアッセンブリの裏から電球の先端を差し込む方式だと、LEDバルブが大きい時にアッセンブリの穴にバルブが入らない懸念がありますが、このようなレンズだけ外れる方式だとバルブのスペース問題はありませんね。
一方でレンズだけ小さなツメで土台に止まっているだけなので、ツメがちょっとでも割れたら固定されなくなりそう・・・まぁポルシェのいいところはこういった小さな部品もディーラーに行けば単体で売ってもらえるところなので、なんとかなります(普通はある程度部品を組み上げたアセンブリ単位でしか売ってもらえないので高くつく)。
電球の頃の右後ろドア。まぁ普通ですね。電球なので暖色です。
先ほどのレンズの画像を見ていただくとわかる通り、透明の部分が乗り降り時の足元を照らし、赤い部分が路肩等でドアを開けた際にドアが開いていることを走行車にアピールします。なので取り付けるバルブはある程度光が広く拡散する物がいいですね。
電球は全方位に広く光が拡散し、どこから見ても光っているのがわかります。しかしLEDは砲弾型やチップなど複数の種類があり、光の拡散特性が異なるので用途によって使用するLEDの種類は変えたほうがいいでしょう。一般的に光を広い角度に拡散するLED(チップなど)は暗く見えがちで、狭い一方向にだけ光を照射するLED(砲弾など)は明るく見えます。
■アイスブルーのLEDバルブに交換する。
もともとぽすけ(ケイマンS)で使用していたLEDはチップなので光の拡散は問題ないと思います。ただアイスブルーのバルブは数が限られており、ケイマンに対してパナメーラは電球の数がはるかに多いことから(シート数が全然違うので)、アイスブルーを使う場所は数が限られます。
今回は停車時にドアを開いた際に足元を照らすライトをアイスブルーにしようと思います。ブルーの外装に相まって特別な雰囲気が出るのではないでしょうか。
ということでLEDバルブを差してみました。おー、明るい。
ここはレンズの中のスペース的にはもっと余裕があります。これは3チップLED2発をつけて1バルブにしていますが、スペースだけ見れば4つぐらいLEDが入りそうです。あんまり明るくしてもしょうがないので2つがコスパ的に良いかと思います。
レンズをつけたところ。赤いレンズって結構減光するんですね。。だいぶトーンダウンですがまぁいいでしょう。ひとまず暗くなってから様子を見て、あまりに明かりが暗ければバルブを白に変えて作り直します。
暗くなったので室内からチェック。ドアを開けようとすると結構明るいですね!
ドアを開けてみて、足元が明るく照らされるでしょうか?
後部座席のドアを開けたところ。しっかり明るく照らされていますね!これなら降りる時につまづくこともないでしょうし、後続車両にも視認性が確保できそうです。地面の桜がしっかりと見えますね。
■アイスブルーのバルブってどーなのよ。好みの問題だけど。
まぁ好みの問題ですが、僕は青色LEDがあんまり好きではありません。最近ではメルセデスが内装のムードランプに青色LEDを使用しているので世の中的にどうかはなんとも言えませんが、どうしてもヤンキー類が一生懸命車に青色ランプをたくさんくっつけるイメージが強いのです。僕の地元にはよく走ってます。
内装は青色LEDで上品に照らせば落ち着いた印象になるかもしれませんが、「とにかく外装にできるだけ多く青LEDつけようZE!前の車も煽っちゃおうZE!」みたいのはちょっと・・・笑
今回使用したアイスブルーならかなり人の心理を落ち着かせる色合いですし上品な印象なのでよしとしました。ボディカラーとのトータルコーディネート上相性が良いというのも大きいですね。ついでに言えば駅のホームの端にこの色が照らされていれば自殺者も減りそうです(東海道線にはある)。
ただしカーテシランプは対外車両に向けて”赤色の後方灯”を兼ね備えているようなので、車検OKかはよくわかりません。。お気をつけて。。