前回までに縫製をほぼほぼ終えたつゆだく(ローバーミニ)のサイドブレーキブーツ。今回は型崩れ防止のワイヤーを入れていよいよ取り付け編です。
ここまでの記事はこちら。
「ローバーミニ:内装レザー化。サイドブレーキブーツ(カバー)作成。~型作成と素材編~」
「ローバーミニ:内装レザー化。サイドブレーキブーツ(カバー)作成。~縫製編~」
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■型崩れ防止に周囲にワイヤーを入れる。
で、いちばん右端がブラウンで縫えていないと思います。これはわざとで、ここから型崩れ防止のステンレスワイヤーを入れていきます。もしかしたら不要かもしれませんが、サイドブレーキを上下する中でこの裾がだんだんめくれるようになってきたら嫌だなぁということでワイヤーを入れます。
ワイヤーを入れるには根気がいりますが、差込口からワイヤーを押していきつつ、先端が引っかかったらレザーの上から先端の引っ掛かりを外す。ひたすらこれの繰り返しです。今回はカーブがキツイのでちょっと大変でしたが、最終的にはちゃんと入っています。左右別々で差し込みました。
この端っこだけブラウンで縫っていなかったのは左右でワイヤーを差し込むためです。たぶん1週まるまる入れるのはキツイかなという判断でした。
ワイヤーが1周入れ終わったら、ワイヤーを入れた口を塞ぎます。こんな感じの切れ端を作ってかぶせて縫うだけです。ただワイヤーにミシンの針が当たると針が折れるので気をつけてください。
■サイドブレーキの軸に取り付けるためのボタンをつける。
最後に取り付け用の金具をつけます。本当はシルバーが良かったのですが、手元にあった在庫がレトロカラーだけだったので止む無くそれを使用しました。まぁ見えない部分なので我慢しましょう。東急ハンズに買い出しに行くのはちょっと手間がかかります。
ボタンホック留めですね。これでサイドブレーキの軸を挟んで留めます。
パチンとボタンを留めてみた画像が下です。なかなか立体的で様になっていると思います。この形にしたのは、サイドブレーキを上げ下げしても裾が浮いてしまわないようにするためで、そのために少し大きめに裾のサイズを設定しています。
ツートンレザーもいい感じです。縫い目はちょっとミスっているところもありますが、人様にあげるものでもないのでそのままにしました。
■取り付けて完成。割といい感じ。
実際につゆだく(ローバーミニ)に取り付けます。もうボタンホックをぱちっと留めるだけの簡単取り付け作業ですね。(ここまで作るには採寸から数時間経っている)
取り付けた感じはいいですね。裾が広いのでシートの下まで入っています。ゴチャゴチャせず、でもサイドブレーキの生え際という見せたくないところをサラリと隠してくれました。上の画像はサイドブレーキを下ろした状態。
こちらがサイドブレーキを上げた状態。どちらも目立った裾の浮きはないので上出来です。
ということで長くなってしまいましたがサイドブレーキブーツ(カバー)の作成どうでしたでしょうか?センターコンソール(というほどのものは何も付いてないが)周りの見た目がだいぶ良くなったので、思わずサイドブレーキの横にセットされていた非常用の赤い発煙筒を外してグローブボックスに入れてしましました。見た目を損なうので。笑
こういうのって欲しい人いるんですかね?そのうちもっと綺麗に作ってイベントのフリマにでも出してみましょうか・・・笑