かれこれ1、2年前からうちのつゆだく(ローバーミニ)のドア内張りは純正のブラックからベージュに張り替えられています。それをまったくアップしていなかったので、今更ながら更新してみようかなと思います。
こちらはドア内装パネルを貼り替える前の画像。ブラックのレザーにブラックのドアハンドルとか懐かしいですね・・・
過去の記事では内装のレザー張替えはわりとアクセスが好評であり、もしかしたらミニの内装って結構経年劣化でやられてしまって張り替えたい人が多いのかもしれませんね。
このページのもくじ。
■本革?世の中はフェイクレザーが氾濫している。
ちなみに純正って「本革シート」何て書いてあったりしますが実際は全然本革ではなくビニール製です。
確かにシートはいい感じの本物っぽい経年劣化をしているのですが、実際生地を見てみると化学合成で作られたものだとわかります。本物の革は裏側が毛羽立っているのに対して、シートの生地では裏面に補強生地が織り込まれていてレザーっぽくないですし、ドア張りについてはペラペラのビニール一枚です。
僕はフェイクレザーが好きではなく、もともとレザークラフトをやっていたので使い込んで味が出ていく革の質感が大好きです。フェイクレザーは使用していると生地の端から糸がほつれるように出てきたり(結局布地のビニールコーティングのようなものなんだと思う)、擦れる角は白っぽくなり、やがてこちらも中の繊維が見えてきます。
なので奮発してカバンや財布等を買う際にはフェイクレザーを使ったものは購入しません。ルイヴィトンのモノグラムも布にビニールコーティングしたものだというのは有名な話で、あの値段で売れるのは恐ろしい世界ですね。。
とはいえ、とはいえですよ。車の内装に本革を貼っていくとお値段的にはキリがありません。自然素材なので均一な色味・硬さの革を大面積揃えるのも業者から購入しなければ容易ではないです。それに昨今は触り心地も含めて、フェイクレザーの本物っぽさはかなり高まっています。
なのでつゆだく(ローバーミニ)の内装にはフェイクレザーを使用します。使用する生地については過去のブログをご参照。
「ローバーミニ:内装のレザー張りをDIYでがんばる。ステアリングカバー編」
■まずはフロントのドア内張りを分解する。
ドアの内張りは結構簡単に分解できます。まぁちょっと解体の写真を撮ってなかったので改めて取り付けの際に説明します。笑
必要な工具はドライバーだけです。ざっくり言うとまずドアのウッドパネルを外します。そしてドアポケットも外します。さらにドアハンドルとウィンドウハンドル類も外します。これらはネジを回すだけですべて外すことができます。
これらを取り外すと、ドアの内装パネルはハマっているだけなので引っ張って外せます。ただ、内装パネルは弱っちょろい合成木板にレザーが貼り付けられているだけなので無理やり引っ張ると土台の板が割れるというか破れそうになるので注意してください。
それは内装パネルが浮かないように、ドアにクリップで固定されているためです。下が取り外した写真なのですが板の外周に白いクリップが生えています。この位置を参考に内装剥がしを使ってテコの原理でひとつずつ外していくのがいいと思います。
これでパネル外しは完了です。家に持ち込んで落ち着いて作業ができます。
次回は元々のレザーを剥がして、新しいレザーを貼っていきますよ。