ずっと前に買ってそのままにされていたロッカーカバーガスケットをようやく交換しようと思います。ロッカーカバーからもオイルが漏れているのはわかっていたのですが、わずかしか漏れないのでちょっと放置気味になっていました。いかんいかん。
ロッカーカバーガスケットの交換はメンテ計画にも入っていましたね。
「ローバーミニ:つゆだくフルメンテ計画。ただしエンジンオーバーホールはキツいな。」
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■まずはロッカーカバーを外す。
ロッカーカバーとはエンジンの上に乗っているカバーのことで、タペット類を守ってくれています。標準だと味気のない真っ黒なカバーなのですが、これはMINIのロゴが入ったシルバーのものや、塗装されたカラフルなものを装着している人も多く、エンジンルームを開けた時に中心に鎮座するためドレスアップにもメジャーなパーツです。
うちはもちろん中身ドノーマルなので黒です。笑
真ん中にある黒い箱がロッカーカバーですね。左右2本のナットで外れます。えーと11/16インチのソケットですね。ナットにはゴムパッキンやワッシャーが付いていて、それをエンジンルーム内に落とさないように気をつけたほうがいいです。
ナットを外したらロッカーカバーをぱかっと外せます。固着して外れない場合はプラハンマーで叩くようにと本にありました。柔らかい金属製のカバーなので、力を加えてゆがんだりしたらアウトです。
上の写真が外したところ。元々ついていたガスケットはコルク製ですね。古くなってかなり硬くなっています。ガスケットとはカバーとエンジンブロックの間に挟まっているパッキンのことです。エンジンに使われるものは特に高熱になるので、耐熱性の素材でなければなりませんし、劣化も早いですね。
こちらはガスケットのフチ。滲み出たオイルが固まっています。これはもう少し早めにガスケットを替えるべきだったということでしょうし、こまめにロッカーカバーのナットを増し締めすべきでした。
■ガスケットってなんの素材がいいんだろね?
ガスケットってコルク製と耐熱ゴム製が売ってるんです。で、どっちがいいかというとそれは一概には言えないみたいで、ローバーミニのメンテ本にもショップによってどっちを勧めているか異なると書いてありました。
ま、つまりどっちでもいいのかなと思っています。笑 好みはあっても、明らかな不都合はないってことですね。
僕は今回ゴム製を購入してみました。その理由は単純に「試してみたかったから」というだけです。あとはコルクは自然素材ですが、ゴムは化学素材なのでなんらか進化を遂げて行っているのではないかと思ったのもあります。消耗品は長くもつほど助かりますからね。
コルク製のが安いですね。
僕が購入したのはこちらのゴム製。コルク製よりは高くなります。
最後にシリコン製も売ってました。やはり時代はシリコンでしょうか。長持ちしそうです。ただ値段はだいぶ高くなりますね。
■古いガスケットの除去。コレが一番大変。
ロッカーカバーを外したら古いガスケットを除去しますが、ガスケット交換ではこれが一番大変な作業です。
手で取れる部分はそれでもいいのですが、コルクがかなり硬くなっているのと、手で剥がすとコルクがボロボロちぎれるばかりですし、部分的にガスケットにコルクが残ってしまいやすいのでマイナスドライバーがおすすめです。
ただし結構硬いのでドライバーより前に指があると結構危ないのと、こういう金属に塗装がされているような場合はフチで手を切りやすいのでかなり注意が必要です。僕はよくAT用オイルフィルターケースで手を切ります。笑
大きいのをまず全部剥がしてしまったあと、それでも接着剤や固まったオイルなんかが残っているはずなので丁寧に取り除きます。こういったものを取り除かないとロッカーカバーのフチ表面がガタつくので、もしかしたら隙間からオイルが漏れてくる原因になるかもしれません。
すべて取り除いたら、指でなぞってみて表面がガタついていないか確認します。綺麗に取りきれないようであればサンドペーパーをかけてもいいかもしれません。僕はかけてみました。
そしてせっかくなので台所用中性洗剤で内側、外側の油分を落としたところが上の写真。ガスケットが付いていた部分は塗装が剥がれまだらになっていますが、表面はかなり綺麗な状態です。
次回は取り付け編です!