前回フロント周りを中心に、色々とメッキパーツを外してきたので暖かい家の中で落ち着いて綺麗にしていきたいと思います。
「ローバーミニ:つゆだくフルメンテ計画。ただしエンジンオーバーホールはキツいな。」
「ローバーミニ:さぁ大変なボディ研磨だ。~コーティング思想と鉄粉除去編~」
「ローバーミニ:さぁ大変なボディ研磨だ。~グリル周り汚れ磨き除去編~」
このページのもくじ。
■取り外せる部品は家に持ち帰る鉄則。
車一台を研磨しきるには結構な時間と体力、そして集中力が必要になります。ましてや僕のやっている環境は冬の屋外。密閉されたガレージで音楽とコーヒーをお供に集中して作業したいものです。
結局のところ1日でやれる作業には限りがありますし、丁寧にやりたいので、家の中で集中してできるものは家でやったほうがいいと考えています。
今回はメッキ部品をいろいろ外したので、それは家の中でゆっくり丁寧に作業したいと思います。
まずは裏面の汚れまで綺麗に落とすために洗剤で綺麗に洗います。リヤのバンパーの裏側はマフラーの直上になるので、結構黒ずんで汚れていました。これは油汚れっぽい感じなので中性洗剤で洗うと綺麗になります。
スポンジやブラシを駆使して、普段洗えないような裏側までぴっちり綺麗にしておきました。
次にメッキ部品ってけっこう歪みがあったりするんですよね。もしかしたら洗車中に力が加わってしまったのかもしれませんし、前のオーナーが歪ませてしまったのかもしれません。ひとまず取れる歪みはこのタイミングで直します。
歪みを直す作業では細かい作業傷が付いてしまう可能性もあるので、研磨は歪みを直した後からやったほうがいいですね。
これはフロントグリル。残念ながら真ん中がゆがんでいます。
手で直すこともできますが、ペンチで端をつまんで直したほうが楽で綺麗に仕上がりそうです。ただし直接ペンチで挟むとペンチのギザギザ模様が残ってしまうのでゴム板や布などを間に挟んでいます。
直したのが上の写真。アルミ部品なので柔らかくて直しやすかったです。思っていたよりも歪みが目立たなくなりました。ここからは磨きに移りたいと思います。
光に反射させながら作業していると、グリルだけは以前のガラスコーティングがまだらな膜になって残っているようでした。厚く残っている部分もあれば残っていない部分もあり、これを研磨で綺麗に落とすには結構な苦労が必要でした。。
どうせ金属の傷は綺麗に除去するのが難しいので、表面の光沢だけを取り戻すことを目標にしています。なのでピカールを使って(9800番のコンパウンドでもいいです)表面を研磨すればいいかと考えていたのですが、せっかくならガラスコーティングの残りを綺麗に取り除きたいので3000番からゴリゴリと磨きました。
若干サビでやられているところもありますね。これはバンパーで、取り付けているボディ側にサビがあるとバンパー側も侵食されます。フロントのフォグランプをつける土台に赤錆が出ていたので、それがこびりついていました。
これは見えない裏の部分なのでサンドペーパーで落としてから作業します。あとは裏面には雨水のシミができていますね。これも見えない部分なので軽く研磨して終わりにします。
見えない部分も防サビのためにガラスコーティングをしますが、汚れさえ取れれば、研磨自体はピカピカにならなくとも良いと考えています。
雨染みもちょっとは落ちましたね。おもて面(外から見える範囲)は普段の洗車とメンテナンスがあるので非常に綺麗な状態でした。
■錆止め作業とコーティング作業。
脱脂したらコーティングしておきます。できれば外に見える範囲。雨が当たりそうなところはなるべくコーティングしておいたほうが良さそうです。付属のスポンジで綺麗にコーティング剤を塗り伸ばした後は、マイクロファイバータオルでムラが出ないように拭きあげます。
メッキ部品はムラになると結構目立つので明るいところでよくチェックしながら作業するといいですね。これで乾燥させておけば完成。
数日経ったら車体に戻してもいいと思いますが、その前に車体側も部品を外した状態で研磨とコーティングが完了している必要があります。その間は当面乗れないですね。。通勤者として使用している間はこのような大掛かりなコーティング作業は厳しいです・・・
塗ってみて傷が綺麗に見えなくなることはないですが、光沢は出ますね。
■リアフェンダーの塗装ハゲ補修。
今回色々と外してみて大きなダメージはみつからなかったのですが、リヤバンパーの下だけ塗装ハゲがありましたので補修しておきます。一応サビチェンジャーを塗っておきます。見えないところなので綺麗な仕上がりにならなくともベタベタと塗っておいたほうが安全です。バンパーが振動か何かで塗装を剥がしてしまったのかもしれません。
僕が使っているのは一般的にどこでも手に入るものです。
ソフト99【補修用品】赤サビ転換防錆剤 SOFT99 |
バンパーと取り付けても見える場所だったら、サビチェンジャーが乾いた後に塗料を乗せておいたほうが目立たないですね。
あとはバンパーと裏から止めているボルト類。これは結構錆びていて、ゆくゆく外れなくなったり、あるいはバンパー側にサビが移っていってしまう可能性もあります。なのでサビチェンジャー漬けにしておきましょう。
一般的にはグリスを塗り込んでおいて空気に触れなくしたりするのでしょうが、次の作業までに砂が大量に付着したり、ベトベトするので僕は好きではありません。。
真っ黒に仕上がったら完成。
他のネジも錆びる前に塗料で黒くしておくほうがいいかもしれませんね。