パナメーラ:保証切れ前に点検に。ポルシェセンターに引き取りに行く。

気が付けば早いもので、めぇ子(パナメーラS)を我が家にお迎えしてから1年が経ってしまいました。去年のこの時期に納車されたっていうのもあんまりイメージが湧かないですね。。

なんだかもっと長い間僕の手元にあるかのように思います。そういう意味ではしっくりくる車なのかもしれません。一方でやりたいこと(DIY)はほとんどできていないです。

まぁパナメーラをDIYでモディファイしようなんてトチ狂った人間は日本にはほとんどいないのかもしれません。Googleで”パナメーラ DIY”を検索するとサイトも画像も、検索上位には結構このサイトが出てきます。笑 車の性格というものもあると思います。911やケイマンあたりだと結構自分でいじっている人もいるのですが、サルーン系はあんまりDIYをやるような客層が購入しないのだと思います。

さて、めぇ子(うちのパナメーラ)はポルシェの認定中古車で購入をしているので、安心の1年保証がついています。その保証が切れてしまう前に一通りの点検をお願いすることにしました。もし今回不具合箇所が発見されれば、それは保証の範囲で直せるということになります。

ディーラーに持ち込んだ時の記事がこちら。持ち込んだのが11月前半ですが、2週間ほどで帰ってきていますよ(長期入院ではありません。笑)

パナメーラ:保証切れ前に点検に。ポルシェセンターに預ける。

■なんとなく調子悪い、を感じ取れるか。

パナメーラに限りませんが、最近の車は複雑な機能を持っていて電装系は触れてはいけない領域です。笑 それらによって搭乗者に余計な情報を与えない(悪い意味ではなく、多少のことは車がカバーしてくれるので人間に不快感を与えない)という点で、非常によくできています。
一方でその裏返しとして、

「なんとなくだけど、今日車の調子が悪い気がする・・・」

というのを感じ取りづらくなりました。特に日本車は晴れでも雨でも、夏でも冬でも一定の運転感覚なので(それは素晴らしい日本の技術だと思う)、なおさらちょっとした不具合に気づくことができません。

車の性格の違いも大いにありますが、うちのぽすけ(ケイマンS 2006年モデル)とめぇ子(パナメーラS 2010年モデル)では全然車から人への情報量が違います。
最新のケイマンがどうかという話はさておき、うちのケイマンはあまり電子デバイスに頼っていない感じがあります。こんな僕でも走っていればエンジンの機嫌、タイヤの空気圧具合、ブレーキローターのサビ、アスファルトの粗さ、ミッションオイルの温まり具合なんかがわかるものです。

それでもトラクションコントロールが上手に効いていたりして、ダイレクトにドライバーがコントロールしているようで、さりげなくデバイスがフォローしているのはポルシェの非常に上手なところなのかもしれません。

一方でパナメーラは電子制御の塊というか、余計な車の調子はドライバーに訴えてきません。快適性重視なのでロードノイズも少なく、ドライバーが拾える情報もそれほど多くはないでしょう。

とはいえポルシェ.A.Gいわく”スポーツカー”なので「運転してる感が希薄にならないような」意識はあるように思います。PASMでスポーツプラスに入れれば、サスペンションがロードインフォメーションを拾ってくれますし、なんとなく車が滑り出しそう(トラクションコントロールが介入しているところ)もわかります。

ただケイマンに乗っているからこそ、なんというかパナメーラの「ブラックボックス感」は常々感じますね。なにか調子が悪いところがあったとしても、メーターディスプレイにエラーが出なければ気づけないことも多いと思います。

おまけですけど、つゆだく(ローバーミニ)は走ってれば「全部わかる」ほど何か具合が悪いとダイレクトに反映されます。かわいいやつ。笑

■問題なさそうだけどめぇ子を点検に。

今回、うちのめぇ子は不具合らしき感覚はないのですが、ディーラーでテスターを当ててみて初めてわかることもあるだろうと思い、点検に出すことにしました。今の車はセンサーとコンピューターの塊なので、わずかな違和感もセンサーが検知してエラーとしてコンピューターに記憶されていたりします。

納車時にいくつか不具合も見つかったので、経年劣化による不具合もあるだろうと考えています。それ自体は悪いことではなく、部品ごとに賞味期限があるので、それに沿って壊れるぶんには想定通りといえます。

パナメーラ:納車していきなり?めぇ子ご入院の件。

今回の位置づけは12カ月点検です。ついでにエンジンオイルも交換してもらうことにしています。どうやら整備工場(委託ではなくポルシェマイスターがいる整備工場)が混んでいたようで、2週間程度預けていました。

僕も急ぎではないのでゆっくり見てくださいと営業さんに伝えていたので全然問題なしですが、「なんか問題あったのかな」と若干不安になりました。笑

結果はまったく問題なし。タイヤもブレーキもバッチリ残っています。これでまた安心して乗れますね。
そもそもパナメーラは頑丈にできていますし、うちのは調子がいいのもわかっているのですが、なんとなく「ブラックボックスで僕が拾える情報が少ない」のが不安になることがあります。他の2台だったらもし不具合があればすぐ気づけるけど、パナメーラは気付けていないのではないかということです。
なのでディーラーのお墨付きがあれば安心できます。

■整備費用の妥当性。

エンジンオイル交換はオイルそのものの値段がそれなりに高く、またポルシェは結構オイルの使用量が多いので結構な金額になっていますが、点検を含めてそれぞれの工賃を見てみれば納得のいく価格だと考えています。

あんな速度の出る車なので、わずかな不具合も命取りになる高いレベルで整備してくれているのと、ポルシェの整備資格を取っている専門の整備士が作業してくださっていることを考えれば妥当な金額に感じます。

とはいえそんな僕の請求書が紙切れに見えるような出来事が・・・

めぇ子(パナメーラS)を取りに行った時に、なんかやたらとフォースを感じたのですね。そしてよくよく見てる見ると・・・

!!!

959・918スパイダー・パナメーラのMANSORYコンプリートカーが3台ならんでいるではないか!!いったいこの列で何億するんだ・・・

ちなみにたまたまMANSORYのボンネットを開けていたので、エンジンルームを覗かせてもらいました。エンジンカバーもフルカーボン、、、う、美しいぜ・・・同じ世代のパナメーラでも違う世界に見えましたね。。

さらに959は言わずと知れた最高に価値のあるクラシックポルシェ。こちらの個体はドイツ本国に送られて、1億円かけてレストアされた後なのだという・・・日本のどこにそんなお金持ちがいるんでしょうかね。

SEIYUで冷凍ギョーザが王将と味のもとで数十円違うのを、どっち買うか悩んでいる僕にはわかりません。。

ちなみに、人様が所有している車なので勝手に写真を撮るのは控えました。いやーあの素晴らしい(恐ろしい)光景はぜひ見てもらいたかったんですけどね・・・笑