さて長々と書いてしまっているポルシェ、ケイマン購入記。いよいよというか、よーやくケイマンにたどり着くところまで話が来ました。笑
これまでの経緯はこちらです。
「ケイマン:昔の話を。若造がなぜポルシェを買うのか。~最初はスープラが欲しかった~」
「ケイマン:昔の話を。若造がなぜポルシェを買うのか。~次はZ、やっぱり大排気~」
「ケイマン:昔の話を。若造がなぜポルシェを買うのか。~そして気づく、ポルシェという選択肢~」
このページのもくじ。
■運命の出会いと恋に落ちるまで。
そこで目に留まったのがケイマン。987ケイマンは2005年に新たに登場したポルシェの2シータークーペラインです。
実はそれまであまりケイマンを意識したことはなく、さらに言えばボクスターと911カブリオレの違いもあまり意識したことがありませんでした(特に水冷初期の涙目世代はボクスターと911のデザインに差があまりない)。
調べていくとケイマンはMR。ミッドシップエンジンで後輪駆動というスーパーカー的パッケージング。まぁ当時はスーパーカーと言えばそういう偏見が僕の中にあったんです。ただそのパッケージングが速さに対して絶対的にいいかと言うと、そうとも限らないことを各社が証明していますね。
サーキット最速を目指しているわけではない僕にとって、MRのもつ意味とはつまり「スポーツカー(しかも2シーター)でしかできないパッケージング」だったわけです。笑
「ポルシェと言えばリアエンジンだろ」
それはもちろん知っていましたし、窮屈でも4人乗れちゃう911は普段使うことを考えると妙な現実性もありました。でも当時全然まだポルシェフリークでもなかった僕は、911を諦めたから妥協してケイマンを買うという気持ちは全然なかったのです(確かに911は高くて買えなかったのは事実・・・)。
■ケイマンを積極的に選びたいポイント。
- 2シーターの軽量な車体
- ミッドシップスポーツ
- スッと流れ落ちるテールライン、そしてその分強調されて盛り上がったリアフェンダー
これらは積極的にケイマンを選択するのに十分な理由でした。
確かにネックがなかったわけではありません。2シーターってのは非常に憧れますが、長く所有していたいという考えがあったので、実用性の観点からためらいもありました・・・
でも、
「ポルシェを買うなら振り切ったエクストリームな選択だ!それなら振り切って2シーター買ったっていいだろう!」
という半ば頭のネジが外れかかった人間になっていたので、その条件もパス。笑
■何色よ、何色かってめちゃめちゃ大事なのよ。
実際に中古車を検索しまくると、2013年当時にたしか2006~2007年式のケイマンが300万円台ぐらい。しかもAT、色はシルバーかホワイト。
いや、ここは絶対MTは譲れない。しかもポルシェを買うかもしれないってこれだけ思いきるなら色も譲れない。
これだけ高い買い物(自分の中で)をして、妥協の結果後悔でもしたら枕に顔をうずめて叫びますね。
カラーのホワイトっていうのは絶大な人気がありました。元々日本市場ではホワイトかシルバーの車がリセールバリュー高いのです。積極的に好きな色として選択する人もいるでしょうが、失礼ながら「当たり障りない、好き嫌いがない」として日本人は地味色を選ぶ傾向があるように思います。だからバブルや、ようやく近年は自己主張としてカラフルな色を選択する人が増えています。
たしかに「ホワイトのポルシェ」というと空冷時代はレアだったのかもしれません。なぜならこち亀で白鳥零次がホワイトのポルシェに乗っており、超レア的な発言が合った記憶があるからです。笑
それも今となってはベーシックカラーですね。
これは個人の意見ですが、やっぱりスポーツカーに乗るからにはカラフルなのがいいわけです。僕は人間小さいので、めいっぱい背伸びしてポルシェを購入するならちょっとぐらい主張したって許してほしいんです。笑
それで当時のラインナップを見ると、色物はレッド、ブルー、イエロー(あとは特別オーダーだったと思う)があるのです。
ふむふむふむふむ。悩む。どれもいい。山口百恵に言わせれば真っ赤なポルシェだろうか。(世代ではありません。テキトーなこと言ってごめんなさい)で、現実に目を向けるとそもそも色物ケイマンってほとんど中古市場に出ていない。あってもATで、しかも値段が高い。MTは譲ってはイケナイ気がする。うーむ、日本というマーケットを恨みます。
やっぱりこういうスポーツカーに限っては色物が高くなるのかもしれない(大衆向けじゃないからと安く買い叩いて、レアカラーとして高く売ってるかもしれません)。
この時点で僕の中の車選定条件は以下の並びです。
- ポルシェがいい
- MTがいい
- レッド、ブルー、イエローのどれかがいい
- 左ハンドルがいい
という感じ。次回はグレードについて考えてみたいと思います。
まだつづく。。