さて、強化オイルポンプの取り付けはゴム製Oリングを注文して待つことになったので、続いてオイルクーラーの取り付け作業に移っていきたいと思います。やることはまだまだありますね。笑
今回は綾乃ちゃん(うちのエイプ)への直接加工です。しかもオイルが流れている大きなケースへの穴あけですから、もう開けてしまったら後には戻れません・・・。いよいよ加工というDIYの本腰に入ってきましたね(加工だからこそ、ショップにお願いすると結構工賃がかかる)。前回までの強化オイルポンプの交換作業はこちら。クランクケースカバーの取り外しもこちらに書いています。
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オイルクーラーは安心の国内メーカーキタコ製。しかも大は小を兼ねる思想ど真ん中の僕は5段をチョイス。50ccからのボアアップは3段で十分なのかも・・・。
オイルポンプを強化したのも、オイルクーラーを追加で取り付けてオイル流路も長くなるうえに、より流量を求められるから。つまりオイルクーラーをつけるならオイルポンプも強化してね、ということです。オイルポンプはデイトナにしてしまいましたが、オイルクーラーはキタコ製。
キタコのオイルクーラーは5段コアと3段コアがあって、おそらく50ccからのボアアップだと3段あれば十分です。でも「大は小を兼ねる」思想のアメリカ人かと思う僕は、とりあえず後悔のないように高価な5段を買ってしまったわけです。笑 真夏もぶん回して乗れるならそれがいいですし、3段で大丈夫なはずですが、その後ハイカムを入れたくなってさらに高回転まで回すようになってしまったとき、熱ダレを起こしたら立ち直れないというのが正直なところ。病気です。笑
ただし原チャパーツとしては結構効果な部類。そもそもショップでは工賃込みで4-6万ぐらいと言われた覚えがありますが、パーツ代も高いうえに加工も必要なので工賃もかかります。ネットで定価より安いものを購入+DIYじゃないと結構ためらう感じですね・・・。
・キタコ製オイルクーラー5段コア:22,548円(これでもだいぶ安く買えている)
安く買ったとはいえ車両本体価格の10%近くです。500万のクルマ買ってすぐ50万ぶっ込むと考えるとインパクトがあります。笑
当然ながらオイルクーラーは「国内の有名なメーカー製を買っておけ」というのがショップの言い分ですし、僕もドレスアップパーツ以外は基本的に中華製品を購入しない(走行系はなんかあったらめちゃ怖い)という人間なのですが、Amazonを見てると5,000円ぐらいでオイルクーラーの本体が出ているわけです。さすがにアルミはアルミでしょうし、複雑とはいえ追加のオイル流路でしかないので、ちょっと漏れてきたら「諦めて帰ればいい」だけで、突然エンジンロックして大事故を起こすわけではないと思うんです。ちょっとネタ的にチャレンジしても良かったかな・・・。笑
クラッチケースカバーの加工にはアルミ用ドリルと、ネジ山を作るタップが必要。ここはややハードル高め。
さてさて、オイルクーラー本体を車体に取り付けるのはめっちゃ簡単なんですが、問題は純正のミッションケース(というかクラッチケースカバー)から外部にオイルを吐き出して戻す出入り口を追加する必要があるんです。これまでオイル漏れに気を使いながら生きてきた僕としては、
「穴を開けてオイルが高圧で通る道を追加するだと!?」
というぐらい抵抗があります。旧車乗りはオイル漏れ怖い・・・。とはいえこれをやらねばオイルクーラーにオイルを送れないので作業していきましょう。ただし新たに僕も工具を追加購入する必要があります。
- アルミ用ドリル(下穴用6.8mm、キタコ説明書の指定は6.7mmだが手に入りづらいので)
- ネジ切り用ハンドタップ(M8 1.25ピッチ)
この辺はコーナンプライベートブランドも含めて、店頭で安く品質の良いものが購入できたのでそれを使っています。ドリルのベースはハンドドリルでもいけますが、電動ドライバがあるのでそれを使っています。刃はやはりアルミを含む金属用がいいですね。樹脂や木材に使う用とは金属への噛みかたが違うので、手持ちが金属用でないなら追加購入した方がベター。新規に購入する際も対象素材に気をつけて。
ガレージで外したクラッチケースカバーは、内側をパーツクリーナーと布で掃除してオイルが垂れないようにしておきます。ところで上の画像のクラッチカバー内側。わりと成形時クラックがありますね・・・そんなもん?
次回は室内でこのアルミカバーを加工してニップルを取り付けていきます。