6月に入ってから次第にご機嫌ナナメな綾乃ちゃん(うちのエイプ)。原因はボアアップによってエンジンの発熱が大きくなったのに特段対策がされていないことによる熱ダレ。まぁ10月から5月までしか乗らないよーんということであればそれでもいいのでしょうが、夏の時期にも乗ろうとすると熱ダレ対策が必須です。
でもほんとに夏の暑い時期に乗るのか、自分?と言いたくなりますが、自問するとちょっと自分でも自信がない・・・。でもほら、僕ってただ乗り物イジりたいというだけの部分もあるので、とりあえずDIYでイジって良くなるものはやってみようよという精神です。納車後1ヶ月点検も終わったので、いざ。(保証期間内に勝手にイジると保証対象外になるから待ってました)
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強化オイルポンプはデイトナ製。なんとApe50の標準オイルポンプから流量が2.7倍!
ボアアップキットもインジェクションコントローラーもキタコ製ですが、強化オイルポンプはデイトナ製のメガオイルポンプを選択。Ape50のノーマルオイルポンプの流量から2.7倍という触れ込みで決めました。Ape100からは1.7倍ということなんで、やっぱりApe50と100では標準のオイルポンプがそもそも容量違うみたいですね。そりゃそうか。
Amazonだと4000円するので楽天で購入。にしてもバイクのパーツって車の感覚からすると安くて助かる・・・。
- デイトナ強化オイルポンプ:2,926円
キットを開けるとオイルポンプ本体、回転軸、そして固定用の六角皿ネジが2本入ってます。なんで標準はあえて小さなオイルポンプがついてるんでしょうね。と思ったんですが、空冷ではオイルが冷却に一役を担ってるとすると、過剰なオイル流量は油圧が高くてオイル漏れを起こしやすかったり、冬場に過冷却を起こしてエンジンを適温に保てないんでしょうね。
とりあえず作業にあたっては車体右側のクランクケースカバーを外すところから。なのでうちの綾乃ちゃん(Ape50)初の本格DIYです。オラわくわくすっぞ。
綾乃ちゃんから初めてオイルを抜く。なるほど、バイクは車よりケタ違いにオイル交換が楽。
クランクケースカバーの中はガッツリオイルが入っているので、まずオイルを全て抜いていきます。やっぱ走行距離も短いからですかね?15年落ちなのにやたら綺麗に見えます。
いつものオイル受けトレイを車体下に置くんですが、クランクケース裏のドレンボルトの真下にはエギゾーストパイプが。なのでそのままドレンボルトを外すとブッかかります。なんでこんな配管配置にしたん?笑 なのでペットボトルの漏斗を使ってエギゾーストパイプに直接かからないようにしましょうかね。最後垂れるぐらいは仕方ないものとします。
先にオイルが抜けやすいよう、黒い樹脂製のオイルフィラーキャップを外すんですが、手で回せるつまみになってるくせに固くて回らない・・・。仕方がないので布を被せた上から工具で優しく掴んで回しました。
オイルフィラーキャップはそのままレベルゲージになっています。ここに油温計つけたいな・・・。まず熱ダレ対策する前に油温計つけろやって話かもしれませんが、とりあえず熱ダレなのは確実なので対策に走ってます・・・。ちなみにオイルというものはオーバーヒートすると適切な管理温度範囲を超えるので性質が劣化(粘度が下がったり)するらしく、クルマだとオーバーヒートしてしまったらオイルも交換すべきと言われています。バイク用オイルとはいえ、基本は同じ話なんですかね?
車体を水平にしてオイルを抜き切るのがバイクのことわりなり。
オイルは布できれいに拭き取っておきました(樹脂なのでパーツクリーナーは使ってません)。
ドレンボルトはクランクケースの底(車体裏)にあります。17mmのメガネレンチでくるっと緩めて、あとはドバッと出てきてもいいように左手で漏斗を持ち、右手でドレンボルトを回していきます。
んー黒いけど、そういうものなんで気にしません。でも購入から走行距離200kmぐらい(とはいえ短距離ちょい乗りのくせに結構走ってる)で、納車時にオイル交換されてから1.5ヶ月とすると、わりと黒い気もします。
今日は夜間作業なので、あとでオイルを処分するときにライトなど当てて金属粉末がどれぐらい入ってるか確認することにします。とりあえずぽたりぽたりとしか垂れなくなるまで漏斗を持ってオイルを抜きます。
ドレンボルトはパーツクリーナーで掃除。あれ、パッキンは一般的な銅製じゃないのね・・・。ちとパッとサイズの合う銅パッキンを用意するの忘れてたので今回は使い回し。基本的にはこのワッシャーは潰れて密着するものなので、ボルトを緩めたら毎回交換するものです(のちに新品のパッキンを手に入れることになります)。
スタンドを立てた状態だとバイクが傾いているので、これを真っ直ぐにするともうちょっとオイルが出てきますが、どうせ今回はクランクケースカバーまで外すので、いったん後回し。オイル交換だったら、ここで車体をまっすぐにしてオイルを抜き切って、ドレンボルトを戻したらオイル入れておしまいです。オイル交換だけならクルマと違って超簡単なDIYでできますね!
次回はクランクケースカバーを外していきます。