テスタロッサに限った話ではないですが、旧車はとにかく部品が高価ですよね。僕はつゆだく（ローバーミニ）からネオクラシック/旧車の世界に入ったわけですが、やっぱりローバーミニほど維持の楽な旧車はないんじゃないかと思うほど、クラシックフェラーリの部品は高い。笑 原価から考えたらほんとハイブランド品ぐらいのマージンが乗ってます。。
ローバーミニは長年設計がほとんど変わらないがゆえに、各世代のパーツは変更が少なかったり、異常に販売期間が長かったこともあって現在も生存台数やファンが多いゆえに、パーツの需要も多いです。なので今でも多くの部品が生産されていたり、チューニングパーツを含めOEM品が大量に流通している特殊な状況なので各パーツの価格が安定しているんですね。なので消耗品のメンテナンスをDIYでやってたりすると、まじで金がかからないなと思ったりします。
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特にフェラーリには、フェラーリ品番とBOSCH品番のようなブランドの違いがある。フェラーリ品番はめちゃプレミア価格。
で、消耗品のメンテナンスでも一番頻度が高く重要なのが、やっぱりクルマの血液であるオイルでしょうね。オイル自体は鉱物性オイルであっても現在供給もあるため価格が高いってことはないですが、てすたろー（テスタロッサ）で最初に頭を抱えるのがオイルフィルター。
フェラーリでは有名な話ですが、フェラーリ純正供給のフェラーリ品番というものがあって、箱とラベルがフェラーリ仕様なだけでバカ高いという代物。ただ機械部品の消耗品類は純正品だろうと生産はBOSCHやらのメジャーな部品メーカーなわけです。そこに存在するのがいわゆるBOSCH品番というやつで、BOSCHのカタログ品番を指していてフェラーリ品番とは違います。でも中身は全く同じもの。
そりゃあBOSCHのようなパーツメーカーからすればフェラーリ専用部品を生産したらコスト効率が悪く、当然ながら他メーカーの他車種も共通の部品を供給しています。でもフェラーリ品番になると突然”フェラーリプレミア価格”になってとんでもない金額で販売されちゃってるんですね。確かにフェラーリ品番での旧車部品供給は限られてますからレア品としてプレミアがつくのはわかりますが、どうしたって消耗品なのでどんなプレミア品を購入してきても長く使うことはできないわけです。
ということでクラシケでもとっていない限り、消耗品はBOSCH品番で検索して入手することが定石ですね。やっぱりクラシケではフィルターひとつとってもフェラーリ純正じゃないといけないのかしら・・・？
今回のオイルフィルターは意外とフェラーリ品番とBOSCH品番で値段が変わらない？というかBOSCH品番なのに高すぎる・・・。
ちなみにフェラーリ品番はググった感じだと、
フェラーリテスタロッサオイルフィルター フェラーリ品番：124228
みたいですね。価格は2.5万とかを見かけますが、2022年2月現在31,320円なんてのも見かけました。今後は円安も含めてもっと高価になっていくのかもしれません・・・。
「え、消耗品のオイルフィルターだよね・・・？」
と言いたくなる値段ですね。というかフェラーリ品番では在庫が少ない分、問い合わせや取り寄せなしにパッとネットで注文できること自体が稀みたいです。。ということで、最初からそのつもりでしたがBOSCH品番で購入したいと思います。
フェラーリテスタロッサオイルフィルター BOSCH品番：0 450 905 601
で検索するとこちらの方が多く出てきますね。特にヤフオクなんかでショップから出品されていたりします。でも価格は、、、思ったより安くないですね。フェラーリ品番とそんな変わらない感じ？うーん。。こういった旧車部品はその時々で相場の変動が大きいようで、もしかしたら数年に一度まとまって再生産されるようなケースがあるとグローバル在庫数に波があるのかもしれません。
今は納車時新品にしてもらったBOSCHフィルターがついてる。今回購入するのは社外品のSGPで半額以下に済ませることに。
たしかに納車時にT-Westで油脂類全交換してもらった時から、現在はそのBOSCH製のオイルフィルターがついてます。どうりで高くついたわけだとも思いますが、このへんの部品には社外品（純正指定の供給メーカーではない）も存在します。テスタロッサのオイルフィルターで言うとSGPが今でも供給があるみたいです。
SGPは124228のフェラーリ品番で検索するとヒットするかもしれません。これだと1個1万円程度で販売されていたので、BOSCH品番の半額以下で入手可能ということに（でもオイルフィルター1個としては高い）。とりあえず2個買っておきました。年1でオイル交換して、2年に1回はフィルターも交換する想定でもあと4-5年分って感じですかね。その頃もどんな価格で手に入るかわかんないですし。。
そして届いたのがこちら。もちろんガスケットリングもついています。しかしデカいですねー。DIYで交換してきたのはローバーミニとF56 BMW ミニでしたから、エンジンもでかいとフィルターもこんなにでかいんだなって感じです。
もちろん接続側はラップがされていて汚れが入らないようになってます。製品の品質は良さそうですね。
今回はすぐオイル交換してフィルターも付け替えるわけではありませんが、こういった旧車パーツは流通が安定しているとは限らないので早めに準備しておいた方がよさそうです。いざオイル交換の直前に購入しようとしたって手に入らないもしくはバカ高い可能性もあります。
とりあえず次回オイル交換はフィルターまで交換するかもしれません。いや、、、でもやっぱりどうかな、、、オイルは走行距離だけじゃなく経年劣化でも交換の必要性が出てきますが、フィルターってオイルの通過量（ほぼイコール走行距離）で汚れかたが決まるので、ほとんど走らないこういったスーパーカーで2年に1回交換する必要あるのかな、と思っちゃいます。完全にフィルターの金額ゆえに心が妥協に走ってますね。いかんいかん。笑
