テスタロッサ:初めての遠出。初夏の高原を流しに行ってみる。高原を窓全開で流すのは最高だ。

(すいません今更ゴールデンウィークの話です)久しぶりにてすたろー(うちのテスタロッサ)でドライブに出かけてきました。日帰りですが初夏の高原、僕の大好きな八ヶ岳へひとり旅です。

とはいえゴールデンウィーク。やはり渋滞が心配ですが、コロナ後の遠方旅行需要なのか、連休谷間の平日を選んだからかわからないですが朝から中央道の渋滞はほとんどナシ!これなら行けると踏んでてすたろー(うちのフェラーリテスタロッサ)のエンジンに火を入れたわけです。

前回に動かしたのはいつだったでしょうかね。クルマを動かさなくともオイル切れ(エンジン内部のオイルが重力で流れ落ち切ってしまうこと)を起こさないよう、2週間に1度ぐらいはガレージ内でエンジンをかけるようにしていますが、やはり走らせるほうが動態保存としては良いですね。前回のドライブはスマホの写真を辿ると3月頭、つまり2ヶ月走りに出てなかったということになります。この2ヶ月仕事忙しかったからなぁ・・・。

スーパーカーは土地勘の薄い場所で給油がキツい。そして100Lのガソリンタンクは無限にガソリンを吸い込んでいく。。

家を出たのはゆっくりめの9時ぐらい。渋滞情報はないものの、やっぱり交通量は多いと思うのでゆっくり流すつもりで出ていきます。

ガソリン残量は半分ぐらいを針が差していますね。どうしようかなーと一瞬迷ったのですが、地方部に行くとこういうクルマはガソリンを入れるのに困ることがあります。

  • セルフのスタンドが少ない(僕は基本セルフしか使わない)
  • ようやく見つけたガソスタも、入り口の段差がキツくて入れないことがある
  • ハイオクだけ値段が異常に高いことがある

結局ガソリン足りなくなって甲府で降りることになるのも嫌なので満タンにしていきます。最近はもちろんガソリン価格が高いですし、なんせテスタロッサはガソリンタンクがデカいのでめちゃくちゃ入ります。満タンで100リッター入るということは170円/Lだったら17,000円なわけです。笑 

テスタロッサの給油

とはいえ途中で足りなくなっても仕方ないので満タンまで入れます。てすたろーで給油してるといつまでもガソリンが入っていくので長い時間が過ぎていきます。。ちなみにテスタロッサの給油口は運転席の頭の後ろぐらいにあって、ドアもエンジンも給油口も全てひとつのキーで開けることができます。

ガソリンが吸い込まれていくこと数分。半分弱あったはずなのに結局さらに1万円分ぐらい入りました。やれやれ。高速燃費は世間に思われてるより全然悪くないのですが、それでも高速代とガソリン代だけで2万円ぐらいかかると思うと高価なドライブになるわけですね・・・笑 行くからにはしっかり楽しんで来ましょう!

谷間の平日は案外穴場だった。渋滞なしで八ヶ岳まで一直線。

交通量は多いものの渋滞で止まるようなことは一切なく、のんびり流していきます。甲府を過ぎてしまうと交通量も落ち着くので車間も開いてずいぶん気持ちは楽になります。とはいえ中央道は2車線でぶっ飛ばせるわけでもないですし、全体の流れの中でたまに遅いクルマを避ける程度に巡航していきます。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

ゴールデンウィークは都内も異常にパトカーが多く、やっぱり高速も覆面がだいぶ稼働している様子。行きに2回捕まっているところを見かけました。フェラーリとかポルシェ(スポーツモデル)とか、わかりやすいスポーツカーに乗ってると普通車よりも厳しい判定基準で捕まえてきたり、執拗に近くを順行されたりするので腹が立ちますが、今どきはセダンに乗ってる人が少ない分だけ高速でたまに現れるセダンを警戒していればまぁそうそう捕まることもありません。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

そして八ヶ岳PAへ。なんとなく昔からここにくると「八ヶ岳に辿り着いたなぁ!」という感じがあって好きなんですよね。ここで八ヶ岳の山々を眺めながらソフトクリーム食べたり牛乳飲んだりするのが八ヶ岳旅行のスタートなのと、特に夏は八ヶ岳PAで降りると高原らしく少し涼しいのが気持ち良いです。今回は清里牛乳をグイッといきます。ここまでてすたろー(うちのテスタロッサ)は快調で、アイドリングも音も安定、もちろん油温水温も安定で、初めての長距離ドライブですがこのままなんの問題もなくいけそうです。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

むしろ長距離を高速で移動するのはクルマにとっては燃焼環境が良く、ガソリンが綺麗に燃え続けることでエンジン内部が綺麗になっていきます。なので長距離走って戻ってきたほうが次回のエンジンのかかりが良かったりすることもあるみたいですね。

やっぱりこういうクルマは出先で停められる場所に困る。行ったことある安心の場所を巡って過ごすことに。

八ヶ岳は毎年来ているので、特に新しいところを開拓しようと考えているわけでもなく、ましてや独りかつ不自由なクルマなのでいつもの場所をいくつか回るぐらいにする予定。こういう地方部に来ると駐車スペースは広くなるのですが、段差があって困ることは結構多いので”行ける場所”というのはある程度頭に入っているほうが気持ちよく過ごせますね。僕は昔は車高を車検ギリギリまで下げたケイマンで来たこともあるので、それに比べたら(ノーズは長いとはいえ)車高下げてないテスタロッサならもうちょっと余裕があります。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

ひとまず高原の道を流すのが目的なので、目的地最寄りのインターよりひとつ手前の小淵沢で降ります。小淵沢だと道の駅とリゾナーレ、それとアウトレットあたりがメジャーですかね。今回は道の駅をサラッと見他だけにとどめました。ここでパン買っとけば良かったなと若干後悔。

リゾナーレは宿泊しなくともちょっと時間潰しに散歩するにはちょうどよく、一方でアウトレットはもうテナントが閑散としてしまっているのに駐車料金を取ってくるので、最近は行くと寂しい気持ちになりますね・・・昔はかなり賑わっていなのですが。

その後はチンタラと高原道を窓全開で流していきます。気持ちいい。もはや八ヶ岳の空気で息しに来ただけなのでこれで帰っても満足です。笑 それとまだ少し道の各所には葉桜とはいえ桜の花が残ってるんですね、これも停めて写真撮れば良かったなぁと後から後悔。。

初夏が最高に気持ちいい高原で愛車の写真撮って、美味しい空気と美味しいランチを食す。最高である。

ひとまず腹ごしらえ。ここもいつもの場所ですが、駐車場が広くて段差もないので安心して停められる場所です。いつもならここでガッツリデカいサイズのビールを流し込んでから拾い公園で遊んだりするんですが、今日は日帰りでクルマなので大人しくノンアルランチ。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

せっかく駐車場の奥はガラガラだったので、ここでちょっとだけテスタロッサの撮影をします。1枚目はよく見ると奥に桜の木が見えますね。

テスタロッサと八ヶ岳ドライブ
テスタロッサと八ヶ岳ドライブ
テスタロッサと八ヶ岳ドライブ
テスタロッサと八ヶ岳ドライブ

緑の多い景色で原色の赤は映えますね!

初夏は旧車ドライブのベストシーズン。キャンプもドライブも今年はタイミングを逃しがちなので、ここから巻き返したい。

初夏は旧車乗りにとって最高のドライブシーズンです。花粉も落ち着いてきて、雨の心配もあまりなく、もちろん融雪剤で汚れる心配も、オーバーヒートの心配もあまりないという素晴らしいシーズンですね。僕のテスタロッサは雨に濡らさないので、梅雨に入ると実質的にシーズンオフなわけです。梅雨の隙間の晴れで出す可能性もありますが、僕の休みの日、かつ家族で何かするわけではない日となるとタイミングが合うことがあまりないんですよね。

夏もクッソ暑いので、冷房が効くとはいえ去年は真夏ほとんど出さなかったと思います。夏の休みはなるべく子供に使ってあげたいのもありますが、あえて肌の弱いイタリア車を日本のキツい夏でめっちゃ日焼けさせることもないかな、程度に考えています。なんやかんやで冷却ファンも回りっぱなしで、渋滞が多いシーズンだとオーバーヒートも心配ですから。

5月後半はスーパーカー・旧車イベントにお声がけ頂いたので、そのあたりでまたドライブに行けると思います。