今年の頭に購入したフェラーリテスタロッサですが、9月にはもう車検・・・。クラシックフェラーリといえば車検のタイミングで色々な修理案件が出て、結果かかった金額に「あべし!!」と叫ぶのが世の中一般のイメージだと思うのですが、実際のところはどうなんでしょうかね?今回は車検に預ける前に簡単に自宅でチェックできるところは見ておきたいと思います。
ということで車検に預ける前にザクっと検査項目をチェックしておきます。車検に預けるときはそうなのですが、たまたまバルブ(ライトの電球)が切れていたり、ウォッシャー液がなかったりすると検査を通すために交換が必要になります。そうすると自分で調達するとのは違って結構な金額がかかるので、こういう簡易な消耗品の対応ぐらいは自分で事前にやっておいた方がよいですね。
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スーパーカーでも軽トラでも車検場での検査項目は一緒。なので事前に自分で簡易的にチェックすべきことも一緒。
しかしなんでか電球(最近のLED車はあまり関係ないけど)というのは車検のタイミングで都合悪く切れていることが多く、やれやれという感じです。今回は直接クルマのセッティング(車高など)をいじっていないのでヘッドライト光軸やアライメントが狂っていることは考えづらく、よってライト類の点灯を中心に簡易なチェックに留めておきます。
車検に向けた事前チェック項目はつゆだく(ローバーミニ)のユーザー車検の時にリストアップしました。車検は2年に一度でいちいちチェック事項を覚えていられないので、以下の記事に記録しています。
ローバーミニ:あかん!よく見たら車検がもうすぐ切れてしまう!!ローバーミニの車検準備とは。
ローバーミニにおける固有の事項もありますが、そこからミニ特有の項目などは取り除いて、テスタロッサを車検に持ち込む前に事前確認する事項は以下です。
■内装の準備
- スペアタイヤを乗せるか、パンク修理キットを載せる
- 発煙筒の有効期限が切れていないか確認
■動作点検
- ヘッドライト周り、テールライト周り、ナンバー灯、ウィンカーの点灯を確認
- クラクションがなるか確認
- シートベルト警告灯・エアバッグ警告灯の点灯を確認
- ワイパーゴムに切れや割れがないか確認
- ウォッシャー液がちゃんと両側出てウィンドウに当たるか確認
- 各所にオイル漏れがないか確認、またひと通りオイル汚れはきれいに掃除
- タイヤが消耗してスリップサインが出ていないか確認
- サイドブレーキが効いているか確認
今回のテスタロッサではライト類の全ての点灯をチェック、それと警告灯、ワイパーとウォッシャー液、発煙等ですね。アライメントや光軸に加えて、ブーツ類の破れなどジャッキアップしないと見れないものも今回は割愛しちゃいました。まぁどっちにしろ今見つけたところで対処ができないので。
そうそう、画像撮り忘れちゃいましたが今回初めてワイパーを動かしたのと、ウォッシャー液も初めて出しました。笑 こういった動作確認ぐらい納車時にすべきだったのかもしれませんが、雨の日に出ることは全くないので使う機会もないので。。その分パイプ中で詰まるかもしれないウォッシャー液がちゃんと出たことにはホッとしました。
点灯チェック。バックランプも含めてこれぐらいは定期的にチェックしておきたい。それと滅多に開かないリトラクタブルライトは、点灯チェックでなくとも降りて見たくなる。
ヘッドライトはもちろんリトラクタブル。
いいですねー、僕は自分でも結果として丸目信者だと自分のことを理解していて、ローバーミニもそうですし、ポルシェ一族もそうですね。もちろんめちゃくちゃ昔の車は電球と光の拡散のためには丸いライトが当たり前でしたが、つゆだく(ローバーミニ)の1997年はもちろん、てすたろー(テスタロッサ)が生産された頃の1987年も丸いライトが当たり前というには最近すぎますかね。その頃はすでにもっとデザイン重視のヘッドライトレンズがいろいろ出回っていたはずです。
そんな中でテスタロッサのヘッドライトは丸目で最高です。個人的な好みでは古いスーパーカーといえばリトラクタブル、そしてF355のようなポップアップして四角いレンズより、丸いレンズ2灯が僕の恋心をくすぐるわけです。
バックライトはエンジンをかけなくともアクセサリーオンでミッションをバックに入れたら点灯確認できました。ただもちろんブレーキランプも確認が必要なので、結局別の誰かに手伝いをお願いする必要があります。一人がブレーキを踏んでもう一人が点灯を確認します。まぁ暗い時にブレーキを踏んだりはなしたりして、車の後ろの壁が赤く照らされる明るさの変化で点灯確認するという手もありますが見てもらうのが確実です。
それとテスタロッサのテールライトはこの黒いルーバーの奥に横長でセットされているので、スモールとバックそれぞれが片側2つずつ電球がセットされています。ちゃんと後ろから点いている感じを見れば2つの電球のいずれかが切れていることも気づけるので、ここはよくチェックしておきます。
ちょっと前から気づいていたけど、左のサイドマーカーが点いてない。バルブを交換して直ればいいけど配線不良だと厄介だ。
さて車検前になんとかしなければいけないものがひとつ。それが左のサイドマーカー不点灯です。
点いていないことに気づいた時は「げげ!配線の問題だったらどうしよう!」と思ったのですが、そんな時はひとまず右と左のバルブ(電球)を入れ替えてみて、それでも点かなければ配線の問題と判断できます。今回はこれで点灯したので単純な電球切れということですね。よかったよかった。
そしたら新しい電球を買って来ればいいのですが、古い車のためかこの形のバルブがホームセンターのカー用品コーナーでは売っておらず仕方ないのでAmazonで購入しました。型番はT4Wのフィリップス製。
交換作業はシンプルで、まずサイドマーカーのレンズをつまんでキュポっと引き抜きます。さらに根っこの部分をそっとレンズから引っ張り抜くとソケットと電球が出てきます。超簡素な仕組みですね・・・。
そしたら新しい電球と差し替えるだけ。LEDと違って点灯していたばかりの電球は高温なので注意してくださいね。手に握ってるのがレンズ部分ですが、これをまたバルブソケットに差し込んで、さらにボディパネルの穴にはめたらおしまい。
反対側のバルブも電球切れを起こしたわけではないですが、いつ切れるかわからない状態だと思うのでついでに交換してしまいました。
最後に車検項目ではないけどアイドリングが1,000rpmで安定していることを確認。調整はいい感じに落ち着いたみたい。
そう、最後にアイドリングの話ですが、先日アイドリング吸気バルブの調整をしてだいたい1,100rpm弱になるようにセッティングしておきました。
テスタロッサ:クラッチを切るとエンジンがストールする症状が出始める。~②出先の駐車場でアイドリング調整をする編~
テスタロッサ:Kジェトロニックの吸気量調整スクリューを回して、アイドリング調整をしてみる。これでクラッチを切った時のストールをなくす。
ただガレージでアイドリングさせていても水温は上がってきても油温までしっかり上がらせることは難しく(もしくは随分時間がかかる)、完全に温めるには走りに出る方が良いです。ガレージでは1,100rpm弱でしたが、車検に持っていくために走りに出た際にはしっかりと油温も上がって、ふと信号で止まって見るとアイドリングは1,000rpmぴったりでした。
これなら調整具合としてちょうどよさそうです。もちろんまったくエンジンがストールしそうな気配もないので、今後もこれぐらいの調整具合を目指せば良いのかもしれません。
まぁできればアイドリングは低い方が(メーカー基準値は1,100~900rpm)住宅地でアイドリングが少しでも静かなのでありがたいので、いずれ一度は900rpm設定でクラッチを切ってもエンストしないかは試してみたいところ。
ということで簡単ではありますが、車検に預ける前に見れるところは見ておいた感じです。