今回は冬の間スタッドレスで過ごしたローバーミニをサマータイヤに履き替えさせ、ついでにDIYで足回りを諸々メンテナンスしておきたいと思います。
いよいよ桜の時期になりましたね。もう冬服もきれいに手洗いして片付けてしまいましたが、こんなタイミングで唐突な寒波やら雪やらがあって毎年困るものです。。以前は3末に箱根に行ったら突然の雪に降られたことも2度ほどありました。
スプリングスキーも良いかなと思うのですが、しっかりと雪の残っている長野の奥や新潟まで行くのは腰が重いですし、近場の人工雪スキー場も結構混んだりするんじゃないかなとも思ってしまいます。まぁ暖かくなるとキャンプなど次のアクティビティが始められるので、限られた休日を埋めるには十分ですかね。
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サマータイヤに履き替える時期が来た。いつまでもスタッドレスを履いていても良いことはひとつもないし。
さて、つゆだく(ローバーミニ)はこの冬の途中からスタッドレスを履いてましたが、これも夏仕様に模様替えをしようと思います。凍ってもいない通常路面でスタッドレスを履いていても、タイヤはすり減るわ、路面は痛むわ、乗り心地もグリップも悪いわで悪いことしかなく、シーズンが終わったら早めにサマータイヤに履き替えるほうが良いですね。結局スタッドレスにしたものの、ほぼ雪を踏むこともなく(スキー場は行ったけど道路まで積雪しているコンディションには出会わなかった)、オーバーフェンダー問題もそのまま放置してしまっていたのでちょっと不完全燃焼です。。来シーズンはもうちょっと考えましょうかね。
ホイールごとタイヤを履き替えさせるだけならサクッと終わる作業ですが、ジャッキアップして4輪外すならついでに足回りの点検や増し締め、グリスアップなどもやっておこうと思います。1月の車検時にそれなりに状態チェックやメンテナンスはしましたが、冬の間にも結構走りましたし融雪剤なんかが悪さをしていても嫌ですから。
それともうひとつ、面倒なのがハイローキット(車高)の調整です。1月に車検のためにガッツリと車高を高く上げて、その後雪山仕様なので高いままにしていました。ミニのイベント行っても周りのミニ達より若干頭が出ているほど高めにしていましたが、サマータイヤに履き替えるタイミングでこれも元通りに下げたいと思います。見た目も安定感も良くなりますからね。しかし全部やるとそれなりに大仕事ですね。
今回は左前後と右前後で作業なのでウマをかけずに、純正ジャッキを使って左右片側ずつ上げる。
とりあえずつゆだく(ローバーミニ)に乗る予定がないタイミングで作業します。それなら途中で時間切れになったり疲れたりしても、また続きは別日にやれば済むので気楽です。ただミニJCWを売却してテスタロッサがやってきてから、かわいそうなことにつゆだくは外置きになってしまいました。
本当ならガレージ内に入れてシャッターを閉めて作業したいのですが、テスタロッサはもちろんパナメーラもコインパーキングに置いてくるのはちょっと嫌かなーと思うので今回は外置きスペースで作業しようと思います(つゆだくが停まっているスペースには他の大きい車は停められない)。ガレージ内の方が人目も気にせず、夜遅い時間でもゆっくり作業できるのでいいんですけどね。。
今回はフロアジャッキじゃなくて純正のジャッキを使います。作業スペースの都合上、左右片側の前後を作業したら車の向きを入れ替えて、もう反対側の前後タイヤを作業します。それならウマをかけずに純正ジャッキで上げるのがいいかなと考えていて、純正ジャッキは車体の中央部を上げる珍しいタイプなので片側前後輪が同時に上がります。なので片側前後を同時に作業するには便利なんですよね。普通は前左右とか、後ろ左右を同時に作業するので出番がないんですが。。
とりあえずジャッキアップしてリヤタイヤを外したところ。ジャッキをかける前にホイールナットを少し緩めておき、その後ジャッキアップしてからナットを取り去ってタイヤを下ろします。純正ジャッキはセットで付属しているホイールレンチを使うとジャッキのネジを回すスペースを確保するためにドアを開けておく必要があります。ドアを開けてジャッキアップするのは車体が歪むリスクがあり好ましくないので、僕はドアを閉めた状態でラチェットを使ってジャッキのネジを回すようにしています。
昔はホンダ車はドアを開けてジャッキアップすると歪んでドアが閉まらなくなると聞いたことがありますね・・・。
定期メンテでやっておいた方がいいことは結構あり、まとめてやっておけばまた当面安心して乗れる。まずはドラムブレーキの点検清掃から。
まずは車体右リヤから。ここでやることは以下のように盛りだくさんです。
- 汚れているところがあればパーツクリーナーで掃除
- ドラムブレーキの点検と掃除
- サイドブレーキの効き調整
- グリスアップ
- ハイローの車高調整
- ボルト緩み確認と増し締め
- ゴム部品の保護剤塗布
とりあえず掃除からですが、まぁそんなに汚れが目立つ場所もなかったのでサイドブレーキのワイヤーとラジアスアームの付け根だけパーツクリーナーを吹いてペーパーで拭いておきました。
次にドラムブレーキを外します。構造上どうしても中にブレーキダストの鉄粉がドラム内に貯まるので、それを掃除しておくのとドラムブレーキシリンダーが劣化していないか確認しておきます。ブレーキフルード漏れの多くはシリンダー両端のゴム部品劣化らしいので、たまにブレーキドラムを外すことがあればチェックしておきたいところ。
上の画像はパーツクリーナーできれいにした後です。下に敷いた紙に黒い液体が流れ落ちていますが、これが鉄粉の汚れですね。ブレーキシューの残量はまだ大丈夫そうですが、ドラム側は内側のシューとの接地面が結構深く削れてきているので交換してもいいかもしれません(この削れた溝が深くなるとブレーキシューをかなり緩めなければドラムが外れなくなる)。
まぁドラムは分厚いし、ブレーキも効いているので交換しなくても困らなそうな感じです。それとシリンダーは今のところ問題ないようでしたが、古いには古いので予防修理として交換しても良いのかも。次回ブレーキフルード交換のタイミングで諸々どうするか決めようかと思います。
ちなみにリヤブレーキの作業手順などを書いている過去の記事はこちら。
ローバーミニ:リヤブレーキシューの点検をしてみる。~まず分解編~
ローバーミニ:リヤブレーキシューの点検をしてみる。~そしてチェック編~
ブレーキドラムを戻したら次にサイドブレーキの効きを調整します。前回の車検ではサイドブレーキ検査で引っかかってしまったのですが、それはドラムブレーキの点検をした際にサイドブレーキを弱めに設定したのが失敗だったようです。
ローバーミニ:ブレーキフルード交換のついでにリヤドラムブレーキの点検。
それとブレーキが摩耗してくるとサイドブレーキは弱くなってくるので調整が必要になります。今回は車検時に車検場でキツめにサイドブレーキを調整してしまったままにしていたので、もう一度適切な強さに再調整します。
ローバーミニ:つゆだく2度目のユーザー車検。今回は光軸とサイドブレーキに落ちて2周する。~②調整して2度目の検査コースに挑む編~
サイドブレーキの調整方法は上の記事で書いていますが、ダイヤルが緩めの状態からサイドブレーキを2ノッチ引いて(レバーを引いてカチカチと2回鳴った状態)調整ダイヤルを締めていきます。ホイールをホイールボルトにかけた状態で手でタイヤを強く回して、サイドブレーキが効いて回らない状態になるようダイヤルの締め具合を調整したらOK。一応サイドブレーキを解除してドラムとシューの引きずり具合も確認しておきました。
次回はラジアスアームへのグリスアップから。次回へ続きます。