とうとうつゆだく(ローバーミニ)にスタッドレスタイヤを導入しました。今回はクラシックミニにおけるスタッドレスタイヤにはどんな選択肢があるのか、そして特にスポーツパックなど13インチを履いているミニで困るサイズの先手串について書いていきたいと思います。
僕は年イチで雪が積もるか積もらないかの都心の生活でわざわざスタッドレスを履くことにあまり肯定的ではなく、「そんな日はわざわざクルマなんて出さなければいい」という考えでした。そう思っていたのですがなんで今回スタッドレスを購入したかというと、子供がある程度の年齢になってきたのでそろそろ雪山を始めようかと思ったからです。
ケイマンミニパナメーラ:東京で暮らしていてスタッドレスが必要なのか?
このご時世でなかなか体を動かして遊べる環境が限られてきている気がして、特に冬は寒いこともあって室内で身体を動かせる施設にも行きたいところですが、そういうところは混雑していてどうしても密集しがち。でも公園で走り回る一辺倒ではバリエーションがなくかわいそうだなと感じています。そこでやはりアウトドアスポーツは親の腰さえ上がれば子供の運動環境を提供できる良い機会だと思います。
まぁそんなタイミングでまた蔓延防止になっちゃったのでなかなか出かけづらくなっちゃったんですけどね。。とりあえず先日イベントでホイールだけ先に調達してきてしまったので、今回はタイヤ選びです(もちろん先にタイヤサイズにアタリをつけてからホイール買ってます)。
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スタッドレスがない時代みたいにノーマルタイヤ+チェーンも考えたが、今はスタッドレス履いてないと雪道でスピードが出ずに周りのペースを乱すかも。
友人の雪山勢に聞くと、チェーンだけだと雪が浅いとか凍り始めの早い段階からチェーンを履く必要があり、なんせ走行スピードが低速なので不便とのこと。現代はスタッドレスがあるが故に超低速ではなく、ある程度の普通のスピードで雪道を走れるようになったということらしいですね。なのでお金はかかりますが、しっかり雪山に行くならスタッドレス+チェーンという安心スタイルにしました。どっちにしろ13インチ幅広タイヤ175/50R13においては該当サイズのチェーンが見つからなかったというのもあります。
それと導入した車は結局つゆだく(ローバーミニ)。まぁこの最低地上高が低くてバレットパーキングにすら入れてもらえない車をあえて雪山仕様に選ぶというところに違和感がありますが、もともとはラリーカーとして名を馳せてきた車なので本来のフィールドに戻ってきたと言えるでしょう(そう自分に言い聞かせ続けている)。
先日売却してしまいましたか、じょんじょん(ミニF56 JCW)については雪山仕様最有力候補(理由はもっとも普通に近い車だから)であったものもの、調べてみると17インチで適切なスタッドレスタイヤがない?っぽく、しかもあまりに攻めた大口径のブレーキを装備しているせいで、17インチ未満にホイールサイズを落とせないということが判明しました。これ以上小さいホイールだとフロントキャリパーにホイールがぶつかってしまうということですね。たしかに洗車の時も指や歯ブラシすら入らないぐらいホイールとキャリパーの隙間が狭く、
「よくこんな干渉スレスレの設計をしたな。。」
と呆れつつも感心したところ。そういうところが好きだったんですけどね。
ちなみにめぇ(パナメーラS)は毎年冬近くなるとポルシェセンターから届くスタッドレスオプションの案内を見るとホイールとスタッドレスセットで80〜90万するので、
「ん、、、?何かの間違いですかね?」
というレベル。よって僕にはつゆだく(ローバーミニ)に雪道を走ってもらうという選択肢しかなかったのです。。
スポーツパックのミニには純正適合サイズのスタッドレスが存在しない。しかも近しいタイヤ幅の設定もない。どうする?
しかしつゆだくにも最低地上高以外にさらに問題がありました。スポーツパック、そしてBSCCや40thのような13インチオーバーフェンダーの限定車には純正ホイールに合うサイズのスタッドレスが存在しないのです。もちろん10インチもないらしいです。なので純正の通常サイズである12インチのホイールを調達して、それに軽自動車などで一般的なサイズのスタッドレスを履かせるしか手がありません。
ただしただ12インチホイールにスタッドレスを履かせればそれでいいというわけではありません。元々ついている純正オーバーフェンダーと全くツラが合わないのです。そりゃあもうアルティメット引っ込みます。スペアタイヤですかね・・・?というぐらい引っ込みます。これを生理的に我慢できるかどうかが肝になります。
ここで今回の主題ですが、ローバーミニで履けるスタッドレスタイヤのサイズについて調べたので書いておきたいと思います。スタッドレスタイヤ選びで悩むのは僕のようなオーバーフェンダー勢だと思うので、純正ホイールに純正フェンダーの人は問題にならないかと思います。
まず純正のサマータイヤにおけるサイズから。
【純正サマータイヤサイズ】
- 12インチ純正:ホイールリム幅4.5J タイヤサイズ145/70R12 外径510mm前後
- スポーツパック/BSCC/40th 13インチ純正:ホイールリム幅6J タイヤサイズ175/50R13 外径510mm前後
というサイズ感です。ただタイヤについては銘柄によって外径が若干変わりますし、違うサイズのタイヤも入りますので”だいたいこのサイズ”という感じです。先日サマータイヤを交換した時のタイヤ銘柄選定と購入について買いた記事はこちら。
ローバーミニ:いい加減にタイヤ替えよう。自分でネットでタイヤを購入して店に持ち込み交換する。~交換時期とタイヤ選び編~
僕はYOKOHAMA A539ユーザーです。国内で正規販売も再開されたので1本1万円ちょいで手に入るようになりました。ありがたやありがたや。
結局145/70R12という通常ミニの純正サイズタイヤを履く。選択肢がないからやむを得ないけど、ほんとは幅広のかっこいいスタッドレスを履きたかったな。
で、僕のつゆだく(ローバーミニ)はスポーツパックなので13インチの幅広タイヤ。そもそもサマータイヤでもかなり選択肢が限られます。ましてやこのサイズでスタッドレスを作ってはいません。なので先ほど書いた通り、僕の場合は12インチホイールにインチダウンせざるを得ないのですが、それは純正13インチホイールからサマータイヤのYOKOHAMA A539を脱がすつもりもなかったので問題ありません。いずれにせよ別途ホイールを購入する予定でした。
ただし問題はタイヤ幅です。せっかく分厚いオーバーフェンダーを装着しているので12インチでも幅広いスタッドレスタイヤを履きたいですよね。そこで調べてみました。ちなみに“175/50R13“の”175″部分がタイヤの幅で、175mmということを指しています。175サイズのスタッドレスが存在しないので少しずつサイズを落としていくと、
【165/60R12サイズ/155/60R12サイズのスタッドレス】
スタッドレス製品が存在しない・・・。つまり165mmという一番13インチ純正に近い幅広感のスタッドレスは存在しません。。さらに縮めて155mmも存在しないっぽいです・・・。
【155/70R12サイズのスタッドレス】
同じ155mm幅ですが何が違うかというと扁平率。60→70にするとホイールサイズは12インチの幅155mmでも、タイヤ直径が1サイズ上がります。そうすると525mm前後の直径になるのですが、車高爆上げならおさまらなくはないかもしれません。ステアリング切った時のフェンダー干渉リスクとスピードメーターズレがあるので正攻法ではなく、車検不適合の可能性もあります。ただこれならいきなりラインナップが増えます。
- iceGUARD 5 PLUS 155/70R12 73Q→外径523mm、適合4.5J、適応4.0~5.0J
- ICE NAVI ZEA 155/70R12 73Q→外径523mm、適合4.5J、適応4.0~5.0J
- WINTER MAXX 02 155/70R12 73Q→外径528mm、適合4.5J
- BLIZZAK VRX2 155/70R12 73Q→527mm、適合4.5J、適応4.0~5.0J
という感じ。悩ましいですが、さすがにタイヤ外径を変えて色々なリスクを負ってまで10mmのタイヤ幅を稼ぎたいかというと「そこまではしないかな・・・どうせノーマルより幅が激狭なのに変わりはないし・・・」という感触。
結局諦めて【145/70R12】という限定車じゃない普通のミニの純正サイズになることに。。これならスタッドレスタイヤ銘柄はたくさんの選択肢があります。。笑
だいぶ細くなりましたね。雪道でのグリップが欲しいのに、逆にタイヤの地面への接地面積がガクッと減ってしまうのは本当にいいんだろうか・・・?まぁ単位面積あたりはしっかりと荷重がかかるようになるので一長一短なのかもしれません。。
次回はタイヤ購入にあたっての銘柄選びと激安で手に入れた価格の話です。