今回はネットで安くタイヤを購入して、それを店に持ち込んで交換作業だけお願いするという形でタイヤの交換を行いたいと思います。実際ネットで購入した方が安い気がするけど、買うだけ買って交換作業で困らないか心配・・・という人の参考になればと思います。
それと僕のつゆだく(ローバーミニ)はスポーツパックという限定車で、オーバーフェンダーにぶっといタイヤを履いています。これがまたその辺の店では売っていない175/50R13というニッチなサイズなので、その辺の販売店で取り寄せるよりもネットで購入した方が安く済むと思われます。同じようにBSCCや40thといった純正13インチの太いタイヤを履いているミニの参考にもなれば嬉しいです。
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タイヤの交換時期って実際どれぐらい?つゆだくは交換時期を過ぎてツルツルにしっぱなし・・・。
決して真似しないで欲しいのですが、つゆだく(うちのローバーミニ)のタイヤはツルツルでとっくに交換時期を過ぎています。タイヤの減り方は走行距離だけでなく、走り方や履いているホイールとタイヤの組み合わせ、アライメント、乗車人数など様々な条件によって異なります。
でもどんな条件であれ、スリップサインと呼ばれる”もうタイヤの溝が残り少ないので交換してくださいね”というマークまで達したらタイヤ交換が必要です。これ以上乗ると溝が浅いので排水性が悪く雨の日に滑ったり、タイヤの接地面が薄くなって最悪バーストしたりします。なので僕みたいにスリップサインが出た後ものんびりと乗っていてはダメです。笑
ちなみにスリップサインの見方ですが、これは万国共通?で、一般的にタイヤに進行方向に対して縦の溝があるので、その溝のどこかに溝を埋める突起があります。これがスリップサインです(スリップサインがある箇所がわかるようにサイドウォールに△マークがある)。ここは溝の中なので地面に接地しないのですが、タイヤの接地面がだんだんすり減ってくるとこのスリップサインが出てきます。出てきた結果タイヤの接地面とスリップサイン突起の高さが揃って地面に接地(摩耗)してしまいます。こうなると”スリップサインが出ている”状態となり要交換です。
こうなると車検にも通らなくなります。ちなみに僕が今ようやく重い腰を上げてタイヤ交換をする気になったのはもうすぐ車検だからですね。。笑 ブリヂストンのサイトで画像付きで解説されているので、スリップサインチェックがわからない人は見てみるといいかもしれません。
https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/groove-depth/
それとあんまり車に乗らない人でも、タイヤの交換は必要になります。停めていようが常に1~2トンの車重がゴムの上に乗っているわけですから劣化もしてきますし、紫外線や寒暖差、乾燥によっても劣化してきます。
過去所有してきた車でいうと、ポルシェケイマンは購入時に既に履いていたタイヤ(POTENZAのなんだったかな・・・)だったこともあり、溝は残っていてもショルダー(タイヤの接地面から側面に向かってカーブしているあたり)にヒビが入ってきたので要交換時期でした。その時は諸々消耗品交換でまとまったお金がかかりそうなタイミングだったので売却。それと今乗っているポルシェパナメーラも納車時にタイヤ新品交換してもらいましたが(ミシュランパイロットスーパースポーツだからこれだけで結構お金が・・・)、溝は全然残っていても5年経ってショルダーにヒビが入り始めています。これも摩耗ではなく経年劣化でいずれ交換になりそうですね。ミニF56 JCWも納車時にタイヤ(ミシュランのプライマシー3)新品交換してもらっており、これはまだ3年経過なのでまだ全然大丈夫ですね。
タイヤ交換目安は3年と書かれていることもありますが、なかなかそんなホイホイタイヤ交換とはいかないのが実情じゃないでしょうか。下の画像は指差しているところがスリップサインですが、まだ溝は残っているもののショルダーのひび割れは始まろうとしていますね。
詳しいことはなんとも言えませんが、やっぱりホイール径が大きくてタイヤが薄い、扁平率が高い、スポーツコンパウンドタイヤはショルダーヒビ割れが発生しやすい気がします・・・。正確に何が原因なのかはわかりませんが。
タイヤローテーションは結構大事。できれば4輪均一に減らしていけると交換時期が揃えられる。
タイヤの偏った摩耗を均一化する方法としてタイヤローテーションがあります。最近あんまりやってる人いないのかも・・・と思ったりしますが、少なくともローバーミニには有効です。まず大前提として前後異形の場合(ホイール径とタイヤ直径が違う、幅が違うなど)はローテーション不可なので注意してください。ハイスペックなスポーツカーだと異形の場合があります。
それとローバーミニのようにFF(フロントにエンジンがあって、前輪駆動)だと特にローテーションは有効です。走る曲がるを全て前輪でこなしていて、しかもフロントエンジンの荷重がかかっているので前輪が後輪に対してかなり摩耗が早いはずです。これをローテーションルールに従って前輪と後輪入れ替えてあげると4輪の摩耗スピードを慣らすことができます。オイル交換と違ってタイヤローテーションはやらなくてもヤバいことにはなりませんし「摩耗した2輪だけ交換すればいいじゃん」という見方もありますが、だいたいタイヤ交換に持っていくと「他の2輪ももう古いのでまとめて交換をお勧めします」と言われる気がします。笑
ちなみにYOKOHAMAの推奨では5,000km走行ごとにタイヤローテーションすべし、ということなので結構スパン短いですね。。僕はそんなに多頻度ではやっていませんが、ローテーション作業について書いた記事は以下です。
ローバーミニ:タイヤローテーションしないといけないなぁと思う。~僕のタイヤ編~
ローバーミニ:タイヤローテーションしないといけないなぁと思う。~実車作業編~
しかしローテーションの推奨ルールに従うと前後左右をクロスするようにローテーションしなければならず、ジャッキひとつだと同時に2輪までしか上げられないので車体を何度も上げ下げする必要があります。もしくはリジットラック(ウマ)も使って4輪あげるのですが、いずれにせよツールが必要でちょっとハードルが高いのかもしれません。なのでリフトのある近くのチェーン店に持ち込んでサクッと作業してもらうのもアリです。
タイヤ選びに苦労する13インチホイール。これまで使ってきたのはYOKOHAMA A539、新しく購入したのもA539だ!
つゆだく(うちのローバーミニ)はスポーツパックという限定車で、13インチの幅広タイヤを履いています。BSCCや40thなどのミニも同じタイヤを履いています。
「この車重とパワーにこの接地面積はオーバースペックだろ!」
と言いたくなりますが、僕はボディカラーとこの大袈裟なオーバーフェンダーに惹かれてスポーツパックを購入したので良しとしましょう!
ちなみに雪の日にこれで走ると面積当たりの接地圧(かかる荷重)が低くて、本当にソリ化するのでやめたほうがいいと思います・・・。もちろん通常路面の走行においてはステアリングはより重くなれど、高速でコーナーを曲がってもまったく滑り出す気配もなく抜群の信頼感で走行できます。一方でレースに目をやるとこの幅広なタイヤで走っているミニっていないですよね。高速で直線を突っ走ると感じるのですが、この馬力に対してこの接地面積は走行抵抗のほうが気になってしまうので、レースやる人は細い普通のタイヤ幅にしてるのかもと思ったりもします。
そんな13インチ幅広タイヤですが、困るのがタイヤ交換のとき。この175/50R13サイズのタイヤって全然種類がなくて、しかも日本で正規に販売されているものはないっぽいのです。。選択肢というと、
- NANKANG(台湾メーカー)
- MAXXIS(台湾メーカー)
- YOKOHAMA(日本メーカー)
の3社が選択肢です。そして台湾タイヤはヨコハマタイヤの半額ぐらいで購入できると思います。笑 僕がこれまで履いていたヨコハマのA539というタイヤですが、この前までは海外専用モデルということもあって定価は1本¥17,800と一般的な乗用車のタイヤ交換よりも結構高額でした。。
しかし!近年YOKOHAMAがクラシックスポーツカー向けとして正式に国内でA539を再販売開始しました!素晴らしい!!ということで実勢価格も結構下がって、僕は1本10,500円で購入。なので4本で42,000円です。若干値段違いますがこの辺のショップで購入した方が取り付け店も提携があって良いかもしれません。
まぁそれでも台湾メーカータイヤからすると倍額近くします。笑 ちなみにYOKOHAMAのサイトに行くとA539のフォトギャラリーにはミニが使われており、もはやこのタイヤはミニ専用かと思うほど(実際はいくつかサイズバリエーションがある)。しかしこのモデルになってるカーキとグレーを混ぜた色のミニ、激渋でめちゃかっこいいですね・・・。純正の丸みのあるオーバーフェンダーもミニに馴染むデザインでいいですが、このエッジの効いたオーバーフェンダーもシャープでかっこいい・・・。
https://www.y-yokohama.com/product/tire/hobby/report_vol9/
僕が高くてもYOKOHAMAタイヤを選ぶのは、何より日本メーカーという信頼感。台湾メーカータイヤがダメだということではないと思いますが(使ったことないのでなんとも言えない)、高速で走る車が唯一地面と接地するのはタイヤなので、ここは高くても自分の信じるものを購入したほうがいいと考えています(ならスリップサイン出たらすぐ交換しろ!と言われるかもしれない)。それと個人的にはこの非対称の波打った独特のタイヤパターンが好きなんですよね。ローバーミニって車体が小さくタイヤが張り出しているのもあって、外から見るとタイヤ面がよく目に入るのでタイヤパターンも気にしてしまいます。そういう意味でこのA539は結構雰囲気作りに貢献してくれてると僕は思っちゃうんですよねー。
次回はネットでタイヤを購入する際の注意点と、実際にタイヤ交換作業を予約して持ち込んでみたいと思います。