うちの次男が誕生日だったのでどこか行こうか、ということで鉄道博物館(通称鉄博:てっぱく)に行ってきました。クルマでね。笑 鉄道博物館なんだから電車で行こうかとも思ったのですが、その日は結構電車が混んでいるであろうことと、ヘトヘトて寝た子供たちを連れて帰ってくる大変さを考えるとやはりクルマで行くことに・・・。
うちは男の子ということもあってか、例に漏れず車はトミカやら電車はプラレールやらに興味があるのですが、今世の中の流行り物はシンカリオン。大宮の鉄道博物館はその舞台で聖地みたいなものらしく、多くの巡礼家族で賑わっています。
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現在のとにかく人気者といえば”E5はやぶさ”。たしかにこのフォルムとカラーは圧倒的なキャラクター性を持っている。
子供達の中でとにかく人気なのが東北新幹線のE5はやぶさ。もちろんシンカリオンで主人公が乗る変形ロボも”はやぶさ”なので昨今の電車界では主役となる存在です。
たしかにこの超ロングノーズで小さなコックピットのスタイルはこれまでの新幹線のスタイルを一新しています。そして僕はなによりこのラムネ瓶のようなオーシャンブルーとホワイトの”かつてないほど爽やかに振り切った”ツートンカラー、さらに差し色にビビットなピンクを入れるというところが、これまでなかった組み合わせかつセンスが良すぎて脱帽なわけです。
また新幹線に限らずこういった大きなものに鮮やかなカラーを塗ること自体が非常に珍しく(危険色の赤は消防、工事現場はイエローがあるがそれぐらい)、実際に近くで見るとその巨体さとカラーが圧巻のインパクトを生みます。このサイズでこの色を均一に、かつ発色良く塗るのはすごい技術だなぁと感嘆です。
ベタ褒めですが、このE5はやぶさは技術もコマーシャル的な要素も含めて革新的だなぁと思う訳です。鉄博には実車が1台置かれていて、普通博物館は現役引退した車両が展示されるものですが、現役車両をわざわざ展示用に生産するというのは(走行系はダミーなのかもしれないけど)かなりお金かかってるなぁと思いました。それだけ広告塔として価値があるんでしょうね。
巨大な実車両を上から撮れるというレアなシチュエーションに僕もワクワクしてしまったのですが、実際に撮った写真を見てみると周囲に人がいなければ模型のように見えてしまいますね。いや人がいてもなおジオラマのようで、もはやパッと見プラレールにすら見えてしまいます。
でもこれはプロダクトデザインとしては凄いことで、プラレールにすら見えてしまうのはボディ外面に一切複雑な構造物がなくツルっとしていますからだと思います。換気や排熱などに必要な、クルマで言うとラジエーターのようなものが全然目に入りません。それだけ技術進歩があってそういったものを内部に設置できるようになったんでしょう。だからこそそこまで複雑な造形でははないプラレールと同じように見えてしまうんでしょうね。
隣に鎮座しているつばさ(で合ってるだろうか・・・。電車は子供に教えてもらうレベルなので・・・)と見比べてみると車体表面構造のシンプルさに大きな違いがあります。加えてその鮮やかで非現実的なカラーリングが、さらに模型のように感じさせるのかもしれません。
いやー、電車ぜんぜん詳しくないのですが工業的な視点な視点で見るとめちゃくちゃワクワクしてしまいました。機械工学化出身なんで。笑 ま、せっかくプラレールではなく本物のはやぶさを見るのだったら、上からより近くで見る方が迫力があっていいですね。
鉄道を間近、というか車輪に手が届く近さで楽しめる貴重な博物館。これは大人がガチで楽しめる。でも触っちゃダメよ。
鉄道の博物館ということで、もちろん機関車もあります。というか充実してます。いまだに機関車トーマスもガッツリ子供たちが見ているわけですから、こういった本物の機関車を間近で見れるというのも貴重な体験。トーマスと新カリオンの影響でこういった昔の機関車と最新の新幹線が人気なわけですが、間の懐かしい鉄道は大人にしか人気がないのか、結構空いてます。笑
それぞれの展示はガラス越しに遠くで見るのではなく、多くの電車が低い高さ(自分が線路の上に自分が立っている視点)から見れるのも楽しいところ。しかも柵もほとんどないのでその車輪部分に顔を近づけてみることができます。
この世代の電車、僕も子供の頃プラレールで持ってましたね。まだ寝台列車も現役で残ってた頃ですし、たしか当時のプラレールはブルートレインがゴムの車輪で、他の一般車両はゴムリングを履いてない車輪だった気がします(記憶が正しければ・・・)。だからブルートレインだけグリップが強くて、たくさん車両をつなげても牽引して走ることができたんですよね。最近のプラレールは全車両ゴムリングを履いてるので牽引力は変わらなくなってしまいましたが。
車輪やサスペンション部分の構造もよく見ることができて、つい見入ってしまいます。それに機関車となると主輪のサイズがめちゃくちゃデカくて、近くにいるとちょっと巻き込まれそうな、轢かれてしまいそうな恐怖感すら感じました。。
車内も結構見れます。車両によっては中に入っていくことができるのですが、おそらくコロナ対策で中に入れる車両は限定されていました。こういったかなり年代の古い車内を見ると鬼滅の刃無限列車編を思い出しますね。笑
子供はどんどん走ってってしまうのでゆっくり見れなかったのですが、どの時代だろう?もっと大正っぽいロマンを感じさせる客車もあります。鉄道博物館の専用アプリがあるので、それをインストールして解説を読みながら見ていくとガッツリ楽しめると思います。特に僕のような仕組みフェチには解説とセットでゆっくりと見たいところです。
そしてやはり圧巻は展示の中心にある転車台とその上に鎮座するSL。思わず子供と3人で「うおー」と言ってしまいました。この真横を通ることができて、触っちゃダメですがその巨大な車輪に手が届く近さで眺めることができます。
その構造を見るとあまりに重厚で、よくまぁこんな重たい鉄の塊が、こんな摩擦抵抗の大きそうな仕組みで動くものだと感心します。ちなみに配線のように這っているのは銅管で、近くで見るほどハンドメイド感を感じます。この銅管ひとつぶつけちゃって中身が漏れたら走れなくなったりするのだろうか・・・とか思ってしまいますね。
そして2階に登るとその大きな展示室が上から見下ろせます。近くで見ると1台1台は果てしなく大きいのですが、上から並んでいるところを見るとジオラマに見えてしまうのだから不思議です。この転車台を囲む画像はテレビやネットで見たことがあるかもしれませんが、実際に目で見ると全く違うので足を運ぶ価値がありますね。
ちなみにこの転車台は飾りかと思いきや、しっかりと回転用のレールがあったので看板をよく見ると、現在は平日のみ実際に回転して見せてくれるとのこと。今回は正直あなどっていたのでiPhoneでの写真ですが、これは次回ガチの一眼レフを持って行きたいと思います。
あー、ついつい鉄道模型にハマっちゃいそう。でもめちゃくちゃ金もスペースも必要な趣味をこれ以上増やすのはマズいので、ここはグッと我慢しておきましょう・・・
あれこれクルマのブログですよね?最後に鉄道博物館にあるつゆだく専用駐車場をご紹介。
最後につゆだく(うちのローバーミニ)の駐車事情。
クラシックミニ乗りの人は軽サイズの駐車場に停める人も多くいるかもしれません。単純にサイズの問題なので入れば軽以外が停めたってなんの迷惑もないですし、軽スペースはどちらかというと空いていることが多いので、駐車場が全般に混んでいると助かることも。
しかし今回の鉄博駐車場。入ってすぐにやたらガラガラの軽スペースが並んでいました。
パッと見てあれ?と思ったのが軽駐車スペースの前後が異様に短い。その違和感は当たりだったようで、画像の外は駐車場が結構混雑しており、ちょこちょこいる軽自動車も軒並み一般車両スペースに停めているようです。やっぱりみんなこの軽スペースの異常な狭さに違和感を感じる模様。
こうなると逆に停めてみたくなるもので、端っこのスペースに入れてみたらピッタリ!もはやつゆだく専用スペースかと思うレベル。笑
僕が停めたあとにようやく別の軽自動車が1台このスペースに入ってきたのですが、ちゃんと輪止めまで下がっているのに全然前がはみ出てますね。笑 逆にこれだけぴったりとつゆだくだけが収まるとめちゃくちゃ気持ちいいです。
ちなみに最後の画像は帰宅時。現在の鉄道博物館は時間帯別に入場制限がかかっていて、事前に各時間帯に予約して入場するのですが、退場時間に制限はないので朝からだんだん人が増えていって夕方にはクルマが溢れていました。最近の軽は規定サイズギリギリの最大限のサイズで設計することが多いですが、しかしまぁこうして並べてみると軽ってデカイんだな・・・なんて思ってしまいました。。